フルリメイクされたエロゲ「同級生」を徹底レビュー｜抜けるシーンの解説も

1992年に発売された不朽の名作「同級生」。当時は斬新だった複数ヒロインやマルチシナリオを用意したゲームシステムは、現在のエロゲ作品に大きな影響を与えています。そんな「同級生」が2021年にリメイクされるというニュースが……。そこで今回は、名作エロゲ「同級生」を徹底レビューします。現在のエロゲの原点とも言える作品なので、当時のファンだけでなく、最近のエロゲしか知らない読者もチェックしてみてくださいね。

90年代初期に発売された伝説的なエロゲ「同級生」とは

引用：Amazon

「同級生」とは、1992年にゲームメーカー・エルフ（elf）から発売された18禁ADVゲームです。初回版は当時の人気パソコン機種であるPC-9801向け（MS-DOS版）のエロゲとしてリリースされました。

売上本数は、PC向けエロゲとしては異例の10万本超えを達成。後に家庭用ゲーム機であるPCエンジンやセガサターンに移植され、シリーズ化やOVA化も果たしました。まさに伝説的エロゲとして知られていた作品ですが……。





2020年10月に、FANZA GAMESから「同級生」がフルリメイクされることが発表されました（2021年2月発売予定）。画面がフルHD仕様にリファインされていますが、原作そのままのクラシックモードも用意されているので、当時のユーザーでも懐かしくプレイできそうですね。

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「同級生」は特にヒロインを口説き落としたい人におすすめ

引用：FANZA GAMES

90年代に発売されたエロゲとあって、ストーリーはちょっと過激なナンパもの。女の子を口説き落としていく作品です。初エッチまでのやりとりを楽しみたい男性なら、「同級生」は間違いなくハマりますね。


引用：FANZA GAMES

基本的には和姦モノですが、緊縛やオナ見せなど、ちょっと過激なシーンも登場します。「ヒロインが、どうやって主人公に惚れてセックスしたくなるか？」に主眼を置いている作品なので、ゲームを進めながら違和感なく抜けるところは、流石といったところですね。

「同級生」の魅力は、後世に影響を与えたグラフィックとヒロインシステム

今となってはオーソドックスのエロゲに見える「同級生」ですが、発売当時はこのようなADVエロゲは他にありませんでした。ここからは、後のエロゲや美少女ゲーに大きな影響を与えた「同級生」の魅力について解説します。

細かく描き込まれたドット絵グラフィック！

当時最高のグラフィック、16色でよくここまでがんばった
引用：ErogameScape -エロゲー批評空間-（同級生 DOS版）

「同級生」シリーズの魅力と言えば、グラフィックの質の高さは外せません。最近のエロゲユーザーにはピンと来ないかもしれませんが、発売当時はスーパーファミコンがようやく軌道に乗ってきた時代です。その中で詳細に書き込まれたドット絵は、ユーザーから大きな人気を集めました。

なお、2020年発売予定のリメイク版では、CGがフルHD画質に変更されています。昔の「同級生」っぽく遊べるクラシックモードが搭載されていますが……。原作のファンなら昔のドット絵グラフィックでもプレイしてみたいですよね。

青春ストーリー系エロゲの先駆け！

「同級生」のストーリーは、アルバイトで資金を貯めた男子学生（主人公）が学園や街中でさまざまな女性をナンパしていく……というものです。

今となってはオーソドックスな内容ですが、当時のエロゲはファンタジー系（「ドラゴンナイト」）やミニゲーム系（野球拳や脱衣麻雀など）が主流。現実世界を舞台にした青春ストーリー系のエロゲは非常に斬新でした。

当時は画期的だった、多彩な複数ヒロイン！

「同級生」で攻略可能なヒロインは14人……と聞くと、普通のエロゲのように思えますが、1992年前後のエロゲは1人のヒロインとエッチする作品が主流です。その中で、複数のヒロインから好きな子を選んで（ナンパして）エッチに持ち込む展開は、当時は非常に画期的でした。


引用：FANZA GAMES

かわいい同級生ヒロインに加えて、お姉さんや女教師、人妻にキャバ嬢（当初は隠しキャラ）など、さまざまなタイプの女性が登場するのも大きな魅力。同年代の甘酸っぱいいちゃラブから過激な不倫エッチまで、一作でさまざまなシチュエーションを楽しめる作品です。


引用：Amazon

なお、「同級生」が発売された2年後には、PCエンジン向けの一般ゲーム「ときめきメモリアル」が発売され大ヒット。この2作品の人気を受けて、90年代後半からは学園を舞台にした告白系ADVがブームとなっていきます。