「大恋愛」とは何か？真剣に考えてみた結果 ４選

「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの？」の台詞で有名な『ロミオとジュリエット』。大恋愛の代名詞ともいえるロミオとジュリエットの物語をはじめ、『大恋愛』をテーマにした作品は何だか物悲しいものが多いんですよね……。「大恋愛」とは何か？真剣に考えてみました。

「大恋愛」とは何か？①：苦難乗り越え型恋愛

何の障害もなく、皆に祝福されて結ばれる恋愛を『大恋愛』と呼ばないのはなぜでしょう……。周りの反対を押し切り、いくつもの障害を乗り越え、やっとの思いで結ばれる。それが、『大恋愛』のイメージです。普通なら、『諦めてしまう』、『くじけてしまう』、そんな困難を乗り越えていく力を持った恋愛が『大恋愛』なのです。

確かに恋が始まったすぐの情熱を持続させるのは、並大抵のことではありません。ましてや、度重なる苦難や障害があれば、お互いの精神力がよほど強くないとゴールにたどり着くことはないのです。愛の大きさもさることながら、１人の人間としても強いパワーを持っている者同士の恋愛だといえそうです。

「大恋愛」とは何か？②：長期継続型恋愛

出会った瞬間に『ビビビっ！』ときた電撃結婚を『大恋愛』と呼ばないのはなぜでしょう……。長い年月をかけて、やっと一緒になれる。それが、『大恋愛』のイメージです。１度別れては、またヨリを戻し、そうかと思えば、それぞれ違う人と付き合うことになったけれど、その恋は一瞬で終わり、また元の鞘に収まるといった長期継続する粘りのある恋愛が『大恋愛』なのです。

『永過ぎる春』、『回り道』、『腐れ縁』、など、もうダメかと思わす要素が満載ながらも何とか生きながらえる耐久性を兼ね備えた恋愛は、愛の深さもさることながら、何か運命的なものに支配されているようにも感じます。

「大恋愛」とは何か？③：激情型恋愛

とても微笑ましいカップルで、ほっこりするような恋愛を『大恋愛』と呼ばないのはなぜでしょう……。略奪愛、近親愛など、世の中で認められない恋愛を貫く激しい恋愛。それが、『大恋愛』のイメージです。究極の結末は、『情死』ということもあります。相愛の男女がその愛情の変わらないことへの誓いの証として死を選択するという意味の情死。他に恐れるものなど何もない究極の恋愛が『大恋愛』なのです。

死に至るところまではいかないとしても、２人の関係が周りの人を傷付け、また、２人も傷付けられながら、しかし、その恋愛を止めることができない恋愛は、理性を超えた本能的なDNAレベルでお互いを求めあっているようにも感じます。

「大恋愛」とは何か？④：報われることのない思い

誰にも知られず、たった一度の関係も持たず、なんなら、お互いの気持ちを言葉で確認することすらできなかった相思相愛の形があったとすれば……。

何かの形で引き裂かれ、愛を確認し合えなかった２人の思いが存在したとしたら、きっとそれも『大恋愛』なのです。

『死に別れ』、『失踪』、『行方不明』、どうしようもない思いを抱えたまま生き続ける人の心の中にある恋愛は、報われることのない『大恋愛』なのです。


いかがでしたか？やはり物悲しくなってしまいました。もしかしたら、『大恋愛』とは、『神様が人間に与えた試練』なのかもしれません。と思う反面、大恋愛の末、幸せを掴むカップルもたくさん存在するので、もしかしたら、『大恋愛』とは、『一筋の希望の光』なのかもという気もします。「大恋愛」とは何か？真剣に考えてみた結果、目指すのは『大恋愛』より小さめの『熱愛』くらいが良いかもですね！