「M男食い」シリーズの抜きどころを解説【エロアニメ/漫画レビュー】

「M男食い」シリーズの抜きどころを解説【エロアニメ/漫画レビュー】

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コタロー編集チーム
エロ漫画・アニメなど、オタク趣味のディレクターとライターで構成されたチームが作品の隅々までレビュー。軽いエロからハードエロまで、シコれる作品を紹介していきます。基本的に好きな作品や、シコネタのルーティンになっているオススメばかり!コミケ参加は不可欠で新刊チェックも日々行っています。
武闘派の黒ギャルに目をつけられ、暴行された挙げ句逆レイプされたら…。ここまで読んで、「ちょっといいかも」と思ったアナタ!絶対、「M男食い」を読んだ方がいいです。シリーズは3作だけですが、漫画もアニメの珠玉の傑作ぞろい。不正を憎む黒ギャルたちの制裁が、どれもあくどくHに練られていてヌキどころ満載です。わずかでもMっ気があれば、そそるシーンに出会える作品。「M男食い」シリーズの抜きどころを解説します!


黒杉晋作によるエロ漫画「M男食い」シリーズの概要や見どころとは?

黒杉晋作によるエロ漫画「M男食い」シリーズは、2012年に第1作の単行本が刊行されています。武闘派の黒ギャルたちをヒロインに据え、世の男たちを片っ端からハメ倒す逆レイプものの快作です。

シリーズ3作目は短編アニメで、2冊の漫画作品集の中でも傑作中の傑作とされる1篇をもとに制作されました。

タイトルの印象とは異なり、M男だけでなくノーマルな男たちもたくさん登場します。犠牲となった男たちが、本来Hしてはいけないはずの女性(上司の彼女、実の娘、妹など)とハメさせられるシーンも見ごたえアリです。


第1弾のエロ漫画「M男食い」の全貌を解説




「M男食い」の詳細はこちらをチェック


「ちょームカツク!!」が口癖のヤンキー女子によるガチンコファック短編集

2012年3月刊行。元武闘派のギャルサーを含む肉食系ギャルたちが巻き起こす、凶暴きわまる逆レイプを描いた作品集です。気に入らない男を見つけ出してボコっては、強制的にいただいちゃうストーリー。「優等生」「父と娘の小部屋」「彼氏できたヨ」など全8話を収録。

誰彼かまわずボコるのではなく、ぼったくりキャバクラの店主やヤリ捨てプレイボーイ、ゲーセンの盗撮店員など、相手に落ち度がある場合にのみ痛めつけます。そして途中からはセックスを強制。激しい暴力でどやしつけているだけに、男たちはみなギャルたちの理不尽な要求に従わざるを得ません。


えげつない逆レイプの手法が見事。タイトルには若干の不満も

痴漢でつかまえた男の娘がいつも口うるさいクラスの優等生だった話など、肉食系ギャルたちの怒りの爆発が読者にも共感できる形で描かれています。ただ暴力描写自体はかなり生々しいので、そのへんが苦手な人だとエロ以前に受け付けないでしょう。

絵が下手なのは仕方ないとしても、ボコる部分ばかり目立って、
エロさを全く感じない、こんなエロ漫画初めてでした。

ボコられるのが好きな人も、たぶんダメだと思う。急所を打ったり、
いたぶるようなものではなく、単純に暴力で殴るけるするだけです。
引用:Amazonのカスタマーレビュー


絵が下手だとは全く思いません。暴力描写への拒否反応が強すぎで、作品全体の評価までブレてしまっているようです。筆者はむしろ痛快に感じましたし、やりすぎ感がハンパない逆レイプもエロくて最高でしたね。

彼女の目の前で武闘派ギャルが彼氏に中出しを強制し、あふれた精液を「早くしねーとアイツの子供妊娠しちまうぜ~」と彼女に全部すすすらせるシーンにはシビれました。

ただ「M男食い」のタイトルには、若干の疑問も。ギャルがS女なのは間違いないですが、男たちはわりとノーマルなのばかり。いたぶられてチンコが勃つあたりは、Mっぽさが感じられますが。


第2弾のエロ漫画「M男食い2」の全貌を解説




「M男食い2」の詳細はこちらをチェック


ひと癖もふた癖もあるM男たちVS暴力&セックス大好きの黒ギャルたち

2013年8月刊行。前作より男性陣のM男度がパワーアップ。ギャルたちに裏で反撃を仕掛ける猛者も登場するなど、登場人物たちの造形に深みが増しています。「Mカレ奴隷」「ダメ兄貴のせいで」「鬱ムービー」「見えない視線」など、全9話を収録。

いっぽう黒ギャルたちの暴力&逆レイプも、順当にエスカレート。まじめな女友達の彼氏を目の前で寝取るなど、悪ノリが過ぎるお話も含まれます。

ただ基本的には前作以来の“勧善懲悪”路線を堅持し、盗撮犯や万引き犯、客にザーメン入りのサンドイッチを出す喫茶店店主など、悪事を働いた者への制裁がメインです。


M男に身近な女性を襲わせる要素が加わり、さらにパワーアップ

本作はタイトル通りM男のオンパレードですが、彼らがただ従順にイビられるだけでないのがミソ。ギャルたちが罰として行わせる近しい女性とのHを、困った顔をしながらもどこか楽しんじゃっています。

この手法を入れた事で、ギャル→M男の構図以外にも、M男→妹や同僚など身近な女性の構図が生まれ、よりヌキどころが増えました。ただ中には、

絵はキレイです。そこだけは評価出来ます。
タイトルからすると「男受け」の作品に見えますが、それでは商業的に難しいと判断したのか、「女受け」の要素も結構入っています。
その結果、全体として中途半端な作りとなってしまっています。
引用:FANZA通販のユーザーレビュー


この方のように、ギャルの逆レイプ以外の要素を蛇足に感じる読者も。

しかし仮に「女受け」の部分を除外したとなると、すでに2巻目でもあり展開がかなりワンパターンになってしまったものと思われます。


DVD「M男食いラストオーダー」の全貌を解説




「M男食いラストオーダー」の詳細はこちらをチェック


第1作「M男食い」の名篇「ラストオーダー」をアニメ化

2012年刊行の第1作「M男食い」所収の作品を独立させて作られた、短編アニメーションになります。登場人物は5名のみ。武闘派ギャルサーの元リーダーと副リーダーのリナとシオリ。2人が訪れたキャバクラのオーナーのケンジとキャバ嬢の恵理加、ボーイの田村です。

ずいぶん早い時間のラストオーダーに驚きながら、差し出された会計の金額を見るとこれが明らかなボッタクリ。ふつうの女性客だと思ってオーナーのケンジはあくまで強気ですが、元武闘派の2人がおとなしく言う事を聞くはずもなく…。


逆レイプ、NTR、視姦、中出し…密室でくり広げられる壮絶な乱交

何人ものチンピラをしめ上げた経験を持つリナが、まっ先に暴走。「ぶち殺すぞてめぇ!」とオーナーのケンジを血祭りに。床に組み敷かれすっかり意気消沈したところで、いよいよ逆レイプが始まります。

尺がショートアニメの尺ですが、その分密度は濃く、
作画も均整がとれていますので、そこまで物足りなさは感じませんでした。 このキャラデザで続編が発売されるなら、是非購入したい。 M男と言うよりもギャルスキーに、オススメしたい一本。
引用:Amazonのカスタマーレビュー


「M男食い」のタイトルが本作でも残っていますが、少なくともオーナーのケンジにはM男の要素はほとんどありません。ただケンジの彼女である恵理加とハメさせられるボーイの田村には、多少Mっ気が見て取れます。

本作の見どころは、逆レイプが始まってからの武闘派2人組の悪だくみの素晴らしさ。恋人・恵理加の前でリナはケンジとハメ、さらにケンジに見せつけるように田村に恵理加を犯させます。恋人のセックスを見て思わず勃起してしまうケンジに、「お前ド変態だな」とリナが言いますが、ギャル2人組の方がよほど変態です(笑)。

マンコだけじゃなく尻の穴もちゃんと舐めなよ、とシオリは顔騎から
5人でそれぞれのプレイが同時進行して複雑に3Pが入れ替わり
お前の彼氏のザーメンだ。残さず全部飲めよ、とリナはNTRレズまで発展がある。
引用:FANZA通販のユーザーレビュー


登場人物5人それぞれにしっかり役割があり、それらが互いに作用しあってエロさが増幅されています。


「M男食い」シリーズを辛口レビュー!

エロアニメやエロ漫画は不慣れなんですが、それでもかなり興奮しました。ヤンキー黒ギャルが根っからの悪党ではなく、筋を通さない連中をこらしめる時に暴力を振るうので、不条理な感じは少なかったと思います。

ここではいくつか項目を分けて、もう少し細かく評価してみましょう。「イラストの良さ」に「ストーリーの良さ」、それからもちろん「Hシーンのエロさ」ですね。辛口レビューをと言われたんですが、かなり気に言っちゃったので果たしてうまく行くかどうか…。
イラストの良さ81点/100点
ストーリーの良さ92点/100点
Hシーンのエロさ73点/100点
総合点数88点/100点

イラスト:一般漫画には及ばないもののエロ漫画としては上出来

1作目の「M男食い」では、人物がやや平面的に描かれ稚拙さも感じられましたが、2作目以降は立体感も増し、一般漫画と遜色ない…は言いすぎながらも、かなり肉薄したレベルになっています。

性器の描写も、グロすぎずシンプルすぎずのほど良い描き込み。怖いギャルたちとの対比で、ふつうの女のコがやたら可愛く見えるのも特徴の1つです。


ストーリー:黒ギャルの天誅に説得力を持たせる創意工夫が◎

「M男食い」にはたしかに暴力的なシーンが多いですが、ただ闇雲に乱暴を働いているわけではありません。黒ギャルたちを怒らせる事の成り行きがあり、その前提部分がきちんと描かれているのが印象的です。

ストーリーがしっかりしているので、バイオレンスシーンはもちろん逆レイプも唐突な感じがせず、自然に読めてしまうのは評価すべきポイントでしょう。


唇や舌の描写が少なめ。挿入メインのおっとこ前なSEXは好みが分かれるところ

行為の描写のエロさと言うより、シチュエーションのエロさで興奮させるタイプの漫画。とは言えもう少し、舌や唇で責めまくる体液たっぷりな描写は欲しい感じがします。

チンコもそうですが、乳首やマンコ、肛門もかなり記号化されていて、細部の描写がありません。せっかく絵で表現する以上は、そのあたりの描き込みがあっても良かったのではと思いました。


勧善懲悪の逆レイプものとして成功した稀有な作品

「M男食い」をひと通り読んでの最初の感想は、「続編はないの?」でした。調べたら3作のみで、でもその理由もわかるような気がしたんです。黒ギャルによる逆レイプを勧善懲悪ものとして描くのは、かなり大変なんだろうと。

ひとつわからないのは、このタイトル。暴力的な武闘派黒ギャルの前には、すべての男はM男であるって話ならわかるんですが。ノリでエスカレートするギャルたちに、時々背筋がゾッとさせられるのも本作の隠れた魅力になっています。


「M男食い」はこんな人に特におすすめ!

凶暴なギャルが大活躍する「M男食い」は、どんな人におすすめの漫画なのでしょうか?ハマりそうなタイプを3つ挙げてみたいと思います。


勧善懲悪ものが好きな人

本作のギャルたちは、弱い者いじめが好きなわけではありません。逆レイプのターゲットとなる男たちには、決まって落ち度があります。痴漢の常習犯だったり万引き犯だったり、ギャルたちの仲間の恥ずかしい姿を盗撮して食い物にしていたり…。

暴力シーンはそうした悪さが引き金になって起こるので、見ていてスカッとする部分も。不正を許さず仲間を守るギャルたちの姿は、昔の勧善懲悪もののドラマのようです。


Mっ気のある人

M男かどうかはともかく、ギャルにボコられ逆レイプされると、たいていの男たちはギンギンに。彼女を目の前で他の男に寝取らせたり、実の娘とハメさせたりと非道なシーンになればなるほど、被害者のはずの男たちの股間はいきり立ってしまいます。

追い詰められて興奮する感覚は、M男特有のもの。多少なりとMっ気の自覚のある人なら、「M男食い」に頻出するその手の描写でたっぷりヌケる事でしょう。


グロい性描写は苦手だけどエロ漫画は読みたい人

漫画の良さは、想像の翼を広げていくらでもエグい描写ができてしまうところ。でも人によっては、あんまりストレートな性描写は苦手なケースも。「M男食い」の場合、性器の表現もオーソドックスで、いわゆるアブノーマルなセックスもほとんど出てきません。

いや、父親と娘の近親相姦などはあります。しかしそこでも行われるのは普通のHで、飲尿とかアナルセックスとかではないという意味です。決してカジュアルなエロ漫画ではないんですが、グロ描写がない分手に取りやすいのではないでしょうか。


「M男食い」は暴力シーンアレルギーな人だと苦手かも…

逆レイプだけならまだしも、蹴る殴るの暴行シーンもたびたび登場する本作。それほど激しい描写ではありませんが、暴力シーンに抵抗がある人にはやっぱりおすすめしにくいですね。

NTRなども平気で命じるギャルたちなので、そっち系が不得手な人も避けた方が賢明かもしれません。


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【オマケ】「M男食い」が好きな人におすすめの同人エロ漫画3選
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