【痛い、濡れない、感じない】産後セックスのための基礎知識

【痛い、濡れない、感じない】産後セックスのための基礎知識

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この記事を書いた人
テクニックで愛される
ピースフルえりこ
大人の恋愛小説や映画に刺激され、実生活でもスリルと興奮を求める女子ライター。元々は小説家志望でネタ探しも兼ねて自分でいろんな恋愛やセックスを試してましたが、その経験はpanpanのコラム記事で活かされることに。最近は妄想を膨らませる一人エッチにもはまっており、女性向けラブグッズのレビュー記事も書いています。赤裸々な私の本音を届けます。
男性が浮気するタイミングとしては、妻が妊娠中もしくは育児中と言うのが結構多いそうです。女性からしてみれば「何でそんな時に!?」と怒り爆発だと思いますが、男性にとって、セックスできない期間と言うのは辛いものです。妻はイライラしていて「セックスできる?」なんて聞けない雰囲気だし…。

そんな世の中の不憫なパパたちに、今回は「産後セックスのための基礎知識」をご紹介します。妻たちの【痛い、濡れない、感じない】を乗り越えて、再び素敵なセックスライフを獲得してください!


産後セックスはいつからOK?


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妊娠中はちょっと怖いけど、子供さえ産まれちゃえばセックス三昧とか、妻が病院から戻ったらお祝いのセックス、なんていうのは、男性の幻想にすぎません。とりあえず諦めましょう。まあ、ここまで性欲が有り余っている人はいないと思いますが、男性の想像以上に女性は妊娠・出産でダメージを負っていると言う事をまず理解して下さい。

日本には「床上げ」と言う言葉がありますが、これは古くから続く、妊娠・出産した女性を三週間休ませておくと言う習慣から出来た言葉です。つまり三週間目に「寝床」をあげて、この日から通常の日課をこなすと言うことです。これに習えば、やはり三週間はセックスも控えた方が良いと言う事でしょう。実際、出産直後は会陰切開の傷もありますし、胎内に残った胎盤などの残骸が子宮から出続けています。こんな時期にセックスに挑めば、痛みや出血どころでは済まない事態になりかねません。痛んだ膣内の傷からの感染症を起こす危険性もあります。やはり、個人差はありますが、三週間から一ヶ月は女性の身体を気遣ってあげるのが良いでしょう。


産後セックスは痛い?


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ある女性は産後、3ヶ月たってはじめて夫とのセックスに挑んだら、痛くて挿入もできなかったそうです。この女性は出産の際に「会陰切開」をしており、それを縫われた部分が引き攣れるような感じになってしまったとの事。それ以降、この女性は挿入されるのが怖くなり、そのままセックスレスに突入してしまったとか…。なんとも不幸な話だと思いますが、明日は我が身かもしれません。分娩時に「会陰切開」したと言われたら、即セックス可能なように縫合してくれることを祈りましょう。もちろん、縫われた部分は多少痛みを感じても、しばらくすると痛まなくなる場合が多いので、女性の様子を見ながら慣らしていくと良いでしょう。出産後半年もたてば、傷も見えなくなり、恐怖感も薄れますよ!

また、会陰切開しない場合でも、出産後のセックスで痛みを感じる場合は多々あります。とくに多いのは濡れなくなったことによって、摩擦での痛みを感じてしまう事です。女性は出産後はホルモンバランスが崩れ、濡れにくくなってしまう事があります。そんな時に無理矢理挿入してしまうのはやはりNGでしょう。膣内に痛みを感じるようなら、ローションを使うなどの工夫で、女性に負担をかけないようにする事が大切です。セックスはホルモンバランスを安定させる効果もありますから、続ける事で再び濡れやすい身体を取り戻す事も可能です。無理をしないで続けてみましょう。


産後セックスって感じにくいの?


産後のセックスで「感じにくくなった」と言う女性はかなり多く存在します。その理由の一つが、膣内が緩んでしまうと言うものです。2〜3キロの赤ん坊があんなに狭い膣内を通った訳ですから、緩くなるのもうなずけます。しかし、これは時間が経てば治っていくものなので心配しないでください。女性が締まりが良くなるようなストレッチを繰り返すと、より効果がありますのでオススメしてあげてください。ただ、「緩いから、もっと締めろよ」なんてデリカシーのない言い方はダメですよ!「このストレッチ、骨盤矯正に効果があるんだって」などと、妻の身体を気遣うような言い方をすることがポイントです。

産後セックスで感じにくくなる理由は他にもあります。出産によって子宮や膣に変化が起きて、感じる部分も変わってしまうと言う理由です。何故なのかは分かりませんが、人間一人があの狭いところから出て来るのですから、膣内の地殻大変動が起こっても不思議ではありませんよね。前は絶対に感じたと言うところをせめても無反応と言う事もあるようです。そんな時は、新しい女性とセックスするつもりで、色々な部分を愛撫してみてください。前とは違った部分がすごく感じるようになっていた!なんて言う事もあるかもしれませんよ!それはそれで、結構楽しいと思いませんか?


産後は性欲が減退する


一般的に「産後の女性は性欲が減退する」と言いますが、それはどうやら本当らしいです。実際には、性欲が減退すると言うよりは、他の本能が強くなるために、性欲に気づき辛くなるらしいのですが、「セックスしたい」と言う衝動をあまり感じなくなるなら、同じことですよね。そして、もちろん、他の本能と言うのは、「母性本能」の事です。母親となった女性は、一心不乱に赤ん坊を育てようとします。赤ん坊だって、母親なしでは生きられないのですから、性欲なんか二の次になってしまうのは仕方のないことと言えるでしょう。

また、性欲が減退してしまうのには、女性の生活リズムの激変と言う問題がからんでいます。産まれたての赤ん坊は、それこそ24時間看護が必要な生き物です。母親となった女性は、今までの生活リズムが一変させられます。これは、女性にとって、かなりのストレスだと言って良いでしょう。男性だって、毎日夜中3時間おきに起こされると言う生活は考えただけで辛いですよね。しかし女性は、母親になった以上、嫌でもこれをこなさなければならないのです。こんな生活をしている女性が「セックスよりも寝たい」と思ったとしても、責められるものではありません。


とにかく妻をねぎらう


妻が出産後、人が変わったようになってしまった…とお嘆きの新米パパさんたち、安心して下さい。女性だって、今後永遠に母親の役割をしていたいと言う事はありません。実際、彼女たちだって、心の中では「私って、もう母親の役を演じるしかないの?」と葛藤しているのです。そんな時肩を抱いて、優しく「君は君のままでいいんだよ」と言ってあげられるのは、やはり、夫であるアナタしかいないのです。

どうやったらいいか分からないと言う人は、とにかく、母親になった妻を褒めて、褒めて、褒めまくってください。「君は最高の女性だよ」と言う事を何度も言ってあげてください。女性はその言葉で女性である自分を肯定でき、これまでの自己犠牲が認められていると感じます。アナタの事も評価してくれるでしょう。そして、こうした「褒め」行動を続けると、セックスに持ち込める可能性が高くなります。「褒めるだけでそんな効果があるわけない」なんて思わず、まずは実践してみてください。

世の中の母親たちが本当に足りないと思っているのは、何よりも、「努力を認められる」と言う報償なんですよ!最近は「育メン」なんて言葉もありますが、育児を父親が手伝うと、「そうじゃないのに…」なんて女性にケチをつけられる事もしばしばあります。逆に喧嘩になってしまう事もあるようです。それならは褒める方が簡単でずっと効果的。良い上司が手は出さずに褒めて部下を伸ばすのと同じだと考えると合点がいくのではないでしょうか。

ちなみに、「母親になったんだから、出来て当たり前」とか「仕事で忙しいんだから育児に参加できないのは仕方ない」と言う態度でいては、セックスレスになったとしても文句を言えませんね。


夫婦の時間を大切に


1人目の出産で起こる様々な変化によって、性生活が激変してしまう事はよくありますが、時間が経てばまた状況も変わって来ます。子供は日々成長して、保育園などに通える年齢になれば、また夫婦の時間を取れるようにもなってきます。最近は0歳代から預かってくれる託児所などもありますから、そう言った施設を利用して、たまには夫婦2人だけで過ごす事も重要です。

そしてもし、そうした時間が取れたなら、日々育児に健闘している妻を大いにねぎらってあげてください。夫婦間でセックスを再び開始し、それを充実させていくには、まずお互いの信頼関係を確認することが不可欠ですよ。子育てについて、性生活も含めたこれからの2人の関係について、コンセンサスを合わせておくことが、産後セックスレスにならないための鍵だと言えそうです。

いかがでしたか?今回は産後セックスのための基礎知識をご紹介しました。妻が戻って来たから今すぐ「ヤリたい!」と言う気持ちも分かりますが、まずはこれを読んで、産後の女性への理解を深めてくださいね。

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