女性がイク時に膣の入り口が締る現象・バルーン現象とは?【図解】

女性がイク時に膣の入り口が締る現象・バルーン現象とは?【図解】

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この記事を書いた人
テクニックで愛される
ピースフルえりこ
大人の恋愛小説や映画に刺激され、実生活でもスリルと興奮を求める女子ライター。元々は小説家志望でネタ探しも兼ねて自分でいろんな恋愛やセックスを試してましたが、その経験はpanpanのコラム記事で活かされることに。最近は妄想を膨らませる一人エッチにもはまっており、女性向けラブグッズのレビュー記事も書いています。赤裸々な私の本音を届けます。
バルーン現象ってご存知ですか?女性がイクときに膣の入り口で起きる現象のことです。膣による圧迫刺激が突然なくなるので、男性としては、「ひょっとして感じてないのかも…?」と不安に思うかもしれません。しかし、実際は全くの逆で、バルーン現象中の女性は激しくイッてしまっていることがほとんど。本記事では、そんな女性がオーガズムを感じたときに訪れる「バルーン現象」とはどういうものなのか紹介します。


女性がオーガズムを感じたときに訪れる「バルーン現象」とは

バルーン現象とは、女性が性的絶頂を迎えたときに膣の中で起こる反応のことです。女性の身体の内側でひっそりと起こるものなので、あまり知られているものではありません。特に男性の場合は、「初めてバルーン現象という単語を目にした!」という方も多いのではないでしょうか。

しかし、馴染みのない単語だからといってバルーン現象を知らないままでいるのは、あまり褒められたことではありません。オーガズムと直結する女性の身体の反応なので、「よりパートナーの女性に感じてもらいたい!」という方はバルーン現象をしっかりと学んでおくようにしましょう。


バルーン現象の名前の由来は?

「バルーン現象」のバルーンとは、日本語で「風船」を意味する単語です。女性の膣の中が風船のように膨らむ現象であることから、このような名前で呼ばれています。オーガズムを迎えた女性の身体の反応のひとつとして知られています。

より学術的な場面においては、バルーン現象は「テンティング(テント形成)」と呼ばれることもあります。テントの形状に似た感じに膣内の空間が拡がっていくことから、テンティングという名が付けられたようですね。

いずれの名称にしても大事なことは、「女性がセックスにおいて絶頂状態にあるとき、膣内の空間に変化が生まれる」ということ。これは身体生理学的事実です。より良いセックスへの探求心がある方ならば、知っておいて損はありません。

「女性の身体でバルーン現象が起こっているということ」は、「女性がオーガズムに達しているということ」とほぼイコールです。セックス中にパートナーの女性の身体にバルーン現象を確認することができたら、それは女性を性的にイカせることができたということになります。


バルーン現象の仕組みを解説

なぜ性的に絶頂状態にあるときに、女性の膣内ではバルーン現象が起こるのでしょうか。この問いへの身体生理学的な答えは、「膣内に中だしされた精子を効率よく子宮に迎え入れるため」ということになります。これこそがバルーン現象の機能に他なりません。

女性がオーガズムを迎えバルーン現象が起こると、子宮に近い膣の奥の部分が拡張しテント状のスペースが作られることになります。このスペースは、精液プールと呼ばれるものです。精液を溜め込むための場所ということですね。

バルーン現象中には、女性の子宮は膣口の方に向かって「降りてくる」感じになります。その結果、精液プールに射出された精子は、子宮に吸い上げられやすくなるということですね。このように、バルーン現象というのは、妊娠しやすくするための女性の身体の働きなのです。

エロ漫画などでよく使われる女性の絶頂シーンの描写として

「子宮が降りてくる~」
「子宮の扉がちんぽでノックされてる~」

このような台詞があります。エロ漫画特有の大げさな表現に思えてしまうものですよね。しかし、バルーン現象を踏まえて考えてみると、そこまで的外れなものではないことが分かります。


バルーン現象の仕組み


バルーン現象の仕組み

バルーン現象とは、女性が快感でイクときに膣の入り口が締り、また奥のほうが広くなる現象のことです。膣に対して上向きになっている子宫が、横向きに位置を変えることで精子を受け取りやすくなり、確実な妊娠を促すための身体の反応なのです。女性ではこの生理現象に気づきにくく、男性は膣の締りがなくなったように感じます。

突然のことなので不安になるかもしれませんが、彼女が感じている証拠と思ってよいでしょう。刺激が弱くなるため早漏の男性にはむしろ歓迎されることなので、女性としてもあまり不安に思うことはありません。また開発が進むにつれて、この現象はなくなっていきます。


バルーン現象が起きると・・・





いきなり自分の身体がこんな状態になったら、誰でも驚いてしまいますよね。バルーン現象について十分な知識がない女性の場合は、なおさらです。男女がともにバルーン現象のことを知らないときは、「え?なになに、なんなの!?」と驚きのあまりセックスを中断してしまうかもしれません。そんなことになったら、せっかくのセックスのムードが台無しになってしまいます。

女性の身体で起きるバルーン現象は、膣内にペニスを挿入している男性のほうが気づきやすいものです。なので、いざパートナーの女性の身体にバルーン現象が起こったら、男としてしっかりとリードしてあげるようにしましょう。そのためにも、しっかりバルーン現象について勉強しておく必要があります。


バルーン現象の注意点:膣ナラが出やすくなる

バルーン現象それ自体は、決して悪いことではありません。あくまで、性的絶頂を迎えた女性の身体の生理的な反応のひとつに過ぎません。むしろ、セックスにおいて女性がしっかりとイッたことの証明となるものなので、好意的にとらえるべきものと言えるでしょう。

ただし、女性は、自分の身体でバルーン現象が起きているときに、一点だけ気をつけておいたほうが良いことがあります。それは、バルーン現象中は「膣ナラ」が出やすくなるということです。膣からオナラのような音が鳴ってしまうことがあるので、気にされる方は注意するようにしましょう。

前述のように、バルーン現象が起こると、女性の膣内の奥の部位がテント状に拡がります。この拡がった空間には空気が入り込みやすくなります。その結果、パートナーの男性のピストンに合わせて、「ブビッブビッ」という空気が漏れ出す音が鳴ってしまうことがあります。

この膣ナラは、防ぐことが簡単ではありません。どれほど気をつけていたとしても、出るときは出てしまうものです。なので、男女ともあまり気にしないことが重要です。「膣ナラは女性がしっかりと感じてることの証」ぐらいに思って、セックスに集中することをおすすめします。


バルーン現象はポルチオ性感帯の快感と密接に関連している



女性の身体にバルーン現象が起こることによって、女性はさらなる性的官能を手にすることができるようになります。というのも、バルーン現象によって膣内の形状が変化することで、ポルチオという性感帯のひとつに刺激を受けやすくなるからです。

ポルチオとは、膣の最奥にある子宮の入り口付近の部位のことです。このポルチオへの刺激は、「中イキ」につながるものです。なので、Gスポットと並ぶ性感帯として、Pスポットと呼ばれたりもします。セックス中に適切にポルチオへの刺激を受けることで、女性はより強い性感を得ることができるでしょう。

このように、女性のセックスより充実したものとしてくれるポルチオ性感帯ですが、難点は刺激を与えるのが簡単ではないということ。膣の奥深くの部位なので、指やペニスでピンポイントで触れることができないんですよね。

このポルチオへの刺激の与えづらさを解消してくれるのが、バルーン現象です。前述したように、ルーン現象が起こることで、膣が拡がり子宮が膣口方向へ降りてきます。その結果、ペニスや指での子宮近くのポルチオへの刺激が行いやすくなるということですね。

バルーン現象後にポルチオを上手く刺激されれば、女性はさらに強いオーガズムに達することができるようになります。


ポルチオ性感帯を刺激するには


ポルチオ性感帯を刺激するには、ペニスを深く挿入することがポイントになってきます。ポルチオ性感帯は、普段のノーマルな状態では指が届くかどうか怪しいほど、膣の深い場所にあるものです。なので、ピンポイントでポルチオを刺激するのは簡単なことではありません。

しかし、バルーン現象が起きれば、ポルチオは膣口に向かって下がってきます。そのため、ペニスで刺激を与えやすくなります。子宫の入り口にあたるコリコリとした部分をペニスで圧迫することで、バルーン現象中のポルチオを刺激してみましょう。

また、女性が自慰で感じているときに、手のひらで下腹部を揺らすように刺激を加えることで、ポルチオへの快感を与えることも可能です。男性心理としては、やはり自分のペニスで中から女性をイカせてあげたいですよね。しかし、それがどうしても難しい場合に困らないように、「女性の下腹部を外側から揺らすことでポルチオを刺激するという方法もある」ということを頭の片隅に置いておくといいかもしれません。


いかがでしたか?バルーン現象はセックス相手の女性が感じている証拠となるものです。セックス中に相手の女性にバルーン現象が起きたら、それは男性としては自信を持って喜んでよいものです。こういった生理現象は事前に知っておかないと、誤解の元になりかねません。必要なセックス知識として、前もってしっかり身につけておくようにしましょう。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。


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