アダルト業界の頂上決戦「AV OPEN」の熱狂ぶりを振り返る【レポ】

アダルト業界の頂上決戦「AV OPEN」の熱狂ぶりを振り返る【レポ】

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新人AV女優大好き。
ヌキ山シコ太郎
横浜在住のアラフォー男子(バツイチ)。AVライター歴15年。20代前半からほぼ毎日、新作AVのチェックと風俗通いが欠かせない生粋のエロ男。新人AV女優の風俗在籍情報を特定するのに定評あり。最近では、新人AV女優の石原希望が大のお気に入り。

新人AV監督が競い合う「チャレンジステージ」も開催!

また、第1回と第2回では若手のAV監督を対象にしたコンテスト「チャレンジステージ」も開催。こちらの賞でも、なかなかぶっとんだAV作品がエントリーされました。


第1回のチャレンジステージで優勝したのが、ナチュラルハイの「裸の大陸」(ザックン監督)。AV女優をアフリカ大陸に連れていき、現地の稀少民族の男性達と中出しファックさせるという、壮大なAVドキュメンタリー作品でした。


他にも、フィクションと出演女優の実体験(トラウマ)を上手く混ぜて構成した「少女は挿入される生き物」や、24時間ぶっつづけでAV撮影した「24 REAL SEX」など、かなり実験色の強いタイトルが並びました。現代のAV界では撮影NG必至の貴重な作品ばかりですが、多くは入手困難(未配信)となっています。


【AV OPEN 2007】不祥事で、翌年から開催中止に……

第1回の盛況ぶりを受けて、翌年も連続開催された「AV OPEN 2017」。しかし、ある出来事がキッカケで、しばらく開催休止となってしまいます。


最優秀AV作品は「特殊浴場TSUBAKI」(エスワン)


この年の優勝を飾ったのが「特殊浴場TSUBAKI」(エスワン)。総勢12名の専属女優が、男性に風俗プレイでおもてなし……という、今ではポピュラーとなったハーレムソープものですが、当時のAV界では斬新かつ豪華な企画作品でした。


なお、この作品はエスワンの伝統シリーズとなり、2019年末にも三上悠亜や天使もえなど、専属女優9名が共演したハーレム作品がリリースされています。


この年に惜しくも準グランプリとなったのが「芸能人♥デビュー!! きこうでんみさ」(クリスタル映像)。元祖・アキバ萌え系アイドルとして人気を博していた、女性タレント・きこうでんみさのAVデビュー作です(※上記画像はデビュー2作目)。

MUTEKIブームが起こる前とあって、元芸能人だった彼女のAVデビューは大きなインパクトを与えました。現在でも、深田えいみ(天海こころ)や一ノ瀬もも、永野いち夏など、地下アイドルからAVに転向する女優は多いですが、まさに彼女はその先駆けと言えるでしょう。

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メーカーの不正行為が発覚!AV OPENは休止状態に……


エスワン作品が2連覇を飾った「AV OPEN 2007」ですが、当初は「芸能人 琴乃 初・体・験 完全240分」(SODクリエイト)が優勝と発表されていました。ところが、その後にアダルトDVDの大量の自社買いという不正行為が発覚します。

東京スポーツがSODクリエイト代表に噂について確認したところ、
1万6000本の自社購入を認めたというもの。

自社購入も社員が購入するとライバル社に見つかる恐れがあるとして、
社員による購入は約3000本程度。
残りは便利屋に発注して計6000万円近くの経費をかけて購入したという。
引用:安田理央の恥ずかしいblog(アーカイブ)


東京スポーツなどの報道によれば、SODクリエイトが自社購入したのは1万6000本。AV OPENでは「売上本数:約3万3000本」と発表されていたため、約半数を自社買いしたことになります。

この不正行為によって、SODクリエイト作品が失格になっただけではなく(エスワン作品が繰り上げ優勝)、コンテストの信頼性も大きく損なわれてしまい……。その後のAVオープンは2014年まで消滅状態を続けることとなってしまいます。


【AV OPEN 2014】小向美奈子の出演作が堂々のグランプリに!

7年の時を経て、2014年に復活したAVオープン。総勢76メーカー・79作品が参加し、史上最大規模のコンテストとなりました。

なお、この回からIPPA(知的財産振興協会)が主催となり、授賞式も同協会の主催イベント「Japan Adult Expo」の一環として行われました。

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最優秀AV作品は「ぶっかけ中出しアナルFUCK!」(ムーディーズ)
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