知られざるAV男優・AV女優の仕事現場の裏側(面接/格付け/給料など)

知られざるAV男優・AV女優の仕事現場の裏側(面接/格付け/給料など)

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この記事を書いた人
孤高のAVソムリエ
桜小路すばる編集チーム
小3でオナニーを覚え、河原で拾ったエロ本でヌキまくる少年期を過ごす。生まれながらのコミュ障体質が幸いし、青年期も彼女よりAV好き。20年来のAV鑑賞歴を活かすため、panpanでAVレビューを中心に執筆してます。最近はVR作品にドハマリ中。別名義でDMMレビューも書いてます。
男性なら誰もが一度はお世話になったであろうアダルトビデオですが、おそらく大半の人はその裏側を知らないと思います。セックスできて面白そうな環境?いえ、その実態はかなり過酷なんです。今回はそんな知られざるAV男優・AV女優の仕事現場の裏側をご紹介します。


AV現場の裏側その1:面接ってどうなってるの?


AV現場の裏側その1:面接ってどうなってるの?

AV現場の裏側としてまずご紹介するのが、面接についてです。AV業界というのは私たちが考えている以上に競争率が厳しいことで有名で、履歴書の顔写真を見て売れるか売れないかバッサリと判断されるほど。

例えばどれだけボディや中身に自信があっても、プロダクションの人事担当に「この子は売れない」と顔写真だけで判断されれば、その時点で面接さえ受けさせてもらえないということもあります。現状、クオリティの高いAV女優が多い中で、まず顔が良くなければどのような作品に出演しても売れる事はないということをプロダクションは把握しています。こうしたことから、全体の3割ほどしか面接に進めないのです。

そして、いざ面接に進むと、今度は体の品定め。個室で全裸になり、肌、乳房の形、乳首の色、尻、ヘアの形状など隅々までチェックされます。そこから、これは売れると思われたらプラス、売れないとなったらマイナス……というような評価の付け方をされ、最終的にプラスの評価が上回れば採用となります。また体型以外にも、経歴も見られます。ユーザーから「なんでこんないい経歴をもってる人がAVなんか?」と興味を持たれることで、売り上げにも繋がるからです。


AV現場の裏側その2:AV女優の格付けの実態


AV現場の裏側その2:AV女優の格付けの実態

AVの現場でもヒエラルキーは当然のごとく存在し、まず上位、メーカなどと直接契約を結んでいる「単体女優」と呼ばれる方がいます。このクラスになると1本の出演単価が100万近い数字になることも。いわゆるAVの中の大物女優といえるでしょう。中間には、「キカタン」と呼ばれる企画単体女優がいます。単体女優と違って、専属契約されていないのが特徴ですね。そしてヒエラルキーの最底辺は「企画女優」と呼ばれ、主に素人ものの作品をメインに出演しています。以上のようにAVのランクは区分されます。

当然ながら上位であるほど単価はいいように普通は考えるのですが、AVの現場では一概にそうとは言えない様子。というのも、「単体女優」の場合、専属契約しているため撮影本数が人気のキカタン女優と比べると少なくなってしまうのです。例え単価90万円の作品に出演しても、撮影本数が1本のときは月収が90万円に。また撮影以外の時間にはテレビ出演やサイン会などが充てられるのですが、それらのギャラはほとんど皆無に等しく、下手したら衣装代などで赤字になることも……。

一方で、下のランクである「キカタン」であれば単価が少ないぶん出演回数に制限がないため、多い日で月に何百万と稼ぐ女優もいます。一番辛いのが「企画女優」で、素人ものやフェチ系作品は単価が5,6万円ほどしかなく、さらに撮影本数も少ないため、月で10万円もいきません。そのため、アルバイトと掛け持ちしないと生活すら成り立たないのです。


AV現場の裏側その3:AV男優の数はたった70人!?


AVにおいてなくてはならないのが、男優の存在でしょう。一昔前は裏方同様な存在だった男優も、加藤鷹やしみけんといった、巷でも知られるような男優も増えてきました。加藤鷹に至ってはAV創世記から現在も活躍されていて、男性の中には憧れを抱く方も少なくないと思います。

そんなAV男優ですが、驚くべきことに全体でたったの70人しかいないのです。日本で活躍しているAV女優の数が約1万人いることを考えると、どれだけ希少な存在かが分かりますね。また70人の中でも新人の入れ替わりは激しいのに、中堅から上はずっと固定という妙な環境なのはAV業界のユニークな一面でしょう。

現在日本では1日150本ものAVが制作されていて、人気男優だと一日で2.3現場回ることもザラじゃありません。AV現場では女優の好みを問わず、監督の要求に応えて、下半身で最高のパフォーマンスを見せなければいけないため、想像を絶する体力が必要になっきます。そのため、普通の男性ではまず勤まらないんです。またギャラも一つ現場5万円と、女優と比較すると雲泥の差。縁の下の力持ちとして必要不可欠な存在ですが、常人では到底真似出来そうにない過酷な仕事であることが分かりますね。


AV現場の裏側その4:売れっ子は性格がいい娘が多い?


AV現場の裏側で意外に感じたのは、売れっ子な女優であるほど性格がいい娘が多い点でしょう。稼いでいる女優ほど、普通なら高飛車になっても仕方がないと考えがちですが、実は撮影開始前から「今日はよろしくお願いします」ときちんと挨拶し、始終ニコニコしていることが多いのです。

またカメラが回っていないにも関わらず、共演するAV男優と恋人のようにいいムードで接してくれることも。売れっ子でありながら愛嬌だけでなく、何気ない部分でも気を利かすことができるってすごいですよね。

一般人として考えると当たり前のように感じることかもしれませんが、特殊な業界で活躍して、しかも売れっ子ってどこか性格が歪んでいる印象を持ちがち。その点、AV女優の場合には比較的性格が良い娘が多いというのは意外ではないでしょうか。


AV現場の裏側その5:人気男優のプライベートはストイック!


AV現場の裏側その3にて男優について少しご紹介しました。AV女優約1万人という数に対し、男優は70人しかいないため、現場の数も多く非常に過酷な仕事であるこということ。そんな過酷な環境下の中で、人気男優と呼ばれるような方もいるんですけど、実はそういった人たちのプライベートは非常にストイックなんです。というのも、撮影の絡みに全精力を注ぐ為、プライベートではオナニーもセックスも一切しません。そうすることで、精子がたくさん出て見栄えも良くなるからです。

もちろん酒も飲まないし煙草も吸わない。そしてAV男優の要ともいえる筋力を付ける為にボクサーの様な食事をとり、肉体維持に努めているのです。例えば、体温以下の飲みものは一切口にしないとか。体が資本の職業であるため、食事=栄養素を取り入れるための行為という認識が強いんです。

さらにきっちりと計算した筋力トレーニングを朝から行い、しっかり睡眠をとります。現場までの移動手段も撮影時間が夜中までかかる場合も考え、自家用車で行く男優さんもいます。ストイックですよね。もちろんすべての男優さんがこういう生活を送っているとは限りません。ただ、売れっ子男優と呼ばれる人たちの背景には、こうした日常的な努力の積み重ねが大きいのは確かでしょう。


いかがでしたでしょうか。普段何気なく見てるジャンルだけに、裏側を知ることで妙な生々しさを感じることができますね。身体を張る仕事なだけに過酷そうですが、そうやって作られたもので私たちは楽しめるのですから、ありがたいですよね。これからも応援したいところです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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