旧約聖書に由来する「オナニー」の意味を徹底解説！

みなさんオナニーの由来ってご存知でしたか？実はその歴史は古く、旧約聖書が元だと言われています。男性にとっても女性にとっても、オナニーをすることで得られる様々なことをまとめてみました。

オナニーの語源は古く旧約聖書にあった

オナニーというその名前の由来は、旧約聖書『創世記』に出てきます。オナン（英語表記 Onan)という名前はヘブライ語です。創世記３８章１〜１０節にオナンのことが記されています。オナンの父ユダは、長男のエルにタマルという妻を迎えました。ところが、エルがユダを怒らせたので、主はエルを殺してしまいます。それでユダはオナンに言いました。「あなたは兄の嫁のところに入り、義弟としての務めを果たしなさい。そして、あなたの兄のために子孫を起こすのです。」

しかしオナンは、その生まれる子供は自分のものとはならず、自分の相続人にもならないことを知っていました。なので性交の際、故意に精液を他に流しました。この事は神の意に反することであったので、オナンは神によって処刑されました。この旧約聖書のオナンの話が語源となり、オナニーとなったというわけです。オナニーの始まりが、旧約聖書の話から始まっていたとは驚きですね。

彼女がいても男性がオナニーすべきメカニズム

彼女がいるのに男性がオナニーをするのは、女性にとっては不思議なことだといえるかもしれません。普通にセックスした方が良いし、生物学的にも子孫を残せるから良いではないかと思えます。子供を作るための大切な精子を無駄に出してしまうより、溜めておいてた方が良いのでは？そんな疑問も出てきます。

しかし、男性の一般的な意見によると「セックスとオナニーは別物」というものが多く聞かれるのです。人間の男性だけではありません。動物行動学に関する著書を多く出版している竹内久美子先生は『あなたの知らない精子競争　BCな世界へようこそ』でオスのオナニーについてこのように書いています。『オスのマスターベーションの基本はペニスを地面や木の枝にこすりつけること。口や後ろ足なども使うことがある。しかし霊長類になると手（前足）を使う事が多くなる。

興味深いのはそれぞれの動物が各人の発達している部分をマスターベーションに使うということである。オマキザルは、器用で長い尾を使い、ゾウもゾウで鼻を使うという。』動物たちのオナニーの方法もそれぞれ工夫をこらしていることがよく分かります。そして、動物たちの観察により、セックスの機会に恵まれている、いわばモテるオスほどオナニーをするということです。オナニーをした方が、しないよりもメス（女）を妊娠させやすいからという理由もあるそうです。彼女がいても男性がオナニーをするのは、どうやら自然なことであり必要なことであるようです。

自分磨きになる！女性だってオナニーすべき

女性は男性とは違って「溜まる」ものもないし、オナニーは無用？そんな風に一見思いがちですが、そんなことはありません。女性にとってオーガズムを迎えることでもたらす良い効果はたくさんあるのです。女性がオナニーをすることによって、子宮と膣が何度も痙攣し、いわばストレッチのような効果が得られ、入ってきた精子を吸引することができます。

また、オナニーをして子宮から粘液が分泌されることによって、膣内は酸性に保たれるようになります。普段から膣が酸性に保たれているのは、菌の繁殖を防ぐためです。オナニーによって、さらに膣内は減菌され良い状態になるということですね。精神的にも、イライラが減ったり、スッキリした気持ちになれるので、女性でもオナニーした方が毎日を快適に過ごせると言えます。睡眠の質か良くなることによって肌がきれいになり、ストレス解消にもなります。女性ホルモンが分泌され、より女性らしいボディになるとも言われています。オーガズムを迎える時、女性の脳内が低酸素状態になり活性化することから、脳にも良いとされているのです。ただ、膣内はとてもデリケートな部分なので、オナニーする時は手指を清潔にしておきましょう。

都市伝説で「オナニーしすぎるとバカになる」というものを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、全くの嘘です。また、どんなにうまくいっているカップルでも、女性にとっての性感帯やタイミングは、なかなか伝わらないものですよね。「もっとこうして欲しい」と伝えるのも、なかなか勇気がいります。その点オナニーでは自分のタイミングで好きなように気持ち良くなれるというメリットがあります。女性なのにオナニーするのは恥ずかしい、と思う方もいるかもしれませんが、こんなに良いことがあるのですから、やらなきゃ損ですね。

動物の世界ではオナニーはモテる要素？

動物行動学研究家の竹内久美子先生は、「マスターベーションは『代償行為』でも『背徳の行為』でもなく、古い精子を追い出し明日の生殖のために生きの良い新しい精子に作り換える行為』と話しています。

さらに「動物の世界では、メスとより交尾のできるオスの方が頻繁にマスターベーションをしています。今から５０年以上前、アカゲザルの研究をしていたアメリカのC・Rカーペンターが、モテるオスのアカゲザルほどオナニーしていたという調査結果を発表しています。モテるオスほど、常に新鮮な精子を常備しているということです」とのことです。確かに、新しく新鮮な精子を常備しておくことは、生殖能力がUPするような気がします。動物界では、オナニーをするオスの方が、メスにとっても魅力的に見える、ということでしょうか。

ただ、オナニーしすぎは危険ですのでご注意を

そんなオナニーですが、実は間違ったやり方を継続していると、体に良くないこともあると言われています。手指を清潔にしないでオナニーすると、黴菌が入ってしまいます。あくまで自分の身体をいたわる気持ちで行った方が良いですね。また、あまりにオナニーをしすぎると、身体が極度に疲労して老化現象を早めてしまうこともあると言います。自分の好きな時、快感を得られるオナニーですが、それに関する知識は持っていた方が良さそうです。こちらの記事も、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

【閲覧注意】恐ろしすぎる！男のオナニーしすぎのリスク 4つ

いかがでしたか？たかがオナニーといえど、興味深い情報がたくさんあるのですね。動物であれば自然な欲求であり、習慣なのかもしれません。オナニーをすることでもっとイキイキとした生活を送りたいですね。