SMのスパンキング｜基本のやり方やバリエーション、注意点を解説

お尻ペンペンは子どものお仕置き。でも大人になったら別の意味で、女性のヒップを叩いてみませんか？

お尻は羞恥心をあおるのに最適。パチンと音を響かせてM女のお尻を叩けば、きっと恥辱にまみれて悶えるはずです！

というわけで今回は、SMのスパンキングを初心者向けのやり方やバリエーションを中心に解説します。

前戯やエッチの最中に、ちょっと取り入れても効果的です。他のSMプレイと組み合わせれば、M女もS男も大満足！

SMの入門プレイとしても人気！スパンキングとは

女性にお尻を突き出させてパチンと平手打ち。スパンキングはSMプレイの1種ですが、入門編的に初心者が手軽に取り組めるところに特長があります。

特別な道具もなしに、M女を辱められるスパンキング。叩き方にもコツがあり、習得すれば痛みを抑えて快感のみを伝えられるようにもなります。

幼い頃いたずらをして怒られ、親にお尻ペンペンされた遠い記憶。そんなノスタルジックなイメージも込みで、叩く側の支配欲を満たし、叩かれる側の被虐感をあおるプレイです。

前戯やセックスの最中に、あるいは他のSMプレイと組み合わせても気持ちいいスパンキング。テクニックとして持っていれば、きっとパートナーをヨガらせられます！

基本的なスパンキングのやり方・楽しみ方

まずは基本的なスパンキングのやり方をご紹介します。今回の手順はスパンキング初心者を意識した、一番オーソドックスな方法です。

お仕置きプレイとしてのスパンキングや、本格SMのスパンキングは中～上級者向けになります。

①女性をよつん這いにする

海外ではベンドオーバーと呼ばれているよつん這いスタイル。お尻がぐっと突き出されるので、スパンキングしやすいかっこうです。

パートナーが初心者なら、よつん這いになった後カラダをなるだけ動かさないように指示して下さい。

叩かれる側が不安定だとスパンキングしづらくなったり、変な叩き方になって思わぬけがをしたりするケースがあるからです。

また壁や机に手を突かせて、お尻を突き出させるパターンもあります。ひざの上にうつ伏せの女性をのせて叩くスタイルは、「OTK(オーバー・ザ・ニー)」と呼ばれるものです。

②女性のお尻を手のひらで弾くように叩く

次に突き出した女性のお尻を叩くわけですが、このとき腕に力を込めて行なうのは初心者にはNG。快感より痛みを先行してしまい、スパンキングは二度とイヤと拒否られかねません。

腕と手の力を抜いて、手のひらでお尻の皮下脂肪を弾くつもりで叩きましょう。スパンキングと聞くといかにも暴力的なイメージですが、初心者の場合、使うのは手首から先の部分だけです。

こうやって叩くと「パチン！」と良い音が響く反面、女性が感じる痛みは最小限で済みます。

大きな音と軽い衝撃。これがスパンキングビギナーが目指す叩き方です。

本格SMなどでは音が鈍く重い衝撃のスパンキングもありますが、あくまで上級者向けと理解しておいて下さい。

③お尻の赤くなった部分をやさしく撫でる

一度叩き始めたらえんえん叩きっ放し、ではありません。弾くような叩き方でも、続けていればお尻の皮膚が次第に赤くなってきます。

火照ったお尻は少し休ませましょう。叩くのはやめて、指先や手のひらでやさしくなでさすります。

叩きつづけるとスパンキングの刺激に慣れっこになり、快感を得にくくなりがちです。それを防ぐ意味もあるので、必ず小休止を取り入れましょう。

初心者でもできる！スパンキングのコツと注意点

スパンキングのコツとは、ようするに叩き方のコツ。力の入れ具合、叩くリズムなど工夫すべき点はいろいろあります。

ここではスパンキングの初心者がまず押さえておくべき、最も大事なコツと注意点をまとめてみました。

(1)手首のスナップをきかせて叩く

スパンキングでは「パチン！」と良い音を響かせるのが重要です。だからと言ってただ力任せに叩いても、M女を痛がらせるばかりで気持ちよいスパンキングになりません。

ではどうするか。手のひらがお尻にふれた瞬間に、手首をさっと反らせるようにするのがコツです。

重くて痛いだけのスパンキングは、たいてい手首のスナップがきいていません。音も鈍く、M女にとってはまさに災難。

腕全体で叩こうとするから重くなるので、手首と手のひらの使い方に意識を集中しましょう。うまく叩けたときは、必ず軽やかな音が響き渡るはずです。

(2)叩くときは強弱をつけて

手のひらでお尻を叩くのがスパンキングですが、ずっと同じ強さで叩く必要はありません。M女にとっても毎回強さが違う方が新鮮で、新たな快感にもつながりやすいからです。

つまり「次はどれくらいの強さで叩かれるか」を予測させないのがコツ。少し強めに叩いたら、その後は弱くし、続けてしばらく弱く叩き、急にパチンと強く叩くといった具合です。

SMプレイ自体、予定調和とは相性が良くありません。叩くパワーを気ままに変えるぐらいの方が、M女に対するS男性の支配を強め、M女自身の被虐感をも高めてくれます。

(3)同じところばかり叩かない

叩きやすいのは、利き手に近いお尻のほっぺの部分。だからと言って、同じ場所ばかりしつこく叩きつづけるのは良くありません。

感覚がマヒしてしまい快感を得にくくなりますし、場所が限られると痛みや腫れが長引く原因にも。

また1ヶ所ばかり狙うと、リズム・強弱ともに単調になりプレイの新鮮味が薄れます。

尻肉の右・左に内側・外側、ももに近いあたりなど、お尻全体をターゲットにまんべんなく叩くのが理想的です。

(4)緩急をつけてお尻ケア

いくら相手がM女だからと言って、スパンキングしっ放しでは効果が出ません。叩かれる痛みに慣れて、気持ち良い感覚すらマヒしてしまうからです。

スパンキングをする一方で時にはお尻をなぜたり、指先でサワサワしたりと変化をつけるのが大事。一本調子でひたすら叩きつづけるより、スパンキングの快感が増幅されるはずです。

同時にこの緩急の意識は、お尻をしばらく休めケアする効果にもつながります。

叩くうちに肌がだんだん赤みを帯びてきたら、しばらくスパンキングをやめ、手のひらでさするなどしていたわってあげましょう。

(5)「もう限界」のサインを決める

S男は責め好き、M女は責められ好き。しかもお尻を叩くと言う単純な行為だけに、スパンキングはえてしてエスカレートしがちです。

だからこそ事前に話し合って、限界を感じたときに出す合図を決めておきましょう。長時間続けてしまい、じつは内出血していたなんて事態はシャレになりません。

サインを出すのはM女の方。「痛すぎる」「お尻が痺れてきた」など理由はさまざまでしょうが、「これ以上は無理」と思ったらサインを出して中止します。

SMプレイは苦痛を悦ぶものなだけに、「嫌がっているから興奮しているはず」などと誤解が生じがち。やめ時をあらわすサインは絶対に決めておきましょう。

はじめてのパートナーをスパンキング好きにする方法

スパンキングについて何も知らないパートナーに、プレイを受け入れさせる方法も考えておかないといけません。どのように切り出せば、理解が得られるでしょうか？

「SM」とか「スパンキング」とかハッキリ言葉にしないでも、徐々に気持ちよさをわかってもらえる方法があります。いくつかご紹介しましょう。

軽いスパンキングで慣れさせる

スパンキング好きにさせるには、まずは行為に慣れさせるのが大事です。ことさら「スパンキング」などと名前は出さずに、軽くお尻を叩く行為をエッチに取り入れましょう。

スパンキング自体が気持ちいいと言うより、キスやペッティング、クンニなどの気持ちよさにまぎらせてお尻をぺチンとやるわけです。

添い寝状態だと叩きやすいのでおすすめ。またセックスの体位なら、バックが一番スパンキングと相性が良いでしょう。

エッチのときいつもお尻を軽く叩くようにし、スパンキングの快感に無意識に気づかせるのが得策です。

スパンキングシーンのあるAVを見せる

本格的なSMものだとドン引きされかませんが、ソフトSMのAVなら大丈夫。パートナーといっしょに見て、自然に認知させる手があります。

スパンキングと比較させる意味で、縄で縛ったりくらいのシーンはあっても良いでしょう。

「ムチとかロウソクなんて無理だけど、お尻叩くのもあるんだね」と、スパンキングのシーンでプレイの手軽さを強調。

そのままエッチに持ち込めば、ふざける感じでお尻を叩いて、さほどアブノーマルな感じはしないとさらに印象づけられます。

とにかくまずは存在を知ってもらい、刺激に慣れてもらうのが大切です。

アナルに興味津々のふりをする

方法としてはやや邪道ですが、まずアナルに興味があるふりをして女性に話を持ちかけます。たとえアナル開発だけであっても、相当ハードルが高いのは承知の上です。

おそらく拒否られるでしょうが、少し粘って頼み込みます。そうやって女性に何度か断らせてから、スパンキングの話を振ってみましょう。

「お尻を叩くだけ」と聞けば、プレイのハードルはガクンと下がります。アナルを断った手前、女性もすぐにOKしてくれるはずです。

スパンキングがさらに気持ちよく！相性の良いSMプレイ5つ

スパンキングが一番効果を発揮するのは、じつは他のSMプレイと組み合わせたとき。叩きっ放しになりにくく、快感を持続させやすいのもメリットです。

ここではスパンキングの魅力を最大限に引き出す、相性の良いSMプレイを紹介していきます！

1.目隠しプレイ

アイマスクをさせられ何も見えない状態になれば、人は不安になるでしょう。ところがM女にとっては、次に何をされるかわからない不安はむしろ快感をあおります。

ハンドタオルでもハンカチでもかまいません。M女に目隠しをさせ、不規則なスパンキングでビクッとさせてやりましょう。

いつ叩かれるかわからないドキドキに加え、別の効果もあります。視覚が閉ざされたため、聴覚や触覚が足りない分を補おうと活発化するからです。

M女の敏感になった感覚が、スパンキングの快楽をさらに高めてくれます。

2.言葉責め

スパンキングにはお仕置きの意味合いもあるので、言葉責めは相性の良いSMプレイの1つになります。M女の羞恥心をあおる、あざけりやからかいの言葉が効果的です。

いい年をした大人の女性が、丸出しのお尻を叩かれて気持ちよがる。客観的に見ると、これってだいぶ恥ずかしい状況ですよね。

「へー、叩かれて気持ちいいんだ」とか「え、まさか感じてる？」とか、M女の気持ちを見透かすような言葉をささやきましょう。

イメージプレイに徹して、子どもの頃のお尻ペンペンを再現するのもアリ。父親と幼い娘の役割を演じれば、S男性の方もいっそうのめり込んで叩けるはずです。

3.ムチ打ち

厳密に言うと、スパンキングは手のひらでお尻をぶつ行為だけに使われる用語。SMにはムチがつきものですが、ムチを使う場合は「ウィッピング」と名前が変わります。

もちろん手のひらで叩くより痛いですから、力加減には注意が必要です。でもよつん這いになった女性のお尻にムチを振り下ろす行為は、S男性の支配欲を強く刺激します。

ムチで叩くと手のひらよりもはるかに調教感が増すので、しいたげられていると感じたM女も興奮。バチンと鳴る音の響きも、マゾっ気を大いに刺激するでしょう。

より痛くするためと言うより、背徳感を盛り上げるのにムチは絶大な効果アリです。

4.緊縛

縄やロープで縛る行為も、SMではおなじみ。これとスパンキングを組み合わせると、拘束され自由に身動きでない状態でぶたれるため、M女の被虐意識を強められます。

逃げられない状況に追い込まれたM女は、心に焦りを覚えるでしょう。そしてこの焦燥感は、M女にとっては羞恥心と並んで快感のみなもとです。

ぶたれる→でも身動きできない→ぶたれる→でも逃げられない…。拒めないスパンキングがいつまでも続くような錯覚に、M女の興奮はつのり絶頂へと導かれます。

いっぽう縛る行為や縛られた女性の姿は、S男のサディズムを激しく刺激。

男女双方にとって、緊縛とスパンキングの組み合わせはプラスに働くわけです。

5.おもちゃプレイ

大人のおもちゃの中でも、電マのような局部に直接あてがうものとの組み合わせが良好。スパンキングの振動で、おもちゃの刺激そのものが変化するからです。

リズムパターンを変えられる商品もありますが、基本的に電気仕掛けの振動はつねに一定。その方が気持ちいいからですが、スパンキングを同時に行なうと変化が生まれます。

同じリズムで刺激を加えるおもちゃと、人間の手による不規則なスパンキング。

ブーンと低くうなるおもちゃの振動音と、パチンと高く鳴り響く手のひらでぶつ音。

スパンキングとおもちゃプレイを並行して行なうと、2つの刺激の微妙なズレとちぐはぐさが、M女の羞恥心をたくみにあおります。