プラトニックラブの「本当の意味」とは

プラトニックラブの「本当の意味」とは

572 views

この記事を書いた人
セクシーな人生を。
panpan編集部
メンズ総合情報サイトpanpan[パンパン]のメイン編集デスクです。2015年にコンパ仲間とともに立ち上げ、読者にとって本当に価値のある情報提供を心がけて執筆を続けてきました。他のサイトではちょっと見られない、PanPanならではの使える恋愛ネタやテクニックを発信していきます。応援よろしくお願いいたします。
プラトニックラブという言葉は聞いたことあるでしょうか。一度は使った事あるかもしれませんが、実は本当の意味を知っている人は少ないように思います。今回は多くの人が知らないだろう、プラトニックラブの本当の意味を解説いたします。


プラトニックラブとは


プラトニックラブとは

プラトニックラブとは、「心と心だけの精神的な恋愛のこと」を指します。体の結びつきなどを抜きにした、心だけの恋愛ということになります。似たような言葉で言うと「純愛」です。昔は結婚するまでは肉体的な関係を持たない、純潔を保つべきであるという考え方を指す言葉でもありました。今はどちらかというと、純粋な恋愛のことだけを指すようです。

ところでこの「プラトニックラブ」という言葉はどこからやってきたのでしょうか?


実は勘違いから生まれた、プラトニックラブの意味


実は勘違いから生まれた、プラトニックラブの意味

「プラトニックラブ」と言われるようになった理由、それは古代ギリシャの哲学者プラトンに由来しているといわれています。プラトンが「肉体(外見)に惹かれる愛よりも、精神に惹かれる愛の方が優れている」と書いたとされているところから純愛のことをプラトン的な愛という意味でとらえられるようになったようです。

しかし!由来の張本人であるプラトンは直接著作にプラトニックラブについて書いていないのです。しかもプラトン自身もプラトニックラブを実践していたわけでもありません。ではなぜこのように言われるようになったのでしょうか?


プラトニックラブはもともと「同性愛」に限定して言及されたもの


実はプラトンが語った内容というのは同性愛者を指していたものだったのです。彼の著書である『饗宴』には、「魂よりも肉体のほうをより多く愛するような“愛人”は卑俗だ」と語った部分がありますが、この部分は同性愛者のことを指していたのです。つまりこの部分が男女の恋愛について語られたものとして勘違いされて広まってしまったというのが間違いの発端だったようです。

実際、「プラトニックラブ」はルネサンス期に生まれた言葉でした。その頃、男性案の友好関係を「ソクラティックラブ」と呼んでいたようで、「ソクラテスのような恋愛」という意味を成していました。同性愛者は愛し合っていても子どもができるわけでもなかったため、「精神的に愛し合う」という意味で使われるようになったみたいです。
実際に「ソクラティックラブ」という言葉を造った人物であるマルシリオ・フィチーノは同性愛者で、イケメンと交友関係があったようです。

このようなことから、実はプラトニックラブという言葉は同性愛者同士の恋愛を指す言葉だったといえます。


プラトニックラブのとらえられ方


プラトニックラブは青春期から青年期の初期に多くみられるようです。一通り精神的な恋愛を経験することで人間としての成長をもたらしてくれるもの、それがプラトニックラブです。大人になってしまえば、体の結びつきや世間体を気にする、恋愛にそんな要素も含まれてくるのではないでしょうか。日本では、純潔を守るという風習もなかったため、プラトニックラブが定着しているわけでもないようです。現代の日本人はプラトニックラブを受け入れる人はいないわけではないようですが、ほとんどいないといえるでしょう。何度かデートを重ねれば肉体関係を結ぶような現代では、なかなか成り立たないのかもしれません。


いかかでしたか?ちょっとびっくりですね。本来の意味と別の意味でとらえられてしまったプラトンもびっくりしているかもしれませんね。誰を指しているにしろ、心で結ばれた関係は簡単に崩れることのない関係なのではないでしょうか。大人だからこそプラトニックラブを極めたい、そんな風に思います。


※本記事に関する削除依頼は、以下にメッセージください。
削除依頼はコチラから

\ この記事をシェアする /

関連キーワード


TOPに戻る