意外に知らない、アフターピルの基礎知識(効果・副作用・注意点)

意外に知らない、アフターピルの基礎知識(効果・副作用・注意点)

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panpan編集部
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緊急避妊と呼ばれるアフターピルの使用方法をあなたは知っていますか?いざというときに自分の身を守るためにも、アフターピルの基礎知識を理解しておきましょう。

日本の中絶の実態

日本の中絶の実態 1950年代には「中絶王国」と呼ばれていた日本。しかし、ここにきてだいぶ数は落ち着いてきています。とはいえ、年間何万人もの赤ちゃんが母体の中で人工的に命を落としてしまっています。日本では母体保護法の改正により、身体的または経済的理由により妊娠や出産が母体の健康を著しく損なう場合がある場合や、レイプなどの望まない行為によっての妊娠をしてしまった場合は合法的な中絶が国として認められています。 しかし、彼が「大丈夫だろう」と言ったから生でやった、などと自分が受け身になってしまったばかりに妊娠したのにも関わらず身勝手に中絶する人も多いのです。もしも、子供はまだ欲しくないのに生でセックスをしてしまった場合や、ゴムが破れてしまっていた場合はどうすればいいのでしょうか。

アフターピル(緊急避妊薬)とは

アフターピル(緊急避妊薬)とは 実は、生でセックスをしてしまった後やレイプなどをされた後でも避妊することは可能です。その時に使う薬をアフターピル(緊急避妊薬)と言います。アフターピルは、女性ホルモン剤です。この女性ホルモン剤は通常の避妊でも使われるピルと同じようなものですが、アフターピルの場合は中容量ピルを使い、急激に女性ホルモンの量を変化させます。急激な女性ホルモンによって人工的に子宮内膜を剥がし落としたり、排卵を抑制することで妊娠を回避しようという薬なのです。

実際に、どれくらい効果があるの?本当に妊娠しないの?

実は、アフターピルの効果は避妊失敗後早く飲めば飲むほど効果が高く出ます。失敗してから12時間以内に飲めば妊娠確率は0.5%ほどで、ほとんど妊娠することはないといえます。しかし、24時間を過ぎてしまうと1.8%と、3倍以上になります。 また、現在アフターピルの種類は2種類あるのですが、ヤッペ法と呼ばれる方法と、新しく出来たノルレボ錠と呼ばれる錠剤を飲む方法があり、ヤッペ法の避妊率は75%、ノルレボ錠が84%と、新しい方がやはり効果が高くなります。しかし、どちらを飲むにしても完全に避妊ができるというわけではなく、最低15%程度は妊娠してしまう確率があるというのが現状です。

アフターピル(緊急避妊薬)で失敗することはある?

アフターピルで失敗することはあります。きちんとアフターピルを服用しても上記で述べたようにヤッペ法では25%、ノルレボ錠では16%は失敗してしまう可能性があります。しかし、これはあくまできちんとピルを飲むことができた場合です。2錠目を飲む時間を忘れてしまって遅れてしまったという場合や、避妊失敗した後にすぐに病院に行けなかった等で薬を飲む前や子宮内膜を剥がし落とす前、に既に着床してしまったりしたという場合、このアフターピルは中絶薬ではないため、避妊失敗になるということになります。

アフタービルの副作用は?

アフターピルはかなり強い女性ホルモンなので、その分女性の体にかける負担は大きくなります。ヤッペ法ではかなり強い吐き気や頭痛を引き起こすことが知られています。特にヤッペ法の最大の欠点と言われているのが吐き気で、吐き気に負けて服用から2時間以内に吐いてしまうとまったく効果を得られなくなってしまいます。このヤッペ法の欠点を改善した薬がノルレボ錠で、吐き気や頭痛をかなり抑えることができます。また、生理前のようなどくどくのだるさを感じる人もいるようです。

アフターピルはどこで買える?

では、アフターピルはどこで買うことができるのでしょうか。避妊失敗した後にドラッグストアなどに駆け込む女性も多いのですが、アフターピルは病院でないと処方してもらうことができません。母体保護法指定医となっている産婦人科医は大抵処方してくれますが、事前に電話などで確認しておくと安心です。保険適用外なので保険証は必要ないことが多いのですが、身分証として求められる場合もあるので持参しておくとすんなり受信することが出来そうです。

アフターピルの値段は?

実はアフターピルは保険適用外なので、全額実費で払うことになってしまいます。また自由診療(医者の言い値)になってしまうため病院によって金額もさまざま。安いところは5000円台から、高いところは15000円程度になってしまうところまであります。吐き気止めを一緒に処方してもらったり、膣洗浄などをしてもらったりするとどうしても高額になりがちです。避妊失敗したからといっても急に1万円の出費は大きいですよね。体のためにも財布のためにもできるだけアフターピルのお世話にならないほうがよさそうです。

アフターピルの種類や飲み方(ヤッペ法)

アフターピルの種類や飲み方(ヤッペ法) ヤッぺ法は従来からあるアフターピルです。飲み方は、避妊失敗後72時間以内に1度服用し、その後12時間立った時にもう1錠服用するという飲み方です。このヤッペ法で使う錠剤は元々日常的に服用すべきピルである中容量ピルを使用します。そのため、急激な吐き気に襲われたりと身体的にかなりの負担をかけてしまいます。

アフターピルの種類や飲み方(LNG法/ノルレボ錠)

ノルレボ錠と呼ばれるのは2011年に日本で商品化されたアフターピル専門の錠剤です。避妊の失敗から72時間以内に2錠、1回にまとめて服用する飲み方です。ヤッペ法のように2回に分けて飲むわけではないので飲み忘れからの避妊失敗の可能性が低く、さらに効果もヤッペ法よりも高まっています。また、ヤッペ法を改良して作られているので吐き気などの副作用を抑えられています。値段は大抵ヤッペ法よりも少し高くなっています。

アフターピルの服用後の注意点は

アフターピルは上記でも説明した通り、吐き気を催すことが多いです。しかし、服用してから吐き気に負けてしまうとアフターピルの効果がなくなってしまいます。特にヤッペ法でアフターピルを服用した場合、2回目の錠剤を飲んだ後に1回目の副作用で吐いたりしてしまうことが一番危険だといわれています。吐き気を催しても寝るなどして耐えることが必要です。 また、アフターピルで避妊ができた場合は早くて3~4日後には消退出血と呼ばれる出血が起こります。しかし、この出血が起こらなかった場合は妊娠している可能性が大なので出血の有り無しを確認しておくことが大切です。また、出血が起こっても起こらなくても元々の生理予定日から使える妊娠検査薬などで検査することが大切です。 さらに、アフターピルの服用前後に喫煙をしてしまうと、吐き気などの副作用が強くなる可能性も指摘されています。したがって、喫煙している人は産婦人科で受診するときにそれを伝え、服用を終えても許可が出るまでタバコは吸わないようにしましょう。

アフターピルで失敗しないために心がけることは

アフターピルで失敗しないために一番重要なことは、避妊失敗してからできるだけ早く産婦人科医にかかり、薬を服用することが大切です。また、飲み方をしっかり確認して用法通りに服用すること、さらに副作用によって吐き気が催されても吐かないように我慢することが大切です。 いかがでしたか?アフターピルの効果、副作用などがわかったと思います。いざというときは躊躇なくアフターピルを使い、自分の身を守ることが大切です。

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