「膣性感開発・中イキ完全マニュアル」掲載のテクを3つ実践してみた

「最近エッチがマンネリ気味……」「ベッドで文句ばかり言われて困る」など、性行為の悩みはなかなか尽きないものです。どれも他人には相談しづらいことですが、そんな夜の悩みを解決してくれるセックスのハウツー本が現在では多く出版されています。今回は、有名なハウツー本のひとつ「中イキ完全マニュアル」を取り上げて、掲載されているテクで本当に中イキできるのかを実践してみました。

話題のSEXハウツー本「膣性感開発・中イキ完全マニュアル」とは

作者	由良橋 勢
出版社	笠倉出版社
発売日	2011年6月29日
定価	1,080円（税込）

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イラスト付きで見やすい、エッチの教則本！

「膣性感開発・中イキ完全マニュアル」は、2011年に発売されたセックスに関するハウツー本です。

著者の「由良橋 勢」は、性に関する記事をメインに執筆活動をしているライターです。2003年に「世界の女とセックス」（データハウス刊）の発刊した後、セックステクニックについての解説や外国の性風俗ルポなどの書籍を17作品発表しています。




膨大な取材データと分かりやすいイラストで構成される本書は、幅広い読者層からの支持を集めています。また、2014年にはコミック版の「ナカいきッ！」も発売されました。

内容紹介

「膣性感開発・中イキ完全マニュアル」は、膣内を責めて女性をイカせる「中イキ」に特化して書かれたハウツー本です。

本書では「中イキこそ女性アクメの最終到達点」としたうえで、先ずはGスポットやボルチオなど膣内部の性感帯を解説。そのうえで、指やバイブによる効果的な責め方や、各体位ごとでの膣内性感帯を刺激する方法など、中イキのための全41種類のテクニックを紹介しています。




各項の解説ではイラストによる図解も豊富ですので、文章モノに敬遠しがちな方でも、非常に読みやすい構成となっています。

「膣性感開発・中イキ完全マニュアル」を愛読する筆者が実践してみた！

女性自身すら知らないような膣内の性感帯について、かなり詳細に書かれている「膣性感開発・中イキ完全マニュアル」。読んで納得できるポイントも多いですが、本当に実際のセックスに通用するテクニックなのでしょうか。

そこで筆者（30代前半・男性）が、この本で紹介されているテクニックをパートナー（20代・女性）に実践してみました。

最近、エッチがマンネリ気味な筆者ですが、はたしてパートナーを中イキさせることができるのか。ぜひ、本書購入の参考にしてください。

①ボルチオ撫で回し

膣奥の子宮口付近にある性感帯「ポルチオ」。クリトリスやGスポットと比べてあまり知られていませんが、女性にとってポルチオでイクことは、最高にキモチイイとも言われています。

本書で覚える、正しいポルチオの責め方とは？

この本によれば、ボルチオ撫で回しのテクとして「挿入した指先が子宮頚部に触れたら、指の腹でなめらかに撫でまわすように愛撫する」と解説しています。

図解では「人差し指・中指・薬指の3つの指先で取り囲むように掴むのがコツ」となっていますが、パートナーの都合上、やむなく指二本で挿入して実践してみます。

実際にポルチオを責めてみた

パートナーを仰向けに寝かせて、いざ実践開始です。手のひらを上（女性の腹部方向）に向けて、指の根本が膣口にめりこむぐらいまで挿入します。ここで相手が痛がるようであれば、ローションを使った方が良いでしょう。

指先で子宮口と思われる突起が触れたあたりで、人差し指と中指で挟むように刺激してみます。かなり良い感じにハマったようで、パートナーからも「あ～コレ良い、良いわ～」との言葉を頂きました。

後から聞くと「痛いのと気持ちいいのが半々の感覚」とのこと。刺激が強すぎたのか、絶頂する前にパートナーから止められてしまいましたが、慣れてくるとすんなりと中イキできそうですね。

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②チンピクノック

名前からはどんなテクニックなのか分かりませんが、本書によれば「小さな動きで大きな快感、海老で鯛を釣るが如きテク」とのこと。体力が落ちてきた中高年の方にはオススメの、効率が良いテクニックのようです。

チンピクノックとは？

以下、本書の内容を抜粋します。チンピクノックとは「ペニスを挿入したらそのまま動かさず、男性が括約筋（肛門や尿道あたりの筋肉）に力を入れたり抜いたりすることでペニスを動かし、膣内を刺激する」というテクニックです。なるほど、チンチンをピクつかせて膣内をノックするということですね。

この本によれば、「ペニスの侵入深度を加減すれば、ペニスの先が子宮頸部やGスポットに当たってより深い快感を得られる」とのことです。文章だけではイメージしづらいところもありますので、実際にやってみましょう。

チンピクノックに悪戦苦闘

正常位でパートナーに挿入した状態で、そのままお尻のあたりに力を込めたり抜いたりしてみます。お尻の穴を出したりすぼめたりするような感覚ですね。

実際にやってみると分かりますが、この動きは連続してやると非常に疲れます。普段あまり使わない筋肉を動かしていることもあるのでしょう。慣れれば長時間動かせそうですが、そのレベルに達するには時間が掛かるかもしれません。

男性側が疲れるテクニックですが、事後のパートナーからは「よく分からなかった」と冷たい一言。振り返ってみると、ペニスの先端が性感帯に当たっていなかったのかも……いずれにせよ、初のチンピクノック実践は、散々な結果となってしまいました。

③クリズリ騎乗位

膣内とクリトリスの両方を刺激して、女性が多大な快感が得られるというクリズリ騎乗位。クリトリスの刺激が加わることで「疑似中イキ」が体験できるテクニックです。

クリズリ騎乗位のやり方

まずは、騎乗位で合体してペニスを膣奥まで収めます。女性はそのまま上体を立てて男性の恥骨にクリトリスを圧着させて、クリトリスを擦るように腰を前後に動かします。

上の二つとは異なり女性本位のテクニックのため、パートナーにやり方を覚えてもらって、クリズリ騎乗位を実践してみました。

女性に任せた方が効率的!?

最初のうちはクリトリスが擦れるポジショニングに試行錯誤し、ペニスが抜けてしまうこともありましたが、一度体勢が決まると後はスムーズにグラインドできました。

女性一人で動かすとバランスが悪い体勢となるため、男性側が両手でカラダを支えてあげるのがコツです。

イクことは出来なかったパートナーですが、「かなり気持ち良かった」と満足した様子。ただ、「女性をイカせる」という感覚が薄いテクニックですので、男性によっては物足りなく感じる方もいるかもしれません。

【オマケ】他にも参考になるSEXハウツー本3つ

「膣性感開発・中イキ完全マニュアル」のほかにも、セックスに関するハウツー本は多く出版されています。ここでは、筆者が読んで参考になったハウツー本を紹介します。パートナーとのセックスがマンネリになってきた方は、ぜひ参考にしてみてください。

スローセックスとは、射精や絶頂を目的とした男性本位のセックスに対し、ゆっくり時間をかけ、男女が互いをいたわりながら肌を重ねる時間を楽しむ性行為である。
引用：ウィキペディア

スローセックスの提唱者として有名なセックスセラピスト・アダム徳永氏の著書です。2006年に出版された本書は40万部のベストセラーとなり、「結果だけではなく、過程を楽しむ」スローセックスという概念を世に広めました。

ただ男性が快感を楽しむだけでなく、男も女もセックスで悦びを知るための基礎知識が満載の一冊。性行為の原点を見直してみるという意味では、セックス経験が豊富な方ほどオススメのできる本です。

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女医が教える 本当に気持ちのいいセックス（宋 美玄／ブックマン社）

mihyonsongさん(@mihyonsongkobe)がシェアした投稿 - 2017年 2月月4日午後7時53分PST

「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」は、現役の産婦人科医である女医・宋 美玄（ソン・ミヒョン）が、医学的見地と女性の立場からセックスを解説した一冊です。

女医の目線からセックスのメカニズムを解説する内容は大きな反響を呼び、 こちらも40万部を超えるベストセラーとなりました。

オーガズムの基礎知識から各体位におけるテクニックまで、セックスに関する情報を網羅した一冊です。童貞クンはもちろん、ヤリチンの方でも非常に勉強になる一冊です。

イラストも多く盛り込まれていますので、文字ばかりの本を読むのが苦手な方でもスンナリ読みやすいのもGOODです。

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もっとセックスしたいあなたに（大泉りか／文庫ぎんが堂）

「もっとセックスしたいあなたに」は、女性のセックスに対する考えや願望についての解説本です。

作者である大泉りかは、キャバ嬢やSMショーのM女を経験したのち、現在では官能小説家として活躍している方です。自身の豊富な体験をもとに、女性がセックスに求める価値観について詳しくレクチャーしています。

男性にとってセックスは、どうしても男性本位になりがちな部分があります。この本で女性の心理を勉強して、パートナーが求める「してもらいたいコト」を考えてみてはいかがでしょうか。

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まとめ：「中イキ完全マニュアル」で、セックスを再勉強すべし！

今回、「中イキ完全マニュアル」のテクを実践してみて思ったのは、思っていたほど女性の性感帯について分かっていないということでした。特に、膣内部で感じるメカニズムについてはかなり誤解していた部分も多く、非常に勉強になりました。

正しいセックスの知識やテクニックを覚えれば、パートナーとの愛情もより深まるものです。性行為に自信がない方はもちろん、逆に自信がある方にこそ読んでもらいたい一冊です。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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