不妊の原因の半数は男。男性不妊の原因4つと根本的な問題

不妊の原因の半数は男。男性不妊の原因4つと根本的な問題

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晩婚化が進み、子作り時の高年齢化が進んだこともあって、不妊が問題となってきています。多くのカップルが不妊で悩んでいると言われていますが、その原因は女性がでけではなく、男性にもある場合も多いのです。今回は、男性不妊の原因と問題についてご紹介します。


男性不妊の原因1)乏精子症


男性不妊の原因1)乏精子症

男性の不妊の原因で最も多いと言われているのが、乏精子症です。この病気の大きな問題は、精子の数が少ないことです。精子濃度は、2000万以上があることが正常、そして自然妊娠には4000万の精子があることが必要と言われています。乏精子症の男性は、精子濃度が低いため、自然妊娠がしにくいのです。

乏精子症の原因は大きく分けて二つあると言われています。一つ目が、精索静脈瘤。これは精巣の静脈に血流が逆流することで起きます。不妊の男性の25〜40%が、精索静脈瘤が原因となり不妊に悩んでいると言われています。二つ目が、造精機能障害です。これは、精巣の働きの悪さから精子が作られにくくなってしまっている状況のことです。基本的にはこれらの原因が当てはまると言われていますが、精密に検査しても原因がわからないことも少なくないのです。

もし、長時間座っているときに、鼠径部に痛みが走るようであれば、注意が必要です。座っていると、静脈瘤が圧迫されるため、血流が悪くなり、痛みが出てくるようになるのです。


男性不妊の原因2)無精子症


男性不妊の原因2)無精子症

次に多い原因が、無精子症です。精液の中に精子が見当たらない状態のことを指します。無精子症には二つあます。精子があってもその通路がふさがっている閉塞性の場合は、手術によって精子の通り道を作ることで、通常の受精を行うことができるようになります。この場合は、自然妊娠も可能です。もう一つの精子そのものが作られていない非閉塞性の場合は治療が更に難しくなります。薬物で治すことができる場合もありますが、外科的な治療が必要になる場合も多くあります。

これらの原因としては、尿道付近を不潔な手で触ったり、不潔な下着を着続けることで、尿道にばい菌が入ったりすることで、精巣上体が最近に感染し、炎症を起こすことから引き起こされます。もし、陰嚢が腫れて痛くなってきたら、炎症を起こしている可能性があるので要注意です。


男性不妊の原因3)精子無力症


精子の動きが悪いと、受精することができず、不妊に繋がります。この精子の動きが悪い病気のことを精子無力症と呼びます。高速で直進する精子が20%未満だと精子無力症と言われていますが、測り方や採取した時間によって数値が変わってくるので、この%を測定するのが難しいと言われています。

原因としては、先天的なものが多いと言われています。後天的な原因としては、思春期以降におたふく風邪にかかり、高熱を出すことによって、精巣組織にダメージを与えてしまっていたり、乳児期に停留精巣により造精機能に影響が出ていることが考えられます。原因がわかりにくいこともあり、治療も困難になる傾向があります。薬物を用いた治療や、外科的治療が対応索としては考えられます。これらの治療で改善すれば、自然妊娠も可能ですが、難しい場合は、人工授精や対外受精といった手段を取ることになります。


男性不妊の原因4)勃起障害(ED)


上記3点の原因とは打って変わって、心的な要素が大きく影響していると言われている勃起障害。これは、セックスのときに勃起しない、勃起が続かない症状のことをいいます。マスターベーションはできても、性交渉はダメというパターンも多いです。この状況がよく見受けられるのが、子作りのためのセックスに励んでいる場合。妻から子作りのためのセックスを強要されることで、心に圧力がかかり、勃起することができなくなってしまうのです。「今日は排卵日だから」や「子作りのために」といった言葉は、男性の精神に大きくのしかかります。

勃起は副交感神経が興奮して起こるものなので、リラックスしていないと勃起することができないのです。子作りのためのセックスが強要されることで、副交感神経を興奮させることができなくなってしまうのです。他にも、仕事のストレスや、人生の悩みといった心的な原因すべてが、男性の勃起障害の原因なり得ます。

勃起障害が起こるのは、精神的なものだけではありません。糖尿病が原因となることもあります。さまざまな要因から、勃起ができなくなってしまった場合、薬物療法に頼る必要があります。「バイアグラ」を使って、半強制的に勃起するようにすることで、セックスを行えるようにします。でも、最も大事なのは、リラックスしてセックスできるようにすること。もし、これらの用法を用いてもセックスすることができないばあいは、人工授精等も検討に入れる必要が出てきます。精神的な問題が大きい場合があるので、夫婦で協力して問題解決に望めるかが鍵となるでしょう。


根本的な問題とは?


男性の不妊にも様々な種類があることをご紹介しました。男性の不妊は、原因がわかるものの、治療法が完全に確立されていないため、対応が難しいものが多いこことがあります。自然妊娠のためには、「正常な精子を作る」ことが大事なのですが、上記の原因から、それが難しくなり、男性の不妊につながってしまうのです。

治療法が確立されることと同じくらいに重要なこともあります。それは、「男性の理解力」です。もともと不妊というと女性に原因があるというのが主流だったことから、女性だけが検査に行くことが多いようです。

でも、不妊は、男女ともに問題がある可能性があるもの。男性も、しっかり検査にいかなければ、本当の不妊の原因が見つかりません。不妊にたいする男性の理解度と、協力があってこそ、本当の不妊治療ができるのです。

また、男性はプライドが高く、不妊という治療結果を受け入れられないことも多々あります。でも、不妊は誰にでも起こりうる病気の一つです。しっかり受け入れ、治療をしたり、自然妊娠以外の方法を模索すれば、妊娠することは不可能ではありません。男性の不妊に対する理解力不足が、不妊問題の根本的な問題となり得るのです。不妊治療は、夫婦どちらか一方の問題ではありません。夫婦の問題として、お互いを思いやって治療していくことが最も重要なことなのです。

男性の不妊の原因と問題についてご紹介しました。これは、他人事ではなく、誰にでも起こり得ることなのです。もし自分の身に起こってしまったとしても、自分も相手も責めることなく、最善の方法を考えて、二人で協力して乗り越えていってほしいと思います。

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