アダルト業界の頂上決戦「AV OPEN」の熱狂ぶりを振り返る【レポ】

アダルト業界の頂上決戦「AV OPEN」の熱狂ぶりを振り返る【レポ】

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新人AV女優大好き。
ヌキ山シコ太郎
横浜在住のアラフォー男子(バツイチ)。AVライター歴15年。20代前半からほぼ毎日、新作AVのチェックと風俗通いが欠かせない生粋のエロ男。新人AV女優の風俗在籍情報を特定するのに定評あり。最近では、新人AV女優の石原希望が大のお気に入り。

また、VR-1GP作品賞(アダルトVR部門)では、元人気グラドル・仲村みうの初VR作品が受賞しています。これまでリリース期間が伸び伸びだった彼女ですが、本作のヒットもあってか、翌年の2019年には単体AV・5作品に出演。ファンにはうれしいキッカケとなりました。

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AVOPENにまつわる重要トピック3つ

これまでの受賞作品を振り返ったところで、ここからは「AV OPEN」にまつわるトピックをご紹介していきます。


AVOPENで売上アップ?各アダルトレーベルが必死なのも納得

かつては不正行為が行われたほど、各メーカーがしのぎを削る「AV OPEN」。その背景には、この作品で上位に入れば、AV女優の出演作やシリーズの売上が大きくアップするという事情もあります。

例えば、2016年に7冠を獲得した高橋しょう子は、翌年のDMM.R18の年間売上で2作品がトップ10にランクインする超人気女優に成長。また、AV OPEN 2018でVR賞を獲った仲村みうは、次作品が年間18位に入るヒットを記録しています。


さらに、アダルトビデオ店にて専用のブースが設けられるところも、AVメーカーにとっては大きなメリット(もちろん店舗も)。作品の質だけでなく、販促イベントとしての役割も大きいのがAVオープンです。


現在は廃止!?なぜ2019年以降はAV OPENが行われなくなったのか?


「AV OPEN 2018」が年跨ぎ開催(授賞式は2019年5月)となったため、「AV OPEN 2019」の開催はナシ。そろそろ次回のアナウンスがあっても良いころですが……。2020年2月現在、「AV OPEN 2020」の開催は決まっていません。


その理由として挙げられるのが、東京五輪の影響。国際的なイベントが行われるだけあって、この数年で国内AV業界への締め付けは厳しくなりつつあります。その最中にアダルト関連の大イベントを行うのは、さすがに難しいと判断(もしくは自粛)しているものと思われます。


また、都内で授賞式を行う場合、会場の確保が難しいという問題もあります。コミケが初のGW開催となるなど、2020年の東京は深刻すぎるハコ不足。地方開催という手もありますが、受賞者の交通費などのコストが増えるとあって、非常に悩ましいところでしょう。


もっとも、当のAV業界は賞レースどころではないようで、すでに規制が厳しくなる五輪期間前の駆け込み撮影が始まりつつあります。仮に「AV OPEN 2020」が行われるとすれば、五輪騒動が落ち着く秋以降でしょうか……。


「AV OPEN」に対抗したイベントがあった!?FANZAアワードとの関係は?

AV作品の賞レースとして一大イベントとなった「AV OPEN」ですが、10年ほど前にもうひとつのAV作品コンテストがあったことをご存知でしょうか?


その名は「AVグランプリ」。SOD(初期のAV OPENを主催)に対抗して、アウトビジョン系メーカー(MOODYZ、アイデアポケットなど)やDMM.comが2008~2009年に開催したイベントです。

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AV OPEN受賞作品から特におすすめの5作品を紹介
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