女にとって魅力的な男が自然に意識しているたった1つのこと

皆さんはツァイガルニック効果というのを聞いたことがありますか？最近のモテ男はこの効果を駆使してさらに魅力的な男になっているらしいのですが。そんなことを聞かされると知らなきゃ損ですよね。ここにツァイガルニック効果をまとめてみました。

ツァイガルニック効果とは

ドイツの心理学者クルト・レヴィンは人間の記憶について「達成された課題よりも達成されなかった課題や中座している課題のほうが、記憶に残りやすい」と考えました。このレヴィンの考えに基づきソビエトの心理学者のツァイガルニックが実験を行い実証したことにより、「未完の課題についての記憶は完了した課題の記憶より想起されやすい」という現象をツァイガルニック効果と呼ぶようになりました。分りやすく例えるなら、成就した過去の恋愛より片思いで終わった相手の方がよく覚えているということです。

人は何かを達成しようとするとき緊張状態になります。達成されてしまうとこの緊張状態が解消し、忘れてしまいますが、未完のままだとずっと緊張状態が続くことになるので、強く記憶に残ることになるということです。

人の心を繫ぎ止めておく、ツァイガルニック効果

皆さんも連続ドラマの手法をご存知ですよね。「あぁ、これからがいいとこ…」と思うところでいつも「続く…」です。ちょっとイライラしながらも、また必ず来週見てしまいます。これも人の心をうまく繫ぎ止めておくためのツァイガルニック効果です。心の中に不完全燃焼の状態をつくり、「興味の余韻」を残すことで次回に視聴者を繫げているということです。

モテ男はリアル恋愛ドラマでもツァイガルニック効果を使う

現実の恋愛でもツァイガルニック効果はかなり有効だそうです。彼女と会っている時に「あぁ楽しい、もっと一緒にいたい」と思っている時に男の方から「そろそろ、帰ろうか」と区切りをつけることによって彼女の心を不完全燃焼の状態にするのです。彼女は「もう帰るの～？じゃあ今度はいつ会えるの～？」ってことになります。「早くドラマの続きが観たい」と同じ効果です。男ももっと一緒にいたい気持ちをここはぐっと我慢が必要です。次回のデートへ繫げることによって男のペースで彼女の心をぐいぐいと引っ張ることになるということです。

じらし戦法と、どう違うの？

確かに人間はじらされると、「あぁ早く見たい、早く会いたい」って気持ちになります。じゃあ、デートはするけどそこから先へは進めない気の弱そうな男もツァイガルニック効果を狙ってのことなの？もう、「早く誘ってくれたらいいのに…」とこっちはイライラして待っている場合もありますけど。
早い話が、じらし戦法じゃないの～？って女なら聞きたくなってしまいます。でも本来の意味でのツァイガルニック効果は否定しません。確かに、不完全燃焼で終わった恋愛は今も深く心に残っています。

現在進行形の恋愛の場合はこの効果が万人に有効かどうかは、試した男性にしか分りません。ただし、「策士、策に溺れる」という諺もあることをお忘れなきように。