長さじゃなく太さがポイント！コンドームの購入時のサイズ選び

あなたはコンドームを購入するとき、何を基準に選んでいますか？ 薄さ、香りや色、突起が付いた物などコンドームにも色々ありますよね。実は、選ぶときに最も重視しなくてはならないポイントがあるのです。それは自分にぴったり合うサイズのコンドームを選ぶということ！ ここで正しいゴムの選び方を一緒に見ていきましょう。

コンドームは「サイズ」がかなり重要！

コンドームのサイズはS.M.L.LL～とありますが、多くの男性はあまりサイズを気にして購入したことがないのではないでしょうか。薄さやパッケージなどの見た目重視で購入している人がほとんどだと思います。ですが、それは正しいコンドームの選び方とは言えません。動画でも紹介されているように、本当に重要なのはコンドームのサイズで選ぶということなのです。

コンドームのサイズは「長さ」記載ではない

多くの人が勘違いしている"コンドームあるある"なのですが、実はコンドームのサイズは「長さ」を元に記載されているわけではないのです。もともとコンドームはある程度、ゆとりを持った長さで作られています。引っ張れば弾力を保ちつつ、ミョーンと伸びてくれますよね。ですからコンドームの長さに対してサイズがあるわけではありません。

コンドームのサイズは「太さ」が正解

では何を基準としたサイズ表記なのかというと、「長さ」ではなく「直径」、つまり「太さ」なのです。ペニスの周径を表したサイズを、S.M.L.LL～というように記載しているというわけです。実はこの事実、知られているようであまり知られていません。「自分のペニスの長さに自信があって、LLを買ったらなぜかゆるゆるで失敗…」なんてこともよくある話なのです。

なぜコンドームはサイズが大切なのか

上記を踏まえた上でコンドームを選ぶわけですが、そもそも、コンドームの使用目的としては「避妊」「性病を防ぐ」という2大目的があります。この2大目的を果たすためには、何よりも自分にフィットしたものかどうかということがキーポイントになってきます。

自分のサイズに合っていないとセックス中にコンドームが外れてしまったり、破れてしまったりする可能性があるのです。最悪の場合は避妊に失敗したり、病気に感染してしまったりすることもあり得ます。

まずは自分のサイズを把握すること

コンドームはキツすぎても緩すぎてもダメです。自分にぴったりとフィットした、付け心地の良いコンドームを選ぶのが一番重要と言えるでしょう。そのためには自分のサイズを知っておく必要があります。まずは、「通常時」ではなく「勃起時」の自分のペニスの太さをメジャーで測定するところから始めましょう。

ペニスとコンドームのサイズを確認しよう

正しいペニスの太さの計算は次のようになります。「あなたのペニスの太さ÷3.14」でペニスの外周を知ることができますね。直径を測り、外周を割り出したら以下のサイズ表記で自分のペニスに合ったコンドームのサイズを確認してください。

・S～Mサイズ…直径28.66～33.44mm、外周90～105mm

・Lサイズ…直径35.03～44.59mm、外周110～140mm

・LLサイズ…直径46.18～60.51mm、外周145～190mm

コンドームのサイズを重視した上で、その他のポイントをチェック

自分のペニスとコンドームのサイズを把握できたところで、色や薄さ、香りや突起など好きなポイントを確認してみましょう。自分のペニスのサイズとコンドームのサイズがしっかりマッチしていれば、後は好きなように選んで構いません。ただし、肌に合う、合わない、使用心地の良さなどは使ってみないとわからない部分もあります。そこで、素材の知識や自分の状況をあらかじめ予測しておくとができれば、コンドーム選びがスムーズになります。

コンドームのゴムの素材を知ろう

コンドームのゴムの素材は大きく分けて3つあります。「ラテックス製」「ポリウレタン製」「イソプレンラバー、ポリイソプレン製」です。まず、「ラテックス製」ですが、こちらは現在販売されているコンドームの9割を占める超ポピュラーな天然ゴムです。高品質でリーズナブルなことから、ほとんどのコンドームがこの「ラテックス製」で販売されています。しかし、天然ゴムなので劣化が早く、ゴム特有のニオイが強い製品です。

次に「ポリウレタン製」ですが、薄さが売りのコンドームはほとんど「ポリウレタン製」です。ゴム臭が少なく、ゴムより薄く、消費期限もゴムの2倍という特性があります。しかし使用感やしなやかさはゴムに劣るので、少しゴワつきを感じてしまうこともあるでしょう。最後に「イソプレンラバー、ポリイソプレン製」ですが、最近になって海外から日本に輸入されてきた素材のものです。ゴムアレルギーがなく、3つの素材の中では一番柔らかいのでフィットしやすい素材と言えます。デメリットは少し割高な事と、どうしても分厚い作りになっているということです。

自分に合いそうな素材のゴムを選んでお気に入りを見つけておくと、購入の際の目安になりますよ。

使用状況を思い浮かべる

素材と一緒に購入時に意識しておくといいのがコンドームを使用する状況です。例えば「次に彼女とセックスするときは長くジックリ楽しみたい」という場合は、少し厚みのあるコンドームを選ぶとよいでしょう。早漏がネックな人にも厚さのあるコンドームがおススメです。反対に「感度を良くしたい」「コンドームの装着感を感じたくない」という場合であれば薄いタイプを選ぶとGOODです。薄いタイプを選ぶときは「ラテックス製」だと0.03mm、「ポリウレタン製」だと0.01mmがいいでしょう。

コンドームは都度買いするようにしよう

量販店や大安売りなどで、コンドームがまとめ売り（3パック○○円など）されていることがあります。お得なように思えるのですが、コンドームは必要な時に必要な分だけを購入する方がいいでしょう。コンドームにも消費期限があります。消費期限ギリギリや過ぎているの物はなるべく避けた方が無難です。コンドームは保存できないものと考えましょう。

また、自分のサイズに合っていなかったり、見たこともないような海外のメーカーのものがまとめて売られている場合もあるので、注意が必要です。

コンドームのサイズと自分のペニスのサイズをしっかりと把握しておくことで、より安全・安心なセックスライフが手に入ります。コンドームの選び方や使用方法を、改めてカップルで確認しておいてもいいですね。快適、充実したセックスのためにも、自分にぴったり合ったコンドームを選んでくださいね！