人肌恋しいの意味と、人肌恋しくなる理由まとめ

ふとした瞬間に「人肌恋しいな～」と思った事はありませんか、ありますよね。しかしながら、「人肌恋しい」とは何なのか。「人肌恋しい」を理解すれば、改善策も見いだせるはず！そこで今回は、人肌恋しいの意味と、人肌恋しくなる理由をまとめてみましたので、一緒に噛みしめましょう。

人肌恋しいの意味と理由：人肌恋しいとは

人肌恋しいとは人の肌がなつかしく思われるさまや肌と肌の触れ合いが恋しいさま。人間らしいかかわり合いを求む様子などを表す表現です。「人恋しい」とは少しニュアンスが違い、性的な意味も含め、人（特に異性）と接触したいという意味になりますね。人の肌の温かさを感じたいという事でしょう。

元々は正しくない日本語ですが、最近では「人恋しい」よりよく使われる言葉ですよね。正しい日本語を使う方などからは、「人肌恋しい」という言葉は生々しい感じがすると嫌悪感を抱かれてしまいますが、一般的に広まっている「人肌恋しい」は、寂しい気持ちを人肌の温かさで埋めたいと言う性的な意味だけではない表現かと思います。

「人恋しい」の意味は「人に会いたい、人と話がしたいという気持ちである」とあります。
ですから「人肌恋しい」というのは、更に深いスキンシップを人に求めていることだと思います。
主に異性を求めるときに使われることが多いと思いますが、
秋の物悲しい季節になると、愛する人に側にいてほしい・・・抱きしめてほしい・・・ぬくもりがほしい
という気持ちになりそんな寂しさを埋めたい時に「人肌恋しい」と使ったりすると思います。
引用：YAHOO!知恵袋

特に秋冬は人肌恋しい季節と言われていますね。その理由について考えていきましょう。

人肌恋しいの意味と理由：季節が原因

人間は動物。季節の変わり目は気候や気温に変化がある為、本能的に心理変化が起こります。寒い季節になれば、寒さをしのぐため動物的本能で身を寄せ合おうとしますし、暗くなると危険や不安を感じる為、やはり誰かに近づこうとします。ですので、「寒さ」や「暗さ」が深まる季節に人との結びつきを求めたくなるのは、自然なことなのです。

また、動物的に考えれば外で裸で寝ていても心配のない季節とは違い、凍死してしまうおそれのある寒い季節になると、生命の危機を感じ子孫繁栄の精神が働きます。それ故、人肌を求めるのかもしれませんね。

人肌恋しいの意味と理由：寒さが原因

四季のある日本に住んでいるから寒い時期に寂しくなる。寂しくなるから人肌恋しくなる。四季のない国ではそういった感覚になることはないと言われています。確かに常夏の国の人って底抜けに明るいイメージですよね。暑い夏があるからこそ、寒い季節との気温の落差を感じるので、寂しさが出てくるのでしょうね。

また寒くなると草木が枯れ落ち、その様な光景は人の死を連想させるもの。意識的にそのような事を考えているわけではなくとも、無意識の中で感じているのです。前項でも挙げましたが、やはり動物的本能で生命の危機を感じると人肌を求めるのでしょう。

また心理学では、身体の温かさと心理的な温かさには密接な関係があるとされており、気温が下がるにつれ気持ちが落ち込むと言われています。落ち込み、孤独感を感じる。そうすると寂しくなり、人肌が恋しくなるという訳ですね。

人肌恋しいの意味と理由：太陽が原因

幸福ホルモンと呼ばれる神経伝達物質「セロトニン」は太陽の光によって分泌量が変わります。このセロトニンは気分や感情、生体機能全般のコントロールにかかせない物質で、日照時間が長い程分泌されると言われています。

従って、冬は特に日照時間が短くなる為、幸福ホルモンの分泌が抑えられ、寂しさに繋がり人肌恋しさを感じてしまうと考えられます。確かに実感としても、春のポカポカしている時に人肌が恋しいとはあまり感じませんよね。太陽の力は偉大という事です。

また日照時間の長い夏も恋の季節ではありますが、寒い時期とはその内容が違います。夏には解放感を覚える為、気軽な遊びの恋をしやすい傾向がありますが、寒い時期は「一人の異性と密接な関係になりたい。心と心の結びつきが欲しい」という感情が強まるので、本命を求める傾向にあるのです。何だか太陽に操られているみたいですね。

人肌恋しいの意味と理由：イベントのせい

近年ではイベントは家族ではなく恋人と過ごすものと認知されるようになってきました。お花見や夏祭り、特に冬にあるクリスマス・年越し・バレンタインなどは熱々カップルで溢れかえっています。そんな人々の熱狂につられ、同調行動をとってしまい、どう過ごしたいかというよりも、自分が仲間はずれになりたくないという気持ちが出てきます。その気持ちが人肌恋しいと感じてしまう原因になっているのかもしれません。また、過去にそういったイベントを幸せに過ごした記憶があり、思い出してしまって人肌が恋しくなる場合もあります。人肌に触れた事がなければ、なかなか恋しくはなりませんからね。幸せだった自分と今の自分を比べてしまうのも原因のひとつでしょう。

また、夏の開放的な気持ちから秋にかけての街中の雰囲気の落差で感じる寂しさは、目前にせまっているクリスマスでショックを受けない様、体が寂しさに徐々に慣らせていっているのではないかとも思います。人肌恋しいと感じる事によって冬のイベント前から寂しさの訓練をしているのかもしれませんね。

人肌恋しいの意味と理由：そもそもの原因は？

「人肌恋しい」という感情は「寂しさ」からくるものだと散々述べてきましたが、そもそもその「寂しさ」を初めに感じたのはいつでしょうか。そんなの人それぞれだ、覚えていないと思いますよね。

実は、一番初めに寂しさを感じるのはお母さんのお腹から出た時だと言われています。温かいお腹の中で育ち、お母さんとずっとくっついていたのが離れるわけですから、分離感というものを感じ、「寂しさ」をそこで初めて経験しているのです。

そうして「寂しさ」と共に生まれてきた私たちですから、季節や気温・太陽やイベントごと、そして自分の経験によってふと寂しさ、すなわち人肌恋しいという気持ちが溢れてくるのです。人肌恋しいというのは、相手を求めていると同時に自分が必要とされている実感を求めているのではないかと思います。結局は、承認欲求なのかもしれないですね。

いかがでしたでしょうか。解決策は見出せそうですか？人肌恋しい時は趣味等を見つけ没頭するのもいいかもしれません。人肌恋しいからといって誰彼構わずいってしまう時もあるでしょうが、グッと我慢して、最良の相手を見つけ温めあえれば幸せですね。

以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。