AV女優の小説オススメ10選|いま読むべき人気作や話題作を厳選

AV女優の小説オススメ10選|いま読むべき人気作や話題作を厳選

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この記事を書いた人
初代ディレクター
マツタケのようなひと
こんにちは、マツタケです。座右の銘は「愛嬌と根性と、マツタケがあれば、人生なんでもやり切れる」です。最近はみっちり勉強も始めて知性もついてきてます。人生なんて、そんなものです。気軽に波にのりましょ~
昨今は活字離れが問題視されていますが、一方で芸能人やインフルエンサーの方が本格的な小説を手がけることも多くなっていますよね。

そして何よりも文才豊かで知られるのは、実はAV女優だったりします。

誰もが知るあの人気AV女優が、引退後や現役の時でも執筆に精を出し、評論家も唸るような小説を出版したりするんですよ。

そこで今回の特集は「AV女優が執筆したおすすめ小説10選」です!

AV女優が架空の人物を描いた小説から、自身をモデルにしたり別の作家からモデルとして描いてもらった小説など、数々の名作を集めました。

普段は小説を読まない方でも、AV女優が赤裸々に描いた文章ならきっとハマるはずです!





小説を執筆する才能をもつAV女優は意外と多い!


今回はPANPAN初代Dのマツタケがリサーチを担当しています。AVと文学をこよなく愛する私としても、AV女優の文才にはかねてより注目していましたから、徹底的にリサーチして名作を並べてみましたよ。

とはいえ、候補数自体はそれほど多くありません。リアルな数字をいうと、AV女優が実際に執筆した小説はこれまで20冊前後で、話題性はどれも豊富です。

もちろんこれは今の数字で、現代はAVに対する偏見もほぼ無くなっていますし、文才を披露していくAV女優もどんどん増える見込みがありますね。

そしていま現在出回っているAV女優の小説に関しても、非常に文学的に優れているといわれます。芥川賞候補になった作品もあり、AV女優がただ単に小説を書いてみたというレベルではなく、文学に精通した女の子が本気で仕上げた小説なのです!


AV女優がモデルになっている小説はリアルな業界の裏側が垣間みれて面白い

また今回は、AV女優が著者として執筆した小説だけじゃなく、AV女優をモデルにした小説のおすすめラインナップもまとめました。

AV女優が小説を手がけるよりも、以前からモデルとして書かれた本や小説の方がたくさんありますね。自分をモデルとして書いた自伝的小説や、モデルとされながらプロの作家によって執筆された小説まで、すでに有名なものは何冊も出ています。

後半では、そんなノンフィクションやエッセイに近いタッチの小説のおすすめラインナップもまとめています。純文学に近い小説が苦手な方でも比較的読みやすいので、そちらもおすすめですね。

また今回のおすすめ小説を選ぶにあたって、以下の3項目を採点しています!

■おすすめ評価基準■

◆①AV女優の知名度◆
いくらAV女優をしていて文才があるといっても、無名で不人気だったら話題性がないですね。まずは有名なAV女優でなかったら元も子もありません!

◆②内容の面白さ◆
いくらモデルや著者のAV女優が有名でも、肝心の小説の内容がつまんなかったら最悪ですね。文章としての美しさや奇抜さに加え、シナリオの面白さやインパクトがあれば高評価です!

◆③エロ要素の高さ◆
AV女優が書いたといっても、エロい小説ばかりじゃありませんね。しかしAV女優が書いたからこそ、ある種のエロティックな部分もにじみ出てくるものです。AV女優の体験に満ちた、リアルなエロ表現の多さも考慮しながら評価しています!



以上の3項目を加味した上で、最高の10冊を選びました。一見は普通っぽい小説に思えても、執筆したりモデルになったのが本物のAV女優とあれば、不思議と引き込まれる魅力があるものですよ!


AV女優が執筆した小説おすすめ5選

さっそくおすすめラインナップを紹介していきます。まずはAV女優が著者として書いた小説です。

世の中にはゴーストライターや、文章をがっつり添削してくれる優秀な編集者もいますが、この5冊はAV女優本人が仕上げたというガチの小説ですね。

内容に関しては、別にエロさばかりを押し出してはいませんが、小説としての美しいムードとトリップ感は味わえますよ!


①春、死なん / 紗倉まな

av女優 小説
引用:Amazon

出版社 講談社
出版日 2023年4月14日(単行本は2020年2月27日)
ページ数 192ペ-ジ
価格・フォーマット 649円・電子書籍あり
┌①AV女優の知名度 ★★★★★
┌②内容の面白さ ★★★★★
┌③エロ要素の高さ ★★★★☆
総合的なおすすめ評価点 95点/100点
■おすすめポイント
純文学の文学賞候補にもなった異例の作品!

まずイチオシに選んだのは、まなてぃこと紗倉まなちゃんの小説作品です。これまでも「最低。」「凸凹」などの著作も出版して映像化されたりと、AV女優の中では最も文才を評価されている先生ですね。

AV女優としての知名度や人気などはもはや説明不要ですが、何よりも小説家としても評価されている点は大きいですね。

「春、死なん」は2020年に単行本として出版され、2023年に文庫化されています。出版後、野間文芸新人賞の候補作品に選ばれ、惜しくも受賞は逃しましたが、大きな話題を呼びました。

また表題作は中編となっており、他にもう一編の小説「ははばなれ」も収録しています。AV女優としての紗倉まなちゃんを知る人も知らない人も、必読の1冊ですね。

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「春、死なん」の簡単なあらすじ

主人公となるのは、妻を亡くしたばかりの70歳男性の富雄。二世帯住宅で子供らと暮らしていますが、その実は孤独そのもの。

富雄は部屋にこもって自慰行為を繰り返し、まだ枯れない性欲を悶々と満たしています。そしてある時、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会したところから、物語は展開していくのです。

作品はいわゆる「老人の性と孤独」を描いており、老齢男性の心の弱さも描いています。女性は女性から見た男性への視点でもあり、男性ならいつかは共感してしまう内容ですね、




②ギフテッド / 鈴木涼美

av女優 小説
引用:Amazon

出版社 文藝春秋
出版日 2022年7月12日
ページ数 118ページ
価格・フォーマット 1,650円・電子書籍あり
┌①AV女優の知名度 ★★★★☆
┌②内容の面白さ ★★★★★
┌③エロ要素の高さ ★★★★☆
総合的なおすすめ評価点 94点/100点
■おすすめポイント
純文学の世界で名を馳せた本格的中編小説!

続いてこれも注目の小説ですね。元AV女優で日経新聞記者でもあった鈴木涼美さんが手がけた短編「ギフテッド」です。

鈴木涼美さんは元の名義を「佐藤るり」といって、ムーディーズにも専属していた人気のAV女優。後に身バレのような形で元AV女優だということが発覚するも、その経歴を逆手に取って学者や芸術家として活動しています。

そんな鈴木涼美さんが手がけた中編小説ですね。何と第166回(2022年前期)の芥川賞候補にもなり、惜しくも受賞は逃しています。その後出した小説「グレイスレス」も次の芥川賞候補に選ばれるなど、受賞も目の前と言われますね。

AV女優としての話題性だけじゃなく、本格的な小説を楽しみたい方には絶対おすすめ!

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「ギフテッド」の簡単なあらすじ

主人公は、歓楽街の片隅のビルに暮らすホステスの「私」。重病の母を引き取って一緒に暮らし始めるところから物語は始まります。

母親はかつて詩集をいくつも出版した無名の詩人で、しかし成功者とはならずに「私」を育てるシングルマザーでした。そんな私は水商売と母の世話という、どこか対極な役目に終われる中で、過去に出会って自死した友人を思い返したりしながら、自分自身も振り返っていきます。

いかにも小説らしい回想シーンも多く、かといって文体は読みやすいとも評判です。




③そっちにいかないで / 戸田真琴

av女優 小説
引用:Amazon

出版社 太田出版
出版日 2023年5月27日
ページ数 240ページ
価格・フォーマット 1,980円・電子書籍あり
┌①AV女優の知名度 ★★★★★
┌②内容の面白さ ★★★★☆
┌③エロ要素の高さ ★★★★☆
総合的なおすすめ評価点 93点/100点
■おすすめポイント
自分自身へ辛辣に切り込んだ本格私小説!

3番目は、まこりんの相性で知られる戸田真琴ちゃんの小説です。奇しくも紗倉まなちゃんと同じSOD(ソフトオンデマンド)出身なので、SODには文才豊かな女の子が集まるのでしょうか。

作品は私小説となっており、これまではエッセイなどで自分を語ってきた戸田真琴ちゃんが、本格的な小説タッチで描いた作品になっています。自伝ともとれますが、一応は小説の形をとっているようですね。

戸田真琴ちゃん自身は2023年1月にAV女優を引退しており、この作品は元AV女優として書かれたもの

当時を知る方はもちろんですが、初見の方にもぜひ手に取ってもらいたい作品ですね。AV女優の中には文学好きな方がたくさんいて、単なる話題先行じゃないと実感できます。

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「そっちにいかないで」の簡単なあらすじ

主人公は、戸田真琴ちゃんが自身を投影した人物。最初は幼少期を描いており、新興宗教にハマっている母親と、仲の悪い父親との暮らしの中で、彼女も精神を自立させていきます。

そして戸田真琴ちゃんがインタビューなどで語ってきた内容とほぼ同じ。学業に専念するかたわら、AV女優になって社会的に自立し、最後はキッパリと辞めてまた1人の女性に戻っていく様を描いています。

AVデビュー後の場面は、多くのAV女優が似たような経験をしているのでよく聞く話ですが、幼少期の場面は特に小説らしい暗さと深さに満ちていますね!




④ソノ先が、知りたくて / 川上ゆう

av女優 小説
引用:Amazon

出版社 双葉社
出版日 2016年2月10日
ページ数 248ページ
価格・フォーマット 583円・電子書籍あり
┌①AV女優の知名度 ★★★★☆
┌②内容の面白さ ★★★★☆
┌③エロ要素の高さ ★★★★★
総合的なおすすめ評価点 89点/100点
■おすすめポイント
稀代のセクシー女優が挑んだ官能的タッチ!

4冊目には、AV女優の川上ゆうちゃんが手がけた官能小説を選びました。

出版された時期がやや前なので、評価を少し低くしましたが、後にも先にもこれくらい有名な女優が官能タッチで描いてみた小説は他に無いですね。

川上ゆうちゃんは2004年にデビューした元ロリ系現熟女系のAV女優で、キュートな顔立ちといやらしさ全開のカラミを持ち味とする人気者です。

官能的なイメージが強いので、ただ普通に自分自身を描くよりは、むしろ濡れ場を全面に押し出した形の方がよかったそう。

作品は双葉社文庫から出ており、現在は出回っている在庫も少ないので、電子書籍版がおすすめですね。

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「ソノ先が、知りたくて」の簡単なあらすじ

主人公は、16歳の高校生・ユウ。初恋の人であるフッくんとセックスを繰り返し、自身の秘めた性欲と愛情を知るものの、その際限なく湧き出る欲望に抗えなくなってしまいます。

そして彼女はセックスを探求し、「ソノ先」を知るべくセックスのプロになっていこうとする内容です。

名前もそのまま川上ゆうちゃんをモチーフにしており、まるで文章で楽しむAVやVシネマのような作品です。濡れ場の描写に力が入っているので、読み応えは良いですね。




⑤決めたのは全部、私だった / 川上なな実

av女優 小説
引用:Amazon

出版社 工パブリック
出版日 2022年1月12日
ページ数 240ページ
価格・フォーマット 1,650円・電子書籍無し
┌①AV女優の知名度 ★★★★☆
┌②内容の面白さ ★★★★☆
┌③エロ要素の高さ ★★★★☆
総合的なおすすめ評価点 85点/100点
■おすすめポイント
演技派の人気女優が赤裸々に綴った自伝的小説!

おすすめ5冊目は、これまた人気のAV女優・川上奈々美ちゃんの小説作品です。東京にある企業の出版部門・工パブリック(たくみぱぶりっく)から出ています。

川上奈々美ちゃんもキャリアの長いAV女優で、2012年から9年間くらい活動しています。アリスジャパンとアタッカーズに専属しており、持ち前の可愛さを武器に、また後期は演技力に磨きをかけて女優業もこなしていました。

そんな彼女が引退を機にしたためたのがこの小説で、自分がAV女優になった経緯や続けてきたことによる奮闘を描いています。現在は「川上なな実」と改名して女優やタレント業に専念しているので、ペンネームも川上なな実です。

他の女優と比較すると若干マイナーな出版社から出ているので、話題性がやや少なめでしたが、非常に切り口の鋭い小説だと評判ですよ。

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「決めたのは全部、私だった」の簡単なあらすじ

田舎者だった1人の女性が渋谷のスクランブル交差点で「芸能人になりたくない?」とスカウトされるところから、物語はスタート。

有名でお金持ちになれると思い、飛び込むものの、結局はAV女優に転身。しかし本人の意思とは裏腹に人気を博していきます。

内容はほぼ事実だそうですが、小説的な文体でムードがありますね。

AVとして楽しむ分には中々見れない「女優の裏面」や、川上なな実さんが川上奈々美ちゃんとして歩んできた道のりが、この小説に詰まっています。




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実在したAV女優をモデルにした小説おすすめ5選
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