風俗のボーイの仕事ってどんなの？給料・仕事内容・風俗嬢との恋愛など

風俗業界を裏で支えるボーイというポジション。その実態がどんなものかというのは案外知られていません。今回は風俗のボーイの仕事についてをくわしく紹介していきます。意外な発見がたくさんありますよ！

ボーイの仕事事情①：実はかなり体育会系

ボーイの仕事は接客業ですから、礼儀作法が求められます。接客レベルが高いことで有名な飲食チェーンと比較しても、それを凌駕するほどの人もたくさんいます。覇気がないとこの仕事は務まりません。

また服装、身だしなみといったところにも常に気を配っているのです。さわやかで元気がよくて笑顔を絶やさないというのが、ハイレベルなボーイです。イメージとしては、かなり体育会系に近くなります。周囲の人間から疎まれるようでは、成り立たない職業ですから必然的にそうなっていくようですね。

ボーイの仕事事情②：いつも風俗嬢の味方

風俗嬢というのは客前で愛想よく振舞う分、裏ではテンションが低かったり、ときにはわがままを言ったりすることもあります。そういったときにボーイがうまく彼女たちのストレスを減らしてあげることによって、風俗嬢たちのやる気が生まれるのです。

ボーイは彼女たちの話を否定することは、ほとんどないのです。優しい笑顔で「うん。そうだね。その通りだね」と、ひたすら聞いてあげるのです。これによって風俗嬢との信頼関係が成り立ちます。あまり一人の風俗嬢と仲良くなりすぎると、他の嬢との関係が難しくなりますから、ある程度の距離感を保てるバランス感覚も必要とされます。

ボーイの仕事事情③：他の風俗嬢と接触させない

風俗嬢同士というのはライバルなわけですから、良好な関係を築きにくいと言われています。ただでさえ女の世界は嫉妬にまみれています。もし自分の売り上げが落ちてきたら、誰かを蹴落とすためにあらぬ噂を流すことだってあるのです。

そういったトラブルを未然に防ぐのがボーイの役目。控え室で風俗嬢同士が顔を合わせないように、うまく配慮するのです。よい雰囲気の風俗店は、ボーイたちの陰の努力によって支えられているというわけですね。

ボーイの仕事事情④：風俗嬢との恋愛は禁止！

ボーイが風俗嬢の悩み相談に乗ることはよくあります。その延長線上で恋仲に発展してもおかしくありません。ただしボーイと風俗嬢の恋愛は、絶対にＮＧとされています。風俗嬢は店の商品ですから、恋愛が絡むと風俗嬢が仕事に対して身が入らなくなるなど、悪影響が生まれるのです。

店によって異なりますが、恋愛が発覚すれば多額のお金を請求するところもあるのだとか。最も怖いのは『集団私刑』と言われるものです。これ以上、詳細を書くことはできませんが、やはり根っこはアウトローな世界というわけです。

ボーイの仕事事情⑤：特殊な風習、義理風呂

風俗店と言うのは他店との関係をとても大切にします。なかなかお客をとれない風俗嬢の元へ、客としてボーイが足を運ぶ習慣があります。これを『義理風呂』と言います。費用は何とボーイが自己負担します。ボーイからすれば、かなりきついのは想像に難くありません。

他店の店長から義理風呂要請があると、ボーイは断れません。逆に自分が働いている店に対して「義理風呂してくれませんか？」とお願いすることもあります。そういう事情があるので、基本的に義理風呂を頼まれたら断ることはできないのです。

ボーイの仕事事情⑥：人の入れ替わりが激しい

お客や風俗嬢に対する気遣い、長い労働時間などハードなことが重なる職種ですので、ボーイで長続きする人は少ないと言われています。未経験でも初任給が20万を越えるなど、お金の面では決して悪くないのですが、激務のため、かなりストレス過多になりやすいのです。

大半は入って三ヶ月以内で辞めていく世界です。そこで生き残れた人は、どの職種でも対応できるほどの根性と接客力が尽きます。最終的には精神面の強さが問われる世界であることは、間違いなさそうです。

ボーイの仕事事情⑦：ホームページの管理

ネットがこれだけ発達していると、パソコンやスマホで風俗店のホームページを検索してから、来店を考える人がかなり増えています。そこで重要なのがホームページの管理なのです。本日は誰が出勤していて、今の時間はどの風俗嬢が空いているのかなどを、迅速丁寧に更新していく必要があります。これを怠ると店の売り上げへダイレクトに響きます。風俗業界は年齢を問わない傾向が強いものの、最近ではパソコンをある程度扱えるスキルが求められるのです。

ボーイの仕事事情⑧：客とのコミュニケーション

誰を指名するか決めずに来店する客がいたとします。ボーイは「瞬時にその人の好みを把握して、今空いている風俗嬢で誰がおすすめか？」を判断しなければいけません。100%客の好みを満たすのは難しいとしても、今いる人材でどれだけ満足させられるかを考えられるのができるボーイなのです。

もしぽっちゃり系と伝えておいて、それを遥かに上回る巨漢の女の子をあてがってしまうと、客は怒り心頭で二度と店に来てくれません。そうならないためにも、ある程度、風俗嬢の特徴を正確に伝えて、帰り際にはそれとなく満足してもらえたかを確認する必要があります。その繰り返しがボーイとしての直感を磨いていくのですね。

ボーイの仕事事情⑨：学歴よりもやる気が求められる

学歴や年齢などは風俗の業界であまり重視されません。それよりも「現場でどれだけ動けるか」が大事なのです。覚えることは山ほどありますので、最初はかなりハードに感じる人が多いでしょう。

風俗の世界で稼ぐノウハウを身につければ、かなりの高額所得者になることだって可能です。できる部下を何人か持っている経営者は、ほとんど労働せずに月収が500万を越えているケースだってあるのです。一攫千金が狙える世界だからこそ、「将来は左団扇の経営者になってやる！」という野望を持って、この業界へ入ってくる人も少なくありません。

知られざる風俗のボーイという職業について見てまいりましたが、いかがでしたか？風俗のイメージだけで「いかがわしい仕事では？」という先入観を持っていた人もいたかもしれません。特殊な業界ルールがあるものの、誇りを持って働ける仕事であるということが伝われば幸いです。