SM調教の官能小説おすすめ10選｜フェチ心くすぐる背徳ストーリーを厳選

⑦堕ちる 秘色の女子アナ/桜井真琴

出版社	イースト・プレス
出版日	2015年3月8日
ページ数	304ページ
価格・フォーマット	754円(電子書籍版あり)
おすすめ度	★★★★☆
キー局進出をねらう女子アナが枕営業で調教！

枕営業で無理やり調教される女子アナでヌキたい人におすすめ！ヒロインの心理がていねいに描かれ、純粋に小説として読みごたえのある作品です。

ヒロインの美久は、入社3年目のローカル局の女子アナ。可憐なルックスで人気を集め、キー局から声がかかるのを待ち望んでいました。

そんな美久にいよいよ転機が訪れ、フリーアナウンサーへの道が開けますが…。彼女を待っていたのは、まさにカラダを張ったいばらの道でした！

ただよくあるエリート美女の調教ものとは、イイ意味で毛色の異なる作品です。

テレビ局にコネのある会社の社長や悪徳プロデューサーにもてあそばれ、淫らに調教されるのは確か。しかしその一方で、地元に残してきた彼氏を思って葛藤するなど、心理描写が非常にたくみだからです。

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⑧令嬢教師静香の淫獄/水坂早希

出版社	キルタイムコミュニケーション
出版日	2021年12月22日
ページ数	272ページ
価格・フォーマット	790円(電子書籍版あり)
おすすめ度	★★★★☆
名家の生まれの女教師が幼なじみに調教される！

美しく優雅な女教師が、粗暴で野蛮な若者のゆがんだ欲望のエジキに！SM調教の王道を行くテーマに、現代的なアレンジをほどこした佳作です！

ヒロインは城蘭高校3年A組の担任教師・片霧静香。亜麻色をした長い髪と豊満な肉体を持った、先生にしておくのがもったいないような美人です。

そもそも彼女は由緒正しい名家の生まれ。自分のクラスに幼なじみの壬生嶋涼がいて、2人は再会を果たします。

番長格で校内では逆らう者のいない涼。日本を代表する薬品会社の御曹司でしたが、彼との出会いが静香の運命を大きく変えていきます。

静香を「最高の娼婦」にするべく、縛り上げて過酷な調教をほどこすシーンの連続！アナル責めに抵抗がなければ、おすすめの作品です！

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⑨上流淑女　淫虐のマゾ堕ち調教/佐伯 香也子

出版社	マドンナ社
出版日	2021年9月13日
ページ数	288ページ
価格・フォーマット	814円(電子書籍版あり)
おすすめ度	★★★★☆
大正ロマンの香りが漂う上質なSM官能小説

SM調教と歴史ロマンが融合したレアな作品。ハードな調教シーンと赤裸々な心理描写でヌキたい人におすすめです！

ある未亡人の女社長に誘われたのがきっかけで、主人公の両角謙三は自分の中のS性に目覚めます。求めに応じて試したアナルセックスが、彼の本能に火をつけたようです。

それからは寝ても覚めても、女たちをマゾ堕ちさせるために奔走。

処女を人犬に仕立てる調教から、伯爵夫人への中出し・種つけなどヤリたい放題です。大正時代の階級社会が、サドマゾ関係にイイ感じで絡み合っています。

驚かされたのは、纏足(てんそく)の娼妓との異常性愛のシーン。エロ一辺倒ではなく、揺れ動く内面までかなり描き込まれているので、非常に読みごたえがあります！

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⑩魅惑の女主人/藍川京

出版社	双葉社
出版日	2006年3月1日
ページ数	268ページ
価格・フォーマット	1,024円(電子書籍版あり)
おすすめ度	★★★☆☆
美貌のS女がM男を調教！初心者向け官能小説

女王様とM男くんしか出てこないと言ってもいい、非常にわかりやすい調教もの。プレイはソフトめなので、SM官能小説の初心者におすすめです！

ヒロインは26歳の君塚瑠美。ドイツに留学中だった才女ですが、両親の死を機に帰国。そのまま全国展開するビアレストランチェーンの社長に就任します。

美しさと知性を兼ね備えた瑠美は経営者としてもめきめき頭角をあらわし、事業を順調に拡大。しかしそのバイタリティーの裏には、人には言えない性欲の強さが…。

62歳の副社長を翻ろうしたかと思えば、財閥の御曹司とのアバンチュールも。

しかし彼女の本質は、生まれながらの女王様！たぐいまれな美貌を駆使して、若い男たちを次々しもべにしていきます！

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M男性・S女におすすめの官能小説TOP3

10選の中から、まずはM男性・S女にとくにおすすめの官能小説TOP3を選んでみました。

第1位　調教MYダーリン
第2位　魅惑の女主人
第3位　女王の身動ぎ―夜の飼育

1位の「調教MYダーリン」は、S女にもM男くんにも間違いなく喜んでもらえる作品。昼間は会社で「プリンス」と呼ばれるほどのイケメンが、夜はとんでもないM男に変貌します。そのギャップが楽しく、ヒロインがどんどん女王様化する展開も見ものです！

2位の「魅惑の女主人」は、女王様と複数のM男くんが登場するわかりやすいSM調教もの。プレイがソフト系に終始するので、SM官能小説のビギナーにぴったりです。気高く美しいヒロインのS女っぷりは、M男でなくても惚れちゃいます！

3位の「女王の身動ぎ―夜の飼育」は、ちょっと珍しい作品です。ヒロインはSMバーの店主兼女王様で、筋金入りのS女。にもかかわらず彼女をM女化しようと画策する男たちが登場します。S女が読めば屈辱に体が震え、M男くんが読めば女王様の快楽堕ちにビックリ！

S男・M女におすすめの官能小説TOP3

10選の中から、今度はさっきと逆でS男・M女におすすめの官能小説TOP3を選んでみました。

第1位　藤原家の異常な寝室
第2位　妻の姉は豊満熟女
第3位　お嬢さま調教旅行

1位の「藤原家の異常な寝室」は、主人公・和真の鬼畜Sっぷりが見事！参考にして…はマズいですが(笑)、作家の想像力が生み出した3姉妹への強烈な調教は一見の価値ありです。もちろんM女の方が読めば、あまりにひどい仕打ちに絶対ゾクゾクします！

2位の「妻の姉は豊満熟女」は、気弱なM女が自身の性欲に目覚めていく過程が秀逸な作品。男性のサディストぶりはイマイチながら、背徳的なセックスにのめり込んでいきます。

3位の「お嬢さま調教旅行」は、およそ調教ものらしくないいちゃラブ設定が魅力の作品。官能小説特有の淫靡な暗いイメージを払拭しつつ、プレイはしっかりアブノーマルなのがイイですね。ただし根っからのS男性が読むと、ちょっともの足りないかもしれません！

【おまけ】SMがテーマの純文学・古典小説3選

最後はSMをテーマにした純文学や古典小説の名作をご紹介します。官能小説は何も現代だけのものではなく、昔からみんな小説を読んで興奮していたんです！

道徳意識が異なる地域や時代の作品ですが、SMは一体どのように描かれているのでしょうか？ヌケるかどうかも気になります！

①毛皮を着たヴィーナス/L・ザッヘル=マゾッホ

出版社	河出書房新社
出版日	2004年6月20日
ページ数	235ページ
価格・フォーマット	1,045円(電子書籍版なし)
おすすめ度	★★★★★
マゾヒズムの語源となった作家の出世作

19世紀に出版されたこの小説が、「マゾヒズム」なる言葉の発祥と言われています。つまり人類初のM男くんが登場する話なわけで、SM官能小説好きなら読まなきゃソン！

主人公の青年ゼヴェリーンが、あるときカルパチアにある保養地に出かけます。そこで出会ったのが、毛皮のコートがよく似合う1人の貴婦人！

ひと目ぼれしたゼヴェリーンですが、性愛の形が他の人とは大きく違っていました。自ら「ヴィーナス」と呼ぶその貴婦人に、足で踏まれるとめちゃくちゃ勃起！

ムチで打たれると彼はさらに興奮し、いよいよゼヴェリーンはヴィーナスとの奴隷契約を結ぶに至ります。

美しいフィレンツェの街を舞台に、体も心もねじ曲がりそうな変態チックな営みが展開。

純文学なので正直小難しいところがありますが、傑作なのは間違いありません！

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②痴人の愛/谷崎潤一郎

出版社	新潮社
出版日	1947年11月12日
ページ数	464ページ
価格・フォーマット	737円(電子書籍版あり)
おすすめ度	★★★★★
美少女に支配されて破滅する究極のマゾ！

日本の近代文学で、マゾヒズムをきわめた小説と言えばコレでしょう。文化勲章も受賞した文豪が、SM官能小説も書けるなんてスゴいですよね。

登場するのはM男くん。マジメなサラリーマンの河合譲治その人です。カフェで出会った美少女のナオミを、好みの色に染め上げようと入れ込み籍を入れます。

と、ここまでは譲治がS男でナオミがM女に思えるんですが、そうならないのが名作のだいご味。

成長するにつれてセックスに奔放なナオミの本性があらわれ、譲治の方がナオミに支配されていくからです！

美しく若い妻が平気でよその男と寝るのをじっと耐え忍び、ひたすたナオミの機嫌を取って生きるしかない人生…。

エロチシズムと究極のマゾヒズムが合体した珠玉の名編です！

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③悪徳の栄え　上/マルキ・ド・サド

出版社	河出書房新社
出版日	1990年10月9日
ページ数	324ページ
価格・フォーマット	858円(電子書籍版あり)
おすすめ度	★★★★☆
ヤリたい放題、悪の限りを尽くす美女の物語

SもMも、作家の名前が起源とは面白いですね。マゾヒズムはマゾッホでしたが、サディズムの語源となったのは、本作の作家マルキ・ド・サドです！

ヒロインはいかなる道徳も尊重しない、悪の化身・ジュリエット。美徳を重んじて身を滅ぼした妹ジュスティーヌとは、正反対のキャラクターです。

「残虐非道な行ないをしまくる美女」と言う設定からして魅力的。実際悪の限りを尽くすシーンの連続で、読んでいて非常に痛快です。

現実ではみな良識を持って生きていますが、小説はフィクションですから、コレぐらいハメを外してもイイでしょう。

たえず人肉を食べている隠者が出てきたり、ワキを固めるメンツも異常なまでに個性的。サディズムの本質を理解したい人におすすめです！

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SM調教の官能小説は行間からにじみ出る背徳感がエロい！

AVやエロゲーとは異なり、官能小説にあるのは文章だけ。ビジュアル的にはどうしたって負けるわけですが、それでも人気なのは調教シーンが想像力を刺激するから。

女王様もM女もある程度自分好みにイメージできますし、ストーリーにのめり込むほどヌキ度がぐんぐん上昇していきます。

単純なSとMの関係におさまらない、複雑な人間関係が描けるのも強み。

さらに言うなら、とても映像化できない鬼畜なプレイも、文章ならばいくらでも追求できるところがあります。それにそもそもサドもマゾも、語源は小説家の名前です！

SM調教の官能小説は、行間からにじみ出る背徳感がヌキどころ！以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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