カンヌ最高賞!レズの愛を描く問題作『アデル、ブルーは熱い色』(動画)

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『アデル、ブルーは熱い色』という映画をご存知ですか?カンヌ映画祭のパルム・ドールも獲得した作品ですが、テーマはなんとレズビアンの同性愛です。その性的描写は過激であるにもかかわらず、本当の愛というのは何かということが根底にある作品です。


レズビアンを題材とした映画『アデル、ブルーは熱い色』とは




『アデル、ブルーは熱い色』はアブデラティフ・ケシシュ監督、アデル・エグザルホプロス演じるアデルとレア・セドゥ演じるエマの二人の女性の愛を描いた作品です。レズビアン同士の恋愛を題材としながらも、フランスの社会背景の問題や本当の愛とは何かを問いかける奥深いストーリーで、第66回カンヌ国際映画祭で最高賞のバルム・ドール賞を受賞したほか、多数の映画賞にノミネートされました。


『アデル、ブルーは熱い色』:テーマは主人公アデルの情熱的な人生


『アデル、ブルーは熱い色』:テーマは主人公アデルの情熱的な人生

この作品は主人公アデルとエマの同性愛を描いています。アデルは、普通に男性の恋人もいる、どこにでもいそうな高校生でした。しかしある時、ブルーの髪をした美しい女性エマと偶然に出会います。現在の恋人との関係に満足していなかったアデルは、エマのことが頭から離れず、ある日ゲイバーへ出かけエマと再会します。エマはレズビアンを公言する美大生でした。アデルはレズビアンの道に目覚め、意気投合した二人は次第に恋に落ちていきます。

二人は同居を始め幸せに暮らしますが、やがてエマのそばには旧友の女性リーズが現れ、アデルは次第にエマとの間に距離を感じるようになります。アデルとエマの間には育ってきた社会も違いました。アデルはその寂しさから男性と浮気をしてしまいますが、それをエマに目撃されてしまいます。エマは激怒し、アデルを家から追い出します。

数年後二人は再会しますが、関係が復活することはありませんでした。アデルはまだエマへの気持ちが残っていて、エマもそれに気づいています。しかしエマはリーズとの生活という、自分を貫く方を選んでいたのです。


『アデル、ブルーは熱い色』:写実的な性行為シーン


『アデル、ブルーは熱い色』で一躍話題となったのは、レズビアンである二人の性描写シーンです。予告編動画の一部にも登場していますが、かなり大胆に性行為中のシーンが映っています。




アップのキスシーンだけでも鳥肌が立つほどです。性描写のシーンは約7分ほどあり、一切BGMもありません。ごまかしのない映像は臨場感も抜群です。この作品に通して言えることですが、アップで映される二人の表情がとても美しく、引き込まれる要因となっています。


『アデル、ブルーは熱い色』:美しさの裏側の制作秘話


これほどまで美しい世界は並大抵の製作ではなかったことが出演者サイドから伝わっています。映画は当初1~2ヵ月の撮影期間が想定されていましたが、最終的には5ヵ月半を要しています。また作品内の多くの部分を占める美しい性的描写のシーンには偽の性器を使用して写実主義にこだわりました。そのためか完成後には監督と主役の二人の女優に確執が生まれたと伝わってくるほどでした。しかしそういった背景があったからこそ素晴らしい作品に仕上がったのかもしれません。


過激な性的描写が話題になりましたが、主役の二人の魅力に引きこまれていき、単純に同性愛という域を超えて愛とは何かをも考えさせられる映画でした。愛にタブーなんてない、そんなメッセージがこの映画から感じられます。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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