風俗で稼げない女性たちが行き着いた悲しい末路【元ソープ嬢の手記】

風俗で稼げない女性たちが行き着いた悲しい末路【元ソープ嬢の手記】

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この記事を書いた人
テクニックで愛される
ピースフルえりこ
大人の恋愛小説や映画に刺激され、実生活でもスリルと興奮を求める女子ライター。元々は小説家志望でネタ探しも兼ねて自分でいろんな恋愛やセックスを試してましたが、その経験はpanpanのコラム記事で活かされることに。最近は妄想を膨らませる一人エッチにもはまっており、女性向けラブグッズのレビュー記事も書いています。赤裸々な私の本音を届けます。
風俗で働く女性に苦労はつきもの。楽して稼げるものだと思われるかもしれませんが、なかなかそううまくは行きません。今回は元ソープ嬢である風俗ライターSさんの独占手記を大公開。風俗でなかなか稼げない経験をした女性が行き着いた悲しい末路を紹介します。赤裸々すぎて見るのが苦しくなるかもしれませんが、これがリアルな風俗嬢の実情なんです。これから風俗店で働こうと思っている女性は一度ぜひ読んでみてください。


元ソープ嬢の私は現役時代もあまり稼げず苦労していました

皆さんは風俗嬢というと、給料が高いとお思いではないですか?確かに普通にOL勤めするよりかは高い給料をもらえるとは思います。しかし、裕福になれるかというとそうでもないというのが実情なんです。

ソープ嬢として働き出した当初は今までもらったことのない給料をいただき、嬉しく思っていました。しかし、私はあまり指名を取れず苦労しました。自分で言うのもなんですが、そこまで悪い容姿ではないと思っています。しかし、なかなかうまく行かなかったのです。なぜそうなったのかは後から記述しますね。

指名が取れないと、フリーのお客様をお相手することになるのですが、そもそもその店はそこまで繁盛している感じではありませんでした。1日にほとんど客がつかないなんてことも珍しくなく、そんな時は「早めに帰れ」と指示されることも。もちろん、その日は給料0円。なんのために行ったのかと帰り道寂しい思いをしていました。


沖縄のソープ店は全国的に見ても給料の相場が低かったのです

私が働いていたのは沖縄県の某ソープ店。沖縄には那覇市に辻という有名なソープ街があるのですが、私が勤務していたのもその一角にありました。沖縄のソープ店は激安〜高級ソープまで様々ありますが、風俗嬢の子はほとんど給料をもらっていないのが現状なんです。

原因はいくつか考えられますが、第一にあげられるのは沖縄自体が平均所得が少ないこと。風俗に限らず、あらゆる職場で給料が低水準であることが社会ニュースにもなっています。

厚生労働省の2015年毎月勤労統計調査によると、5人以上の事業所の平均給与(支給総額)が、沖縄県内は約24万円で全国最下位となっている。全国は約31万円で、約7万円の開きがあり、77%にとどまる。沖縄は10年来最下位が続いており、低賃金社会が固定化している。
引用:平均給与、沖縄最下位が続く理由 垣間見える「格差社会」 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス


沖縄県の人は給料が少ないので、風俗店にそもそもお金をあまり使えないんです。観光客目当てに商売するということもありますが、沖縄観光に来て風俗に行こうと考える人は少ないのでしょうね。私が勤務していた頃も、どちらかというと地元の方がよく来店されていました。


そもそも私がソープ店で働きだしたきっかけは楽して稼げる仕事だと思ったから

ここで、私がそもそもなぜソープ店で働き出したのか書いておきましょう。風俗で働く女の子はみんな「借金を抱えていて」とか「親に逃げられ働く場がなくて」などと思っている方もいるでしょうが、私の場合はそんな壮絶な過去はありません。強いていうなら、父と母が10年前に離婚してシングルマザーのもとに育ちはしましたが、別にそれが理由ではないのです。非行している訳でもなく、ごく普通の女の子と行った感じでした。

もともと専門学校を卒寮してサービス業として勤務していました。いわゆる観光産業ですね。国際通りあたりにある観光客目当てのお店で接客業をしていたのです。ただし、先にも書いた通り、沖縄での給料はかなり低賃金。サービス残業して遅くまで残って仕事をしている割にあまり稼げてないなと思い、体力的にもしんどかったので、他の仕事を考えていました。

そんな時になんとなく思ったのが風俗なら楽して稼げるんじゃないかということ。もちろんガールズバーとかキャバクラとかそういった水商売も考えたのですが、あまりお酒が強くないこと、人と話すことがそんなに好きじゃないことを考えると、まぁ風俗でもいいかなという軽い気持ちで風俗業界を考え出すようになりました。


しかし、現役時代の月収は最大25万円とそこまで稼げませんでした

風俗求人サイトでソープ店を探して、なんとなくデザインが可愛くてここならいいかなと思って応募したのが、私が働き出すことになる店舗でした。最初お祝い金が出るということも書いてあって、それも魅力に感じた一つのきっかけです。しかし、今思えばこのお店探しの時にもっと慎重になっていたらよかったなと後悔しています。

私が働き出した店舗は店側と女の子側で給料が折半でした。60分で1万円ちょっとの料金設定だったので、1時間フルで入って自分へのバックが5000円ほど。他のソープ店に比べるとだいぶ少ないですよね。当時は働き出したばかりで1時間働いただけで5000円ももらえるなんて!と嬉しく思ったのですが。というのも、それ以前の職場がサービス残業も含めて換算すると時給600円そこらだったので、10倍近い給料に歓喜していたのです。

私はもともと体力に自信もないので、1日6時間ほどしか入ってなかったのですが、うまく指名もらったとして1日に3,4人のお客さんを相手することがほとんどでした。そうすると1日で2万円も行かないくらい。週3日で働いていましたが、月給換算しても最大25万円程度と別にそこまで高くはありませんでした。


男性客にNSを強要されることもしばしば

私は働いていた当時、どうも腑に落ちないことがありました。それはどう考えても私より容姿もスタイルも劣ると思われる女の子がバンバン指名をとっていたこと。よっぽどテクが良いのか、接客態度が良いのかと思っていましたが、実際は違いました。同僚の女の子にこそっと教えてもらったのです。

他の女の子はどうやって指名をとっているか。実は隠れて裏オプションなるものをやっているとのことでした。通称・裏オプ。お店の正規のオプションと別に、お客さんと女の子の中だけで決めたオプションをつけることです。その子がやっていたのは「NS」。ノースキンの略で、どういうことかというと、ゴム無し、つまりコンドームをつけずに挿入する行為のことです。

その子はいくらか料金をつけて裏オプをしているとの噂でしたが、中には無料でオプションをつけて指名客を増やす子もいるようでした。そうでもしないとなかなか指名って取れないものなのですかね。私にとってはゴム無しなんてもしものこと考えたらとても無理でした。誰だか分からない人の子を孕むなんて…想像するだけで寒気がします。

こういった裏オプションが当たり前になっているからか、お客さんによってはNSを強要してくる人も出てきました。「◯◯ちゃんは生でやらせてくれたよー」「コンドームつけるのめんどくさいな」「コンドームなしでやらせてくれたら次もまた指名するから」と謳い文句をあげてくる客はまだましで、当たり前のようにコンドーム無しを強要してくる客もいてかなり迷惑をしていました。


ストレスで仕事がきつくなり給料も低下。だんだんと悪循環に…

給料もそんなに高くない上、マナーの悪い男性客が増えてきて、そろそろソープで働くことに限界を感じていました。お店へ行くのがとても憂鬱になり、理由をつけて休むこともしばしば。しかし、私は当時ソープ店でしか働いていなかったので、そうはいっても生活のためと最低週2回は行くようにしていました。

週2回だと給料は20万を切るように。それでも、以前働いていた職場よりかは稼いでいましたが、決して楽な生活はできていませんでした。それどころかサービス業時代は賄いがあったため食費を工面しやすかったのですが、ソープ時代は食費がかさみます。自炊する気力を失っていて外食やお酒に走るように。昔はお酒が弱くてほとんど飲まなかったのに、当時は毎日のように飲まないとやってられないような生活になってました。

お金が苦しくなると、カップラーメンやスーパーの惣菜などで済ませることが多くなり、だんだんと体も壊すように。ソープ店で働いていると男性客の風邪をもらうケースもあり、生理的に無理な時はストレスも重なり、といった形でどんどん悪循環になっていました。


ソープ店での一人の男性客との出会いがさらなる悲劇をもたらすことに

そうしてソープ店で働くのをそろそろ本気で辞めようかと思っていた頃でした。ある出会いがさらに私を悲劇へと導いていったのです。

珍しくネット指名をもらった私。(当時、私はネットに顔写真を晒しておらず、ネット指名をもらうことはほぼ皆無でした)ネット指名をもらうと給料が高くなるし、自分自身を評価してもらえたという喜びもあって、多少浮ついた気分でいました。

ご対面したのは、30代後半の紳士的な雰囲気の男性。お客さんは野性味あふれるような方か、アキバ系引きこもりの男性が多かったので、清潔感がある感じに好印象を抱きました。プレイの最中も丁寧に接してくれるので、嫌な気は一つも起こらず、私自身も楽しめたというのは本当に久々の経験でした。

プレイが終わって終了時間まで少しあったのでちょっと話すことに。ちょっとした世間話程度でしたが、弾みました。「またぜひ遊びに来てくださいね。」と言ってその後2回もまた遊びに来てくれたのです。続けて本指名をしていただき、だんだんと私は心を打ち解けていくようになりました。


彼から甘い話〜愛人契約〜を持ちかけられ…

3回目の彼との接客が終わる頃、彼からある甘い話を持ちかけられました。それは「ここで働くのは辞めて、私と契約を結んでくれないか」というもの。いわゆる愛人契約ですね。今のソープ店での給料もそれとなく不満げに喋るくらいの仲になっていた頃。その話を受けて、彼が提案してくれたのです。

契約内容は月30万円で好きなタイミングでセックスしてくれたらいいというものでした。彼は自称・青年実業家で裕福そうでした。彼とのセックスは全く苦痛ではなかったので、私にはもったいないくらい良い話だと感じました。一応店内だったのですぐに承諾はしなかったものの、私の心はその時すでに決まっていました。

連絡先を交換し、後日カフェで待ち合わせ。お茶を飲みながら話していくうちに二人の距離がさらに近くなったように感じ、契約を正式に結ぶことにしました。同時に私はソープ店を辞める意を伝えます。店側は引き止めて来ましたが、振り切るようにして退店。これを機に私の人生は良くなる!そう思っていました。


彼に逃げられ、妊娠していたことが分かり…私には何も残らなかった

最初の月は30万渡してくれた彼。しかし、彼がお金の援助をしてくれたのはこれが最初で最後でした。1ヶ月半半同棲して気が向いた時にセックスしていた私。こんな生活が続くと思っていました。今、思えば彼に思い切り依存していたのだと思います。

ある時、彼からの連絡がピタリと止まり、彼の家に行ってもずっと留守状態に。2週間ほど経ったとき、マンションの大家さんを訪ねると、彼はもう沖縄を離れたのだと告げられました。大家さんの情報では彼は単身赴任で来ていたサラリーマンだったらしく、転勤先が変わるからマンションを出たと言われたとのことでした。

2ヶ月にかかろうとしていたので、愛人契約である月30万ももらいたかったのですが、それ以上に彼を失った喪失感の方が強く残りました。なんのあてもなくなった私はどうしていいか分からず頭が真っ白になったのです。

追い討ちをかけたのはそれからさらに1ヶ月ほどが経った頃。妙に吐き気を覚えるのが続くなと思い、まさかと思って妊娠検査薬を使うと陽性反応が出たのです。彼とは基本コンドームをつけたセックスをしていましたが、2度ほどナマで挿入された時がありました。それでも中では出さずに外にしていたのですが、運が悪かったのでしょう。できてしまったのです。

どうにかすれば彼に連絡できたのかもしれませんが、自分の変なプライドが出てしまったのか、もう本当に関わりたくないという思いが勝ったのか、とにかく自分だけで処理したいと思いました。中絶する道を選び、それからはしばらく何もできませんでした。途方に暮れる日々を送っていたのです。


まとめ:最近は風俗ライターとして活動しています

精神的に病みしばらく引きこもりで廃人化していましたが、最近は風俗系ライターとして復活しました。今後も自分の経験談を活かして、文章を書くという形で徐々に人間らしい生活を取り戻していこうと思います。

今回私が赤裸々になった経験がどれくらい皆さんのお役に立つか分かりませんが、興味深く読んでいただけたり、お店探しをするときに慎重にしなければなどと思っていただけると幸いです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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