90年代に流行したエロゲ「スタープラチナ」のプレイ動画・レビューまとめ

90年代に流行したエロゲ「スタープラチナ」のプレイ動画・レビューまとめ

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コタロー編集チーム
エロ漫画・アニメなど、オタク趣味のディレクターとライターで構成されたチームが作品の隅々までレビュー。軽いエロからハードエロまで、シコれる作品を紹介していきます。基本的に好きな作品や、シコネタのルーティンになっているオススメばかり!コミケ参加は不可欠で新刊チェックも日々行っています。
「これがドット絵!?嘘だろ!」そう叫びたくなるほど美麗なグラフィックが特徴の「スタープラチナ」。今回はそんな「スタープラチナ」のプレイ動画やレビューをまとめました。たった16色の世界で表現されているはずなのに、陰影やハリ艶の良さはもはや伝説。原作者が明かした「”多色環境で描いて減色した”は嘘!」と語る真実にも迫ります。花札×星座と斬新なゲーム性を持つ今作だけでなく、同じ90年代に流行ったエロゲ3選も要チェックですよ!


90年代後半に発売されたエロゲ「スタープラチナ」とは



発売日1996年10月
開発・発売元カスタム
プレイ環境PC-9801VM(NEC)
対象年齢18禁
ジャンルカードゲーム


「スタープラチナ」はパソコン用エロゲとして、1996年にカスタムから発売されました。世界観としては「神殿から人間界に逃げた星霊を捕まえ還す」というもの。妖精リュシィと主人公が、人間の中に入ってしまった星霊と勝負し、勝てばカードとして封印できる、そんな内容です。

モチーフは12星座ですが、ゲームルールは花札。花札ゲームの「コイコイ」とほぼ同じです。そんなエロゲにも関わらずカードゲームとしても優秀な今作には、2つのゲームモードが搭載されています。

・ストーリーモード
・カードゲーム「ずべ子ちゃんと遊ぼう」

「ずべ子ちゃんと遊ぼう」は、ひたすらカードゲームのみが楽しめます。しかし今や伝説とまで言われる美麗なグラフィックは、ストーリーモードでしか見られません。


「スタープラチナ」は16色の可能性を広げた”新時代”代表作品


「スタープラチナ」と聞くと、今の時代では某アニメの”スタンド”を思い出す人もいるでしょう。あまりにも人気アニメなだけに、エロゲの「スタープラチナ」情報を検索しようと思っても、なかなか辿り着けない人も多いはず。そんな方のために、「スタープラチナ」を時代考証と共に詳しくご紹介しましょう。


「スタープラチナ」はNEC最高峰PCで遊べる最新ゲームだった


エロゲの歴史を解説した本「エロゲー文化研究概論」。その著者である宮本直毅(みやもと みやも)氏は、1990年代後半を「エロゲー新時代」と呼びます。

それもそのはず、90年代後半は一気にコンピューターが急成長し始めた時代。あの初代Windows95が発売されたのが1995年、初代PlayStationが発売したのが1994年12月3日と、いずれもこの時代のものなのです。

そんな”新時代”でもある1996年に生まれた「スタープラチナ」。今作はNECが1993年に発売したパソコン、PC-9801VM専用エロゲでした。その当時のテレビCMがこちらです。



・7.000字の日本語を高速処理
・スクロールスピードが早い

今なら鼻で笑ってしまうようなアピール内容ですが、この当時は革新的な技術。最新のパソコンで遊べる最新のエロゲ、それがスタープラチナだったのです。


「スタープラチナ」は平均よりやや少ない4枚のフロッピーディスクで構成されていた

革新的な技術で日本一のシェアを誇っていたPC98専用として、数多くのエロゲが発売されています。当時はディスクではなくフロッピーでしたが、1枚のフロッピーに入る容量には限界があるため、複数枚梱包されているのが普通でした。

そんな中「スタープラチナ」は、平均よりやや少ない4枚のフロッピーで構成されています。


画像引用元:ヤフーオークション

同時期に発売されたエロゲと比較してみましょう。
発売日タイトルフロッピー枚数
1993年7月V.G. ~ヴァリアブル・ジオ~4枚
1993年6月VIPER V64枚
1994年12月闘神都市Ⅱ11枚
1995年1月同級生213枚
1996年7月Piaキャロットへようこそ!!7枚


「スタープラチナ」と同じく1996年に発売された「Piaキャロットへようこそ!!」でも7枚ありますし、その1~2年前は2桁枚数あるものも珍しくありません。こうして見ると、「スタープラチナ」の4枚は1993年の平均値であるのがわかります。

当時は「フロッピーの多さ=情報量の多さ=ゲーム性の高さ」だと認識されていたため、発売前の期待値でいえば、「スタープラチナ」は決して高くなかったのです。


「スタープラチナ」の特徴は現代の1/16しかない色彩で表現される美麗な世界観

現代のドット絵は8bitの256色で表現されるのが普通ですが、「スタープラチナ」当時は4bitの16色。たった1/16の世界で描かれていたと聞けば、「スタープラチナ」のあまりにも美しいグラフィックに驚愕するはず。ここでいくつか画像を見てみましょう。




画像引用元:電脳世界の秘密基地




画像引用元:電脳世界の秘密基地




画像引用元:電脳世界の秘密基地

いかがですか?これがたった16色のドット絵です。1番明るい肌の色から、影となる暗い部分までをよ~く見てみてください。3・4色どころか、10段階以上の明暗を使い分けているのがわかります。

「これほんとにドット絵なの!?」と思わず凝視したくなりますよね。発売から20年以上たった今見ても、その美しさにほれぼれします。もちろんその当時には考えられない精巧さだったため、発売前の期待はイマイチでも、発売後から一気に人気が出て伝説へと登り詰めました。


あまりの美麗さゆえに間違った噂が流出。原作者が否定した制作秘話とは?


「スタープラチナ」の美しさは、20年以上たった今でも通用するグラフィックです。そのため当時あまりにも画期的だった美麗さが仇となり、こんな噂が流れ出しました。

『スタープラチナは普通に多くの色を使って書いて、それを徐々に削っていっただけだ』

「減色」と呼ばれる製法です。例えば画像を送信したいけどデータが大きすぎる、そんなときはファイルサイズを縮小するはず。そうすると画像解析度が劣化しませんか?これが減色です。

つまりこの噂が言いたいのは、「減色で楽に描いた絵だ。だから大したことはない」という意味。これに対し原作者である撫荒武吉(なでらぶきち)氏は、真っ向から反論しています。


『背景は4色に減色しているが、キャラ部分はタイルパターンを塗って描いた』

減色したのは背景だけで、キャラ部分はきちんと描いていたとのこと。ちなみに色付いた四角(ドット)を組み合わせて描く方法を「ディザリング」、規則的に並んだマス目を塗りつぶしていく方法を「タイルパターン」と呼びます。減色していないどころかタイルパターンで描いているなんて…撫荒武吉氏の力量、恐るべしです。


「スタープラチナ」のプレイ動画を発見!【エロゲ実況中継】

さて、「スタープラチナ」の時代背景やグラフィックの素晴らしさを知ったあとは、肝心のゲーム内容を見ていきましょう。世界観やゲーム性は冒頭で説明した通りですが、気になるのは動作やエロ具合なはず。これらを知るために、実況中継動画を探してきました。

まず「スタープラチナ」の冒頭動画がこちらです。星霊が人間界に落ちた理由・主人公と妖精リュシィとの出会いが見られます。



オープニングはスターウォーズのように英語字幕が流れていきますが、ここはやはりドット絵。かなり読みにくいものがありますね。下に日本語字幕がなければ読めないでしょう。しかし字幕後に表れるリュシィの絵に色が入った瞬間、一気に「スタープラチナ」の美麗さがわかります。

ゲーム中は常に左右に青い女神様が描かれており、実際のゲーム画面はやや小さめです。しかしスチールの多さはなかなかのもの。台詞に合わせて口が動いたりヌルヌル動くモーションはありませんが、表情やポーズがコロコロ変わるこだわりが見られます。

「うっきぃ~~~~!」「どいつもこいつもつれねぇぜっ」「うそぷ~」等90年代らしい古めな台詞の言い回しや、主人公の服装や髪型などで時代を感じますね。ちなみに「これは写真を取って矢〇さんに送るしか…」という台詞がありますが、これは矢追純一氏のことでしょう。90年代のオカルトブームを支えた立役者です。

さぁ、リュシィと主人公の星霊集めが始まりました。肝心のバトル内容等は、こちらの動画で確認しましょう。



1人目の攻略者、水泳部の「川岸燐」と出会います。星霊が体内に入ったため不調をきたしていた彼女を救うため、みずがめ座のピスケスといざカードバトル開始。ここでルールを細かく説明するとかなりの文章量になるので省きますが、星座のシンボルマークを知らないとやや理解しにくいかもしれませんね。

勝利後はご褒美スチールの解禁です。プールサイドに横たわる彼女の大陰唇の膨らみは見事なもので、チラリと見える日焼け跡も最高です。しかし!この後水着を脱ぐシーンがあるはずなのに、残念ながら18禁シーンはカットされています。なんてことだ…。

そのすぐ後に、バリバリのお嬢様語を使う「まりあ」のシーンに。おうし座のタロネスとバトルしますが、やはりここでも勝利後の18禁シーンは完全カット。YouTube上で消されず残すためとはいえ、さすがに切ないものがありますね…。

それでも「スタープラチナ」のゲーム性は理解できたのではないでしょうか。美女と出会い、体内の星霊を呼び出し、ゲームでバトルをし、勝てばご褒美のお色気シーン。脱衣麻雀みたいなものだと思えば良いでしょう。18禁シーンを見るためにはカードバトルで勝利せねばならないので、ルールの理解は必須。やり込み要素のあるエロゲです。


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「スタープラチナ」についてのみんなの評判まとめ
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