ストリップ劇場が消えてるのは、客離れじゃない意外な理由があった

昔は街の至る所に存在していたストリップ劇場ですが、年を追うごとに減り、今ではほとんど残っていないそうです。ストリップ劇場は経済が悪くなり、お客さんが離れたためと考える人が多いかと思いますが、実は以外な理由があったんです。ではストリップ劇場が消えてるのは、客離れじゃない意外な理由は何だったのでしょう。

ストリップ劇場とは

今の若い人たちの中にはストリップ劇場を知らない、という方も多いかと思いますので、まずは軽くですがストリップ劇場について説明をします。ストリップ劇場とは、綺麗な女性の方々が舞台の上でショーをしながら次々と服を脱いでいく、いわゆるエッチな娯楽施設です。こちらはストリップの映像です。ご覧下さい。



ショーの種類には、様々な物があったようで、観客が女性に触れることができるものから、中にはなんと白黒ショーと言う男性も登場し、セックスを観客に見せるというような過激な物まであったようです。

このような娯楽施設が昔はとても多くあったというのですが、今ではあまり見かけることが少なくなりました。他の風俗店などは残っているのに、どうしてストリップ劇場だけが減少していったのでしょうか。

ストリップ劇場が消えてる意外な理由①新規開業のハードルが高い

ストリップ劇場は風営法の下に管理されており、現在では、新たなストリップ劇場を作るのは実質不可能とまで言われています。なぜ新規開業が不可能なのか、その理由として、新規開業の際は「性風俗特殊営業」と言われる届出を提出しなければなりません。しかし、営業してよいとされている地域が、地理的距離制限という規制の下、市区町村によって違いはありますが、市役所や公民館などの公共施設や商業施設から何十メートルから何百メールの距離が離れていないと開業してはいけないとされている事や、営業の時間制限など、とても厳しい法令で規制され、実質届出すら提出できる要件を満たすことができない現状があるのです。

ストリップ劇場が消えてる意外な理由②法的規制が厳しくなった理由

前述した通りストリップ劇場に対する法的な規制は厳しくなっています。規制が厳しくなったことによって、様々な風俗店が閉店に追い込まれているのはニュースなどでもよく見かけますよね。それと同じようにストリップ劇場も閉店に追い込まれたのです。

その理由として2008年～2009年にかけて、都内などのストリップ劇場の関係者が公然わいせつや、そのほう助の疑いで逮捕されていることに端を発しています。ストリップ劇場は、大勢の男性にその場で行為を見せるというショーを行うわけですから、風俗の中でも特に規制をしなければいけない対象になってしまう現状があるのです。

現に今、東京都内にあるあるストリップ劇場も裁判に負けてしまい、閉店に追いやられている最中だと言います。都内ではここが無くなってしまったら新規営業の可能性も極めて0に近いため、もうストリップショーは見られない、とまで言われているほどです。

ストリップ劇場が消えてる意外な理由③女性がショーに出たがらない

そして最大の理由は、これです。女性がショーに出て行うものですが、現在の女性たちはストリップショーに出たいという女性はとても少なくなりました。むしろそのような風俗店に行く男性を軽蔑する女性もとても多いのです。

ショーに女性が出なければストリップショーも行えませんよね。ですから従業員の数が減っていき閉店に追いやられてしまうというお店も多かったようです。

いかがでしたでしょうか。やはり風俗に対する世間の目が厳しくなってきている上に、さらに客離れが進んでいることが原因だったようです。このままでは日本からストリップ劇場が全く無くなってしまう日はそう遠くないのかもしれません。