AV女優の小説オススメ10選|いま読むべき人気作や話題作を厳選

AV女優の小説オススメ10選|いま読むべき人気作や話題作を厳選

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初代ディレクター
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こんにちは、マツタケです。座右の銘は「愛嬌と根性と、マツタケがあれば、人生なんでもやり切れる」です。最近はみっちり勉強も始めて知性もついてきてます。人生なんて、そんなものです。気軽に波にのりましょ~

実在したAV女優をモデルにした小説おすすめ5選

続きまして、AV女優がモデルを務めたおすすめ小説も5冊ご紹介!

ここではAV女優が自らをモデルにして書いた自伝やエッセイ的なテイストの小説から、完全にモデルのみを務めてプロ作家の手によって仕上げられた小説まで集めました。

前述したように、小説のテイストはありますがほぼノンフィクションとして書かれているものばかりなので、活字慣れしていない人でも読みやすい作品ばかりです。本なんて全然読まないという方でもおすすめできますよ!


①夜が明けたら 蒼井そら / 藤原亜姫

av女優 小説
引用:Amazon

モデルになったAV女優名 蒼井そら
出版社 主婦の友社
出版日 2020年6月19日
ページ数 336ページ
価格・フォーマット 1,540円・電子書籍あり
┌①話題性の高さ ★★★★★
┌②一般的な作品評価 ★★★★☆
┌③読んでみての評価 ★★★★★
総合的なおすすめ評価点 92点/100点
■おすすめポイント
伝説のセクシー女優をモデルに描いた長編小説!

まずイチオシは、やっぱり「夜が明けたら」ですね。多くのAV女優が自分の名義で小説を出す中、この作品は第三者による執筆で仕上げられた小説です。

モデルになったのは蒼井そらさんで、今ではほぼ全てのAVが配信停止になっていますが、2000年代は言わずと知れたトップ女優でした。麻美ゆまちゃんと人気を二分していたイメージです。

そんな蒼井そらさんが自身の半生を明かし、作家の藤原亜姫さんが執筆。幼少期から、AV女優として頑張っていた全盛期、さらに引退後の心情に至るまできっちりと描かれています。

蒼井そらさんは今では子供を育てるママになっていますし、この作品も主婦の友社から出ているというのが、1つのポイントですね。女性にもおすすめ。

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「夜が明けたら 蒼井そら」の簡単なあらすじ

本編は4章構成で、幼少期から始まります。冒頭はAV撮影のシーンで、蒼井そらさんが男優とカラミを撮影しながら、内心では痛みに耐える心情を描いていますね。

この小説も他作品と同様、AV女優の表舞台と裏側をまざまざと見せています。いくら人気とお金があっても、どこか拭えない葛藤がある蒼井そらちゃん。

そんな彼女が時に他人と助け合ったり恋愛をしたり、そしてAV女優の自分を脱ぎ捨てて1人に女性に戻っていきます。暗い終わり方はしませんが、華やかな舞台には大変な苦労があるんだとわかりますね。




②わたしのこと。 / つぼみ

av女優 小説
引用:Amazon

モデルになったAV女優名 つぼみ
出版社 二見書房
出版日 2018年12月11日
ページ数 144ページ
価格・フォーマット 1,540円・電子書籍あり
┌①話題性の高さ ★★★★☆
┌②一般的な作品評価 ★★★★☆
┌③読んでみての評価 ★★★★★
総合的なおすすめ評価点 90点/100点
■おすすめポイント
稀代の名女優が最初で最後に綴った自分のこと!

続いて2冊目は、先年惜しまれながら引退したつぼみちゃんの半生を綴った小説です。自伝的エッセイとありますが、自身をモデルに書いた小説タッチの作品になりますね。

つぼみちゃんは芸術的感性が高そうなイメージですよね。育ちは決して悪くなく、幼い頃からピアノを習っていたり、ブログをまめに更新することでも知られています。

そんなつぼみちゃんが、初めて仕上げた本格的な長文の作品。以前にはフォトエッセイの形で多少の文章を披露したことはありましたが、きちんと文章の書籍としてまとめたのはこれが初で、おそらく最後になるとのこと。

ちなみに出版時期は2018年で、つぼみちゃんは2022年に引退したので、この本は現役の時に出ているんですね。

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「わたしのこと。」の簡単なあらすじ

本編は、つぼみちゃんが生活のためにアルバイトを探していて、結局はAV女優募集の広告に目を通してしまうところから始まります。インタビューでもたびたび語っていたままの場面ですね。

それからAV女優となり、大手専属でデビューするも一旦は契約を打ち切って、キカタン女優として活動。それからひたすら精力的にセックスを撮影し続け、レジェンドと呼ばれるまでになるまでを描いています。

文体はひらがなが多く、つぼみちゃんのセンスを感じますよね。女性作家独特の柔らかなタッチを彷彿とさせる素敵な文章でした。




③単体女優 AVに捧げた16年 / 吉沢明歩

av女優 小説
引用:Amazon

モデルになったAV女優名 吉沢明歩
出版社 光文社
出版日 2020年3月28日
ページ数 243ページ
価格・フォーマット 1,760円・
┌①話題性の高さ ★★★★★
┌②一般的な作品評価 ★★★★☆
┌③読んでみての評価 ★★★★☆
総合的なおすすめ評価点 90点/100点
■おすすめポイント
お茶の間でも人気を博したレジェンドの半生!

続いてこちらも大物女優の作品ですね。元エスワンやマキシング専属の吉沢明歩さんの小説です。

この小説もいわば自伝的な内容で自身をモデルにした形式です。ある程度編集者の手は入っているでしょうが、知的な女優さんですから長い時間をかけて丁寧に書いた作品のようですね。

吉沢明歩さんは2003年にAVデビューしており、テレビドラマ「嬢王」に出演したり、エビスマスカッツの主要メンバーとしてバラエティ番組で活躍したりと、AVの枠を取り払った功労者ですね。

小説は引退後に出版されたもので、第二の人生を歩むにあたって区切りをつける意味で制作されています。帯のコメントはケンドーコバヤシさんが寄せていました。

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「単体女優 AVに捧げた16年」の簡単なあらすじ

本編は5章構成で「AV女優未満」から始まり「伝えたいSEX」の章で終わります。

最初はセクシー系のモデルとしてデビューするつもりでした。しかしセックスを見せるAV女優になり、頑張るしかないと思って続け、気がつくとトップ女優になっていた彼女。

AV女優だからと諦めた恋愛もあった中、素敵な出会いもあり、仲間たちとAV業界を盛り上げます。そこには大きな達成感もあり、若い女の子たちの希望となるのでした。

またこの作品はAVやAV業界に関する内容が特に多く、他の女優が自分自身の身体や心の葛藤を描く中、だいぶプロ意識の高い内容です。




④よわむし / 大塚咲

av女優 小説
引用:Amazon

モデルになったAV女優名 大塚咲
出版社 双葉社
出版日 2017年6月21日
ページ数 288ページ
価格・フォーマット 1,540円・電子書籍あり
┌①話題性の高さ ★★★★☆
┌②一般的な作品評価 ★★★★☆
┌③読んでみての評価 ★★★★☆
総合的なおすすめ評価点 87点/100点
■おすすめポイント
壮絶なレイプから始まったとあるAV女優の半生!

これも一時期話題になった小説ですね。ニュース記事などで目にした方は多いかもしれません。

執筆したのは、元AV女優の大塚咲さん。現在は画家・写真家として個展などを開いています。AV女優だったのは2000年代後半から2012年頃にかけてで、知名度や人気に関してはこれまで取り上げたAV女優たちとはちょっと差がつきますね。

インタビューによると、アーティストとして絵を描いたり写真を撮ったりする生活の中で、ふと「あの頃のことを書き残さなきゃ」と思い返して作ったのがこの書籍とのこと。自伝でもありますが、小説らしいタッチで非常にシニカルな作品となっています。

またメッセージ性も強く、同じような境遇の女性に向けているそう。悩みのある方ほど共感できるでしょう。

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「よわむし」の簡単なあらすじ

主人公は自分自身。15歳でレイプ被害に遭い、PTSDに耐えながらAV女優となり、1人の女性として自立していきます。

その間には優しい人や冷たい人との出会いがあり、傷つきながらも強くなっていきます。

また文体は一人称で、自問自答する描写も多めです。心情だけで数ページ続くところもあり、重厚な文章でできていますよ。




⑤プラトニック・セックス / 飯島愛

av女優 小説
引用:Amazon

モデルになったAV女優名 飯島愛
出版社 小学館
出版日 2000年10月1日
ページ数 256ページ
価格・フォーマット 1,430円・電子書籍あり
┌①話題性の高さ ★★★★☆
┌②一般的な作品評価 ★★★★☆
┌③読んでみての評価 ★★★★☆
総合的なおすすめ評価点 85点/100点
■おすすめポイント
日本一有名なAV女優の半生を描いたベストセラー!

おすすめラストは、もはや伝説となっているこちらの小説。自伝的小説としてベストセラーになり、映画やドラマにもなって多くの人に知られました

執筆したのは飯島愛さんで、国民的タレントの1人ですが、彼女が元AV女優だったこともよく知られていますね。

AV女優になったのは1992年で、芸能人のファンも多く、また当時はお色気番組も多かったので「ギルガメッシュないと」を通じて深夜のお茶の間の顔になりました。

そして2000年に出版されたのがこの本。すでにエッセイやコラムなどの仕事は多くこなし、文才は評価されていたので、本格的な長編を手がけました。

ですが2007年には芸能界を引退し、翌年に死去。多くの人に見守られ、愛され続けた女性でした。


「プラトニック・セックス」の簡単なあらすじ

ヒロインは、飯島愛さん本人がモデル。厳格な両親の元に育つものの、反動からか非行に走ってしまい、生活のために夜の世界へ。

AV女優になったのはその後で、景気の良い時代も手伝って芸能人になった彼女。そのうち家族との折り合いも修復できたのですが、裏の世界を知り過ぎてしまった彼女は、心の休まる場所を作り出すことはできずにいるのでした。

飯島愛さんが存命のうちに書かれたものなので最後までは綴られませんが、愛を求める女性の強い姿が感じられます。今読んでも感動できますよ。




AV女優には文才豊かな人も多い!AV女優だからこそ描けるドラマチックな文章の世界を楽しもう

今回は「人気のAV女優たちが執筆した(または関わった)おすすめ小説」を紹介しました。その中から、僕の選んだ各パートのおすすめはこちら!

【AV女優の小説おすすめTOP2】
・AV女優が執筆した小説でもっともおすすめできるのは
▶「春、死なん / 紗倉まな」

野間文芸賞候補にもなった本格的小説!老齢男性の性をまざまざと描いた、シニカルでエロティックで愛に満ちた作品!

・AV女優がモデルになった小説でもっともおすすめできるのは
▶「夜が明けたら 蒼井そら / 藤原亜姫」

レジェンド女優・蒼井そらをモデルにした自伝的小説!一見華やかに見えた人気セクシー女優の素顔や、生々しいプライベートや心情に至るまでを描いています!


今回は「AV女優が執筆した小説」「AV女優をモデルにした小説」と分けましたが、どちらもそれほど多くない中なので、自伝やエッセイっぽい作品も入っています。

冒頭でも少しふれたように、AV業界はここ数年で新時代を迎え、AV女優はとてもポピュラーな存在になっています。

これから芸術的な才能を発揮するAV女優は絶対増えるでしょうから、AVファンも読書家さんも、楽しみな時代が来ますよ!

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。


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