アダルトVRの世界とは|業界通や記者などの専門家が語る新感覚「エロ」の魅力

アダルトVRの世界とは|業界通や記者などの専門家が語る新感覚「エロ」の魅力

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この記事を書いた人
孤高のAVソムリエ
桜小路すばる編集チーム
小3でオナニーを覚え、河原で拾ったエロ本でヌキまくる少年期を過ごす。生まれながらのコミュ障体質が幸いし、青年期も彼女よりAV好き。20年来のAV鑑賞歴を活かすため、panpanでAVレビューを中心に執筆してます。最近はVR作品にドハマリ中。別名義でDMMレビューも書いてます。
あまりのリアルさに多くの人を驚かせることとなったVRは、アダルト業界にも進出し、すでに数多くのアダルトVRコンテンツが発売されています。家庭用VRとしてはアダルトVRが一番普及しているといっても過言ではありません。アダルト業界に詳しい人や専門家から見たアダルトVRの魅力とはどのようなものなのでしょうか?


アダルトVRとは

アダルトVRとは
まずVRとはバーチャルリアリティーのことを指します。現段階では、専用のゴーグルをつけて専用のコンテンツを見れば、目の前に架空の現実がリアルに広がっているのがバーチャルリアリティーです。

そしてアダルトVRとは、VR技術を使用してみるエロ動画のことで、まるでAV女優と一緒の空間にいて、セックスをしているかのような感覚で楽しむことができるコンテンツです。そのリアルさは、一度アダルトVRを見ると、アダルトビデオには戻れないといわれるほどです。

多くのアダルト動画サイトがアダルトVRコンテンツも発売しており、またアダルトVR専門のサイトも増えてきています。また新しい映像ハードが発売された時に、それを爆発的に普及させるのがアダルト業界と言われているので、アダルトVRもVRコンテンツの普及に一役買う存在として注目されています。

アダルトVRを楽しむための手順を解説|疑似セックスをするまでの簡単4STEP

「リアルな女性が抱けなくなっちゃう」

「リアルな女性が抱かれなくなっちゃう」
「このままでは私たち抱いてもらえなくなる!?」女性漫画家がアダルトVRに抱いた危機感 |日刊SPA!

ここで紹介する記事は女性漫画家の鈴木詩子さんが書いた記事です。彼女はよラジオ番組で南海キャンディーズの山里亮太さんがアダルトVRについて熱弁しているのを聞いているうちに

ちょ、待てよ……と“女の危機感”が発動。仮想現実とはいえ、そんな風に美女たちと次から次へとセックスまがいのことが出来てしまったら……ブスやデブやおばさんはどうしたらいいの?
引用:日刊SPA!


という危機感に襲われVRゴーグルを購入し、アダルトVRを体験することに。ドンキでVRゴーグルを買った鈴木さんがまず見たのは5人の女子高生に囲まれるハーレム感満載の作品でした。女性でもそれが架空の現実なのを忘れてしまうほどで、

女のコのひとりが私の股間に手を伸ばしてきて、思わず「そ、それはダメー!!」と叫んでしまった(笑)
引用:日刊SPA!


というほどのリアル感だったそうです。

ただ他の作品では顔を動かすとピントがずれてしまうという欠点が気になった様子です。ただ、ピントがズレてしまうなどのVRコンテンツのトラブルは徐々に解消されてきていて、クオリティも上がってきています。

最終的に、

本物の女性を脅かすほどの脅威ではない!(……はず)
引用:日刊SPA!


と感じたようですが、その技術と工夫には納得した様子です。

まだまだ発展途上のアダルトVRですが、いずれ技術が向上すれば一度見てしまうともう二度とリアルな女性が抱けないと感じる人も出てくるかもしれませんね。


「エロがVR普及のカギとなる」

VR普及のカギはやっぱり「エロ」 最新アダルトVRのスゴい世界|J CASTトレンド

一方こちらの記事ではアダルトVR展示会のひとつ「AVRS 2017 in Tokyo」でもアダルトVRを体験した記者がアダルトVRが持つ可能性を紹介しています。2016年までは技術はありつつもなかなか普及しなかったVRは安価なゴーグルが売り出されたことでSNSやゲーム分野で普及するようになり、その中で伸びしろがあるとされているのがアダルトVR分野です。

大手動画サイトDMM.comがアダルトVRに乗り出したのを皮切りに、AV大手メーカーがアダルトVRを楽しめる個室をオープン。またアメリカの投資会社では将来的にアダルトVRがアダルト部門の売り上げの半数を占めると予測しています。

先ほど紹介した記事では女性目線で女性にとっての脅威ではないと書かれていましたが、展示会に参加した男性の中には

「これがあればもう彼女はいらないと思えるような完成度でした。買いたいけどどっぷりハマってしまいそうで怖い」
引用:VR普及のカギはやっぱり「エロ」 最新アダルトVRのスゴい世界


と感じている人もいるので、そのリアルさは想像以上なのかもしれません。まだVRの技術は発展途上ですが、かつてエロがVHSを発展させたように、VRの将来もアダルトコンテンツが握っている可能性が十分にあるのです。


「アダルトVRはコスパが悪い!?」

「事情通「2次元こそコスパ悪い」…アダルトVRの夢は挫折しつつあるのか? 業界に通じたA氏に訊く黎明期アダルトVR史とAV業界の“閉塞感”【インタビュー】」 | 電ファミニコゲーマー

一方でこちらの記事ではアダルトVRの事情通がアダルトVRの抱える問題をかなり論理的に解説しています。この事情通はアダルトVRがリリースされて2年弱の間大きな発展は見られていないと考えているのですが、その原因は下記の問題にあるとしています。

1. 酔ったり疲れたりなどするため長時間視聴に向かない
2. 女優のギャラ以上の編集費がかかる
3. データ容量が膨大になる
引用:電ファミニコゲーマー


アダルトVRがVR技術の発展のカギを握っているという考え方もあれば、期待するほどの進化は見られないだろうという考え方もあるのが現実です。まだアダルトVRの規格が統一されていないことも問題の上、エロDVD市場を支えているのは50代と言われているのですが、その世代はネットに疎いというのも市場規模が拡大しない原因と考えられています。また個室を持っていない人は安心してアダルトVRを楽しめないのも難点ですし、終わったあとに我に返った時に空しく感じてしまう人も多いようです。

この事情通はいずれ生身の女性を抱く方が二次元より安くなる時代が来る可能性があるとも言っています。どれだけアダルトVRがリアルになっても男女がセックスをするという行為自体がなくなることはありませんし、男性はそもそもエロ動画に幻想を抱きたいという気持ちがどこかにあるからこそリアルを求めていないのではないかと分析しています。

本物に近い本物じゃないものに価値はありません。見た目は本物と区別つかなくても、人工ダイヤモンドなんて誰も買いませんよね。つまり本物を犯したい層と、フィクションを楽しみたい層は分かれるんです。フィクションを楽しみたい層は本物を求めていない。
引用:電ファミニコゲーマー


今後アダルトVRが発展していくかどうかは技術的な問題だけでなく、男性側の心理的な問題も大きく関係してくるのかもしれません。こういった心理的な問題だけでなく、アダルトVRは時間が短い作品でも従来のエロ動画よりは高いですし、リアルにしようとすればするほどコストがかかりコンテンツが高くなるので、様々な問題を考慮した結果、結果的に3次元の女性を抱く方がコスパがいいという考え方もできるのです。


個室がない人を救ってくれるアダルトVR個室

「6時間待ちがゼロに!? アダルトVR動画が体験できる大混雑の個室鑑賞店はいつが狙い目?」 | 日刊SPA!

2016年末に大手AVメーカーであるソフト・オン・デマンドがオープンさせた個室アダルトVRルーム「SOD VR」はオープン当初6時間待ちになるほどの盛況ぶりでした。その後VRルームの増設が行われ、現在では午前中など時間帯によっては待ち時間なしで利用できるようにもなっています。

こちらの記者はSOD VRで実際にアダルトVRを体験し、いろいろな作品と体勢を試していますが、結局いきついたのは

4人の女優さんが登場するタイトルでは、うたい文句にもある通りの「360°女の子に囲まれる動画」。右も左も女優の裸。どの体勢でも必ず裸を見ることができた。
引用:日刊SPA!


アダルトVRは現実のようなリアルさが体験できる一方、個室を持っていない人にとってはなかなか利用しずらいのが現状です。個室を持っていてもゴーグルをつけてオナっているときに家族や彼女が入ってくる…なんてシチュエーションは想像しただけで嫌ですよね。そんな人を救ってくれるのがアダルトVR個室かもしれません。


AVの進化は現場の努力

「これからのVRアダルト作品はどう進化していく?「AVオープン2017」からその傾向が見える【カリスマ男の娘・大島薫】」 | 日刊SPA!

この記事は男性なのにAV女優としてデビューもした大島薫によって書かれています。2017年8月にはAVオープンが開催され、並行してVR-1グランプリも開催されました。ここでグランプリを撮った作品は多くの人に好まれる構成ということで、今後のVR制作に大きな影響を与えると考えられています。

ちなみに第一位に選ばれたのは「どこを向いても裸の美女だらけ!AV史上初!360°3D映像!極上美女14人に囲まれ前後左右全てから責められる超高刺激!今まで体験したことのない究極ハーレムSEX!」でした。

〇VR-1グランプリの結果詳細は以下
「AV OPEN 2017のVR-1グランプリの結果 」 | AVオープン2017公式サイト

また彼によるとVR制作の現場は普通のAVを撮影するよりも大変だそうです。VR作品はカメラ割などもないので、NGがあれば撮り直し、女優も男優も15分から20分の作品に全力で挑んでいます。また男優に関してはこんな努力もあります。

AV業界ではよく「勃ち待ち」、「イキ待ち」という単語が飛び交う。AV男優はプロとはいえ、生理現象を仕事にしている。どれだけ優秀な男優でも思うように勃たないときや、イケないときも出てくるものだ。
引用:日刊SPA!


ただアダルトVRの場合、カットや編集ができないので、男優の勃ち待ち、イキ待ちはできません。確実にイかなくてはいけないプレッシャーの中で男優は戦っているのです。アダルトVRの発展は男優や女優の努力なしにはあり得ないでしょう。


アダルトVRが原因の少子化はありえなくもない

「現場に潜入!“アダルトVR”はこうして作られる」 | AERA.dot

こちらの記事でもNGが出ると撮り直しになってしまうVRの現場について伝えています。私たちからすればたった15分と感じてしまいますが、15分の演技をカメラの長回しで行うのはベテラン女優・ベテラン男優でもなかなかできることではありません。アダルトVRの現場では撮り直しが連発することはよくあるのです。

この記者は、実際にVRコンテンツを体験した感想も書いています。女性に免疫がないと自負していると言っていますが、そんな彼が体験した仮想現実の感想はこのようなものです。

アダルトVRが登場し始めた当初、「VRに夢中になる男性が増えて少子化に拍車がかかるのではないか」などという声があった。記者は「所詮は映像作品であり、大げさなのではないか」と思っていたクチだが、実際に体験した今ならば言える。ありえない話ではない。
引用:AERA.dot


と言っています。エロ動画にリアリティを求めていないと考察していた人もいましたが、人の捉え方はひとそれぞれですし、実際にそのリアルさを体験してアダルトVRが原因でセックスから遠ざかる人が来る日も遠くないのかもしれません。現場は常に技術やクオリティの向上に力を入れています。やはりアダルトVRはこれからの発展が楽しみな分野なのです。


まとめ:アダルトVRのおかげでAV界の未来は明るい!

アダルトVRに対する厳しい意見を持った人もいましたが、多くの人がアダルトVRはこれからどんどん伸びていく分野だと考えています。女優・男優・スタッフなど現場にいるすべての人が努力を続けていますので、これから先アダルトVRはもっと発展していくでしょう。今後のAV業界を牽引していくのはアダルトVRに違いありません!

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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