若者の恋愛離れついて徹底的に考えてわかった原因や理由 8選

若者の恋愛離れついて徹底的に考えてわかった原因や理由 8選

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panpan編集部
メンズ総合情報サイトpanpan[パンパン]のメイン編集デスクです。2015年にコンパ仲間とともに立ち上げ、読者にとって本当に価値のある情報提供を心がけて執筆を続けてきました。他のサイトではちょっと見られない、PanPanならではの使える恋愛ネタやテクニックを発信していきます。応援よろしくお願いいたします。
ひと昔の前は恋愛の主役といえば若者世代で、ドラマや映画でも恋愛を中心にしたものは多くありましたよね。現在は「脱・恋愛至上主義」な若者が増え、友情や趣味に比重を置く人が多いようです。そこで今回は、なぜ若者が恋愛と距離を置くようになったのかを考えてみました。


経済状況の悪化


経済状況の悪化

恋愛をするためには、時間とある程度のお金が必要です。しかし日本は「失われた15年」以後も、大衆の所得は増えず、競争とコストカットの名のもとに所得の伸びは悪化の一途です。また、正規雇用の職につくだけでもかなり高いハードルがあり、一旦ついた職を手放さないように必死です。

つまり「恋愛どころではない」状況が、経済的にあるのです。生活のベースを確立しないことには恋愛もままなりませんから、当然でしょう。恋愛からは距離を置かざるを得ません。


男女の手の内がバレた


男女の手の内がバレた

恋愛は一種の熱病のようなもの。お互いを理想化できていたほうが、燃え上がります。では理想化するためにはどうすればいいかというと、「必要以上に現実を知らない」ことです。社会が高度に情報化される前は、男女の接触というのは限られていて、「男の常識」「女の常識」や「男心」「女心」はそれほどお互い理解できていませんでした。その未知のものへの好奇心が、恋愛を加速させていただのです。

ネット社会となってしまった現代では、男女のコミュニケーションは以前よりずっと手軽になり、異性の知識だけが先に増えてしまいます。未経験でも情報だけは持っている「耳年増」状態ですね。そうなると好奇心が薄れたり、異性を理想化することがなくなってしまうのです。「全てを投げうってでも!」という気持ちが沸いてこないのも当然と言えます。


趣味や娯楽の多様化


よく「田舎は結婚が早い」という言葉を聞きませんか?これはある程度事実ですし、日本だけの現象でもありません。文化施設や商業施設、趣味や娯楽の種類が少ない地域では、必然的に恋愛が最高の娯楽であり結果として結婚が早まる傾向があります。逆を言えば、恋愛以外に楽しいことがあれば、意外とそちらに熱中してしまうのですね。

現代は「個の時代」と言われるように、細分化され多様化した趣味や娯楽を、それぞれが楽しむ時代です。複数の趣味を持つ人も沢山います。時間やエネルギーは無限ではないので、恋愛に割かれるエネルギーも減ってしまいますね。決して積極的に恋愛を捨てているわけではなく、「恋愛しなくても十分楽しい社会」ができつつあるのです。


社会が便利になりすぎている


例えば男の一人暮らしでも、掃除洗濯料理といった家事は文明の利器を使って簡単に済ませられます。なおかつSNSや無料のアプリで、見知らぬ人とのコミュニケーションもお手軽に始められます。少し異性が恋しくなれば、会話も肉体関係もある程度お金で解決できてしまいます。

これらはすべて「欲しい」と思ったときに、すぐに手に入ります。時間にして1時間もかかりません。一方で「寂しさ」や「手持ち無沙汰」を埋めるために恋愛をしたいと思っても、成果が出るまでにはどんなに早くとも数日から1か月はかかってしまいます。何事も効率化が進む現代社会で、どうしても恋愛が「非効率で不便」と感じる機会が増えてしまうのです。人間は楽でお手軽なほうを必ず選択してしまいがちですし、すでにあるサービスを使ってしまいますよね。


傷つかなくてすむ疑似恋愛の出現


緊張の告白を経て、見事両想いでお付き合いを開始できる人が全てではありません。恋愛には傷ついたり悲しんだり、劣等感に苛まれることが必ずついてきます。一方、バーチャルの世界では可愛く、かっこよく、従順で優しい、頼りがいのある異性が多く描かれています。かつてそのような「2次元」の世界は、紙やブラウン管の中で眺めるものでした。

しかし現代のゲームやアプリでは、自分の理想ピッタリのキャラクターが欲望を満たしてくれます。それが仮に「疑似恋愛」だとしても、自己満足が得られれば幸福なのです。さらに傷ついて寝込んだり、泣き明かしたりということもありません。リスクのない疑似恋愛が、恋愛市場を侵食してしまっていると言えるでしょう。


結婚イコール幸せという概念の消滅


「結婚は人生の墓場」というような、結婚に対するマイナスの格言がある一方で、かつては確実に「それでも結婚して幸せになりたい」という考えが世の中を席巻していた時代がありました。恋愛の先にあるのは結婚であり、結婚は「幸せを実現するための登竜門」と考えられていたのです。

しかし増加する離婚件数、特に熟年離婚の増加は「結婚したからといって幸せが続くわけではない」ことを、ある程度証明してしまいました。さらにネット社会になって、こういった失敗事例が広く世に知られることになり、「結婚はただの法的な制度」という認識が広まりつつあります。「結婚」自体がかなり重い契約であって、本来あまり恋愛とは関係のないものなのです。どうせ重い契約をするなら、少なくとも好きな人としたいでしょうが、その契約は必ずしも幸せを約束するわけではないので、どうしてもスタートである恋愛に対しても慎重になってしまいますよね。


単純に面倒くさい


シンプルですが、ある意味真理をついています。「面倒くさい」という言葉は、どんな状況に対しても使えてしまう、非常に強い言葉であり、人間の感情です。これが出てしまうと、たいていのことは「別にどうでもいい」となってしまいます。慌ただしく忙しい現代社会で、もはや恋愛は「面倒くさい」域に達するほど時代に合っていないのかもしれません。

「恋愛感情」自体は、本能からくるものですから無くなることはないでしょう。しかし、好意をもってそれを伝え、結果に一喜一憂し、さらに関係を維持するにも配慮が必要なのが恋愛です。高度に成熟した社会で育った若者世代には「面倒くさすぎる」と感じてしまいます。


異性への不信感が増大している


実際の恋愛を体験する前に、あまりにも異性のマイナスな情報に触れてしまうと、共感できないものへの不信感だけが増大してしまいます。ネット社会によって、異性の裏の顔が簡単に見えてしまうあまり、「怖くて異質な存在」にしか見えなくなるのです。多感な時期を情報過多で育った若者が、異性への不信感を持ってしまっても仕方ないのかもしれません。


いかがでしたでしょうか。簡単に感情をシミュレーションできてしまう現代では、若者の恋愛離れはある意味当然と言えるのかもしれません。もし本当に恋愛をしてみたいのなら、一度便利なツールをすべて手放すことから始めると良いのかもしれないですね。

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