早見純作のエロ漫画おすすめ5作品|見どころや口コミ・レビューを紹介

早見純作のエロ漫画おすすめ5作品|見どころや口コミ・レビューを紹介

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コタロー編集チーム
エロ漫画・アニメなど、オタク趣味のディレクターとライターで構成されたチームが作品の隅々までレビュー。軽いエロからハードエロまで、シコれる作品を紹介していきます。基本的に好きな作品や、シコネタのルーティンになっているオススメばかり!コミケ参加は不可欠で新刊チェックも日々行っています。
みなさんは早見純先生の作品を読んだことありますか。早見先生の作品は一言で言えば「エログロ」です。現代にエログロ漫画を描く作家はたくさんいまが、その中でも一際目を引き、異彩を放っているのが早見純先生です。エログロを読んだことがない方は不快に思うかもしれません。でも読み進めてみると、早見先生の作り上げた異形の世界にきっと虜になり抜け出せなくなることでしょう。今回は選りすぐりの作品をご紹介します。


人気のエロ漫画家・早見純とは





早見純先生は広島県出身で、少年サンデーで漫画デビューをしています。少年漫画を経て1983年に作風を変えて劇画で猟奇的な作品に切り替えていきました。作品の中では少女が惨い事件に巻き込まるようなタブーな物が多いです。

しかし、その内容がサブカルファンにはウケていました。内容が過激なために東京都が指定する「不健全図書」となりますが、それが逆にさらに人々の興味の的となり話題に上がる漫画となりました。

早見先生の作品は残酷で悲惨な内容で、それを模倣する者が出てくるのではないかと世間では言われていました。しかし実際は、早見先生が描いてきた陰惨な内容を超えるもっと惨たらしい犯罪が横行するようになりました。早見先生は自分の妄想は所詮、現実には敵わないと思い始めて現在では絵柄を変えてほのぼのとした作品を描きたいと言っていています。


美しき屈折





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猟奇的な作品が多数


「美しき屈折」は2008年に発行、198ページに数話が収録されている作品に作品集です。内容はグロ系・ダーク系のエロ漫画が好きな方には絶対に期待を裏切らない作品集になっています。中には早見先生には珍しい男性同士の話もあり、読み応えのある一冊です。

女性の陰惨な姿が売りの作品なのに、それ以上に男たちが女性がよりも目立っています。男の身勝手ないやらしさ実行しようとするときの表情が、リアルにキモイです。描かれた時代の服装やヘアスタイルなどの絶妙なダサさが、悲惨な物語をさらに盛りあげています。


簡単なあらすじ


収録作品の「涼子よ眠れ」と「黄色い海」をご紹介します。

「涼子よ眠れ」…ある日、若く美しい女性が車で連れ去られてしまいます。その女性の父親はいつまでたっても帰ってこない娘を心配していました。そしてある日父親の元に一本のビデオテープが届けられます。父親がビデオを見てみると娘の涼子が覆面を被った男に手を掴まれて男根を握らされている様子が画面に映りました。映像はそこで終わりましたが、そのビデオは3回続けて届けられ…。

「黄色い海」…プール授業の時に一人青い顔をしている女子生徒がいました。そこへ悪ふざけでいたずらをしてきた女子生徒のせいで少し漏らしてしまうのでした。誰にもバレないと思っていた「漏れ」でしたが、その様子を付き合っていた男子生徒に見つかります。そして自分の前で漏らすように命じられてしまいます。


見どころ(ヌキどころ)はココだ!


大変申し訳ありませんが、この作品集でヌキどころはありません。もしこの漫画でヌケる方がいるのならその人はかなりの強者です。でも見どころはたくさんあります。注目してもらいたいのは早見先生の描く女性です。全てとは言い切れないのですが、出てくる女性はいつも不安そうな顔をしています。突き抜けるような元気な女性はまず見たことがありません。

何故でしょうか、この不安そうな顔を見ているとますます虐めたくなる衝動にかられてしまいます。早見先生の漫画はムラムラというよりは、心の奥に隠れていた残酷な気持ちを呼び覚ましてくれる作品が多いです。


早見純「美しき屈折」の口コミ





早見先生の作品を読みたいと思う正直な気持ちは、誰にも抗えません。




紹介した作品よりもっと悲惨な作品があります。どこからどう見ても閲覧注意です。




スク水はスク水でも早見先生のスク水はひと味違います。スク水ファンは要チェック!




読み終わった後は震えて眠ることになるでしょう。


マドンナのしずく





「マドンナのしずく」の詳細(R18)はこちらから


男の妄想を丁寧に描き上げました


「マドンナのしずく」は2008年に発行され、11作品が収録されています。この本の特徴は、男性の妄想を丁寧に描き上げているところです。その妄想の描写は「キモさ」を超えて芸術の域にあります。

そして、男性が隠し持っている粘着質な部分も実に細かく描かれていています。読んでいると最初は不快に思っていた男性にもいつの間にか共感が持てるくらいになってきます。

「マドンナのしずく」は早見先生いつもの陰惨な作品は少ないです。登場する女性は酷い目に合わされるものの死ぬようなことはありませんので、ファンの方は少し物足りないかもしれません。でも早見先生作品を読んだことのない方は、悲惨なシーンがないこの本から読み進めると良いでしょう。


簡単なあらすじ


収録作品の「悲惨な土曜日」をご紹介します。

急に振り出した雨に動くことができず、雨宿りをしている女子校生がいました。そこへ偶然に元担任の村本に声をかけてきます。少女は、雨がやむまでうちにきなさいと家に招かれます。村本の家に入るとアルバムを見せられました。そこには少女の写真も入っていました。

女子高生は立ち上がりトイレに行こうとすると、今日は使えないと村本に言われてしまいます。そんなことを言われて戸惑っていると、刃物を持った村本が女子校生の手首を強く掴み「大人しくしろ」と脅してきました。怖くて動けなくなった女子校生は力なくへたり込み村本の言いなりになってしまいます。そして我慢していた尿意も限界がきて…。


見どころ(ヌキどころ)はココだ!


ヌキどころはやはりありません…と言いたい所ですが、僅かにあります。僅かなので見逃さないでください。村本が女子校生を後ろから抱きかかえて制服のスカートをたくし上げて下着に手を入れてアソコをクチュクチュ触っています。ここが唯一のヌキどころです。この時の村本の顔がとても陰湿で男のいやらしさを全面に出している所は早見先生ならではの表現の仕方だなと思わず唸ってしまいます。

みなさん自覚はないかもしれませんが、男はいやらしいことを考えている時や、している時は村本のような顔をしています(笑)。早見先生が書く男性の表情をじっくり見てみてください。これはもしかして自分ではないかと思えるくらいリアルに描かれていますよ。


早見純先生の作品の口コミ





どちらも売れっ子漫画家だと思うのですが…。




サブカルファンは読んでみてください。絶対に早見先生の作品を好きになります。




贈呈されたお友達はきっと感謝していると思います。


あどけない迷宮





「あどけない迷宮」の詳細(R18)はこちらから


いつもより控えめな作品集/h3>
「あどけない迷宮は2008年に発行されており、全部で12話が収録されています。「あどけない迷宮は」いつもの早見先生の猟奇的な作品に比べればエロが多めな感じがします。性器の描写もいつもなら黒く塗りつぶしてあるような感じなのですが、「あどけない迷宮」では割とハッキリ見えています。早見先生の作品は劇画タッチなせいもあり、かなり丁寧に細かく描かれていますので、肉体の感じや固さが伝わってきます。

早見先生の作品をエロ漫画として読むのは難しいです。でも「あどけない迷宮」は劇画タッチのエロ漫画として読むことができますので、興味があったらぜひ読んでみてくださいね。


簡単なあらすじ


収録作品「今夜も誰かと」をご紹介します。

門限時間をはるかに超えてしまい父親に怒られる美香子。父親は娘があらぬことをしているのではないかと疑っています。男とホテルに行っているのではないかと美香子に問い詰めると、美香子は「お父さんは私をそんな風に見ているの?私は彼とまだ手も繋いだことがないのよ」と涙を流しうつむくのでした。

しかし美香子は男性と付き合っていました。美香子は父親に叱られている間も男性の性器のことを考えていました。口に咥えこんだ時に喉に当たる感触、男性の肛門を舐めていた時などを思い出していました。そして美香子は今までの普通のセックスでは飽き足らず、これからはいろんなセックスをしてみたいと好奇心を持つのでした。


見どころ(ヌキどころ)はココだ!


ヌける作品は、あらすじでご紹介した「今夜も誰かと」以外はないです。他の作品は控え目ながらも残虐で、少女が裸になる場面があっても「エロ」とは言い難いです。「今夜も誰かと」は、残虐性がなくエロだけなので安心してヌケます。美香子がセックスを終えて小さくなったペニスをもて弄びながら父親に電話する姿は、たくさん経験をしてきた百戦錬磨の大人の女性そのものです。女子校生なのにとてもエロくてドキっとしてしまいますよ。

ヌキどころではないのですが、この作品の中でたった1コマだけ女の子の可愛い顔を見ることができます。男性と別れる時に「Bye-Bye」と言ってニッコリ笑っているコマがあります。絵の気が抜けていて丸みがあり小さいです。あれだけクリトリスが見えたり、毛がモジャモジャしていたり、射精したりと劇画タッチでねちっこく描かれていたのに、いきなり丸っこい可愛い絵が現れるとちょっと得した気分になれますよ。


あどけない迷宮の口コミ





婚約を破棄…。でもそれで良かったかも知れませんね。だって早見先生の作品をこれから心置きなく楽しめるのですから。




血が広がったり、飛び散った場面はまるでカラーで見ているかのように鮮明に目に映ります。




早見先生の作品を読むと、自分はずっとこんな作品を読みたかったんだと分かります。




ぜひ、全部読んでみてください。心が真っ暗になりますよ。


卑しく下品に





「卑しく下品に」の詳細(R18)はこちらから


切なくなる作品集


「卑しく下品に」2008年に発行された作品集です。作品は心にジワジワと切なさが押し寄せてくるようなものが多くて、いつもの惨たらしい作品ではなくて早見先生の違った側面を見ることができるでしょう。目を覆いたくなるような早見作品を見てきた方は、「卑しく下品に」を読むと「あれ?早見先生って本当は心がキレイな人なのな?」と思うかもしれません。

タイトル通り「卑しく下品」に思える作品が多いですが、その中にポツリポツリとある早見先生の純な部分を見つけながら読むという楽しみ方ができますよ。


簡単なあらすじ


ふたつの作品をご紹介します。

「セカンドインパクト」
引っ越しをするために不動産屋と一緒にアパートを見て歩く少女。4件目のアパートの前に立った時「嫌な予感」が頭をよぎります。部屋に入ると不動産屋がズボンのチャックを開けてモノを出していたのです。あっという間に強姦されてしまった少女がぐったりしていると、強調するさらに不幸な出来事が起こってしまいます。

「フィーリングカップル」
好き同士で付き合い始めた男子学生と女子学生。しかし女子は結婚するまで「性交は絶対にしない」と男子に告げます。したくてたまらない男子は相手の性器を妄想し始めます。その強い妄想と相手に対する思いが女子学生に届いた時、女子の身体に異変が起きてきて…。


見どころ(ヌキどころ)はココだ!


「卑しく下品に」でヌケるおススメ作品は「フィーリングカップル」です。男子学生の好きな女子への思いが半端じゃないです。思いと言うよりは「念」で女子の身体に入り込むのですから、思春期の妄想は大したもんです。

一見、変態じみたこの作品ですが、ものすごく共感できます。思春期の頃って確かに女子に対する強い念のような思いがありました。みなさんもきっとあったハズです。この作品で思春期に戻りヌてみるのはどうでしょうか。

他にも収録作品の中に「誰にも言えない」という近親相姦をテーマにしたのがあります。読んでいて胸が潰れるような作品で、切なくて悲しくなります。また、早見先生は巻末に作品への思いを綴っていていますのでこちらもぜひ読んでもらいたいです。そのページで漫画家「早見純」ではなくて人間「早見純」の心を少し覗くことができますよ。


「卑しく下品に」の口コミ





惨たらしいけどなぜか興奮しちゃうのが早見先生の漫画です。




そうそう、「一冊二冊惨殺」もかなり面白いです。




悲惨でおぞましい作品の中に見える、早見先生の人生観を探ってみてください。


変態少年 純の幸福な日々





「変態少年 純の幸福な日々」の詳細(R18)はこちらから


純少年の劣情を綴った作品集


「変態少年 純の幸福な日々」は2008年に発行された作品集です。内容は主に「純」の性に対する思いが描かれています。純とは早見純先生のことです。この純少年ですが、妄想力が半端無いです。そして信じられないくらい行動があります。タイトル通り純少年はかなりの変態で、読んでいると度肝を抜かれるくらいです。

現代はインターネットですぐに女性の裸を見られます。でも純少年の時代はそんな便利な物はなかったので、妄想だけが頼りだったのです。そう考えれば純少年の妄想はとても健全にものかもしれません。最近、ネットのエロは飽きてきたという方は、純少年の妄想力を見習うために「変態少年 純の幸福な日々」を読んでみてはどうでしょうか。


簡単なあらすじ


純少年は「性」にとても敏感なお年頃です。家庭教師の先生に「早見君に…」と言っただけで「クンニ」と結びつけますし、大きいバナナを頬張る所を見てはドキッとしてしまいます。カルピスは濃いのと薄いのどちらが好きですかと聞いて興奮することもあります。更にはスケッチを日本語で何と言うかと聞いて、「写生」と答えたのを聞いて射精をしてしまうほどでした。

純少年には誰にも出きないような特技がありました。それは妄想だけで、そしてペニスに触ることなく射精が出来ることです。これは修行に修行を重ねた結果なのだと自負しています。純少年は妄想だけでは飽き足らず、自分の願望を遂げるために好きなクラスの女子にストーカーとなり女子が排泄した便器に顔をつけたりと変態の限りを尽くすのでした。


見どころ(ヌキどころ)はココだ!


ヌキどころはあまりないです。でも見どころはたくさんあります。純少年の妄想で描く女性の裸がどんなエロ本より、アダルトビデオよりもいやらしく早見先生によって表現されています。純少年は確かにかなりの変態ですが、読み進めて行くと不思議なことに純少年に感情移入してしまいます。

きっとみなさんもそうなるに違いありません。何故ならみなさんも純少年のように女性をいやらしく妄想した時期があるからです。「変態少年 純の幸福な日々」は少年の頃の純粋な気持ちに戻れる作品です。


>変態少年 純の幸福な日々の口コミ





必死過ぎる純少年がたまに可愛く見えます。




これだけ性に対して振り切れたら人生幸せですよね。




みなさんも読んでみて、大いにビビってください。


早見先生の作品は芸術性のあるエログロ


いかがでしたか?エロくてグロい作品ばかりですが、読んでいると何故か引き込まれてしまうほどの中毒性があります。それは早見先生の作品が丁寧に描きこまれていて芸術的な部分があるからです。早見先生の作品は発行されて10年以上経っているのに、いまだにファンが多くエログロファンには絶大な人気があります。

早見先生の作品を読んだことがない方はぜひ読んでみてください。そしてエログロ漫画の不思議な魅力に浸ってみましょう。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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