あの有名人も！？セックス依存症の恐ろしい真実

セックス依存症という言葉を耳にしたことはある人は多いと思いますが、その実態はあまり知られていないのが現実です。そして、セックスばかりしているからセックス依存症というわけでは決してありません。今回は、セックス依存症の正しい知識とその恐ろしさをpanpanが明らかにしていきます。

セックス依存症とは

最近では、ゴルファーのタイガー・ウッズや、俳優のデヴィッド・ドゥカヴニーがセックス依存症だと報道されたことは知っている方も多いのではないでしょうか。デヴィッド・ドゥカヴニーに関しては、自ら治療施設に入ったと自分で発表しています。では、いったいセックス依存症とはどんな症状の事を言うのでしょうか。

セックス依存症の正式名は、性嗜好障害といいます。セックス自体が問題なわけではなく、性犯罪を繰り返すような性衝動を抑えられないタイプの人や、異常なまでの風俗通いや性行為が多すぎる人には、セックス依存症の可能性があると考えられています。このようなタイプの人達は、衝動的な行動がみられ、不倫や痴漢などの行為をして他人に迷惑を掛けてしまう事があります。

そして、風俗で性行為をしようと通い続けた結果、金銭的に困窮な状況になり、別の犯罪に走る事もあります。セックス依存症の何が怖いかというと、性欲が満たされない事により性欲が抑えられなくなった時に犯罪が起こり得るということでしょう。「依存症」とついていることからもわかるように、「わかっていてもやめられない」というのが特徴で、個人の自制心などで解決できる問題で無くなるケースも多くあります。

セックス依存症は、対象は様々

セックス依存症は、必ずしも相手があっての性行為だけではありません。その対象は、マスターベーションやサイバーセックスなど、相手がいなくても性に関わる事すべてが対象になります。性行為もしくは、性に関する事をしている時は脳内が快感で満たされる為、一時的に不安材料から開放されます。

例えば、ドラッグやアルコール依存と同じで、不安感や辛い気持ちを忘れたい為に一時的な幸福感を味わう為に使用するのと同じ原理です。これが、癖になるようになると習慣化し、一時的な快楽に溺れるようになっていき、この行為を繰り返すようになります。そして、欲が満たされないと不安でたまらなくなり、最悪の場合事件性のある行動に走ってしまう場合があるのです。

セックス依存症になる原因は？

セックス依存症になる原因として考えられるのは、幼少期の環境や経験にあると言われています。親から充分な愛情を受ける事が出来なかったり、親がアルコール依存などで頼る事ができなかったり、親に捨てられたなどの家庭環境からくるものがほとんどです。その他では、親に性的な仕事を強要されたり、性犯罪に巻き込まれた経験や、近親相姦のような経験を幼少期に受けているなど、子供の頃に何らかの性的な被害を受けているケースがあります。

ほとんどが、幼少期のトラウマから抜けられず、愛情を持つ事はできても、愛情を与えられる心地よさを知らない為、素直に人間関係を築きあげられないという状況に陥ります。こうなると、他人との関わりの中で自分をコントロールすることができなくなり、セックスの時にだけ快楽や安心感を感じるようになります。その結果、自分が自分をさらけだせるのはセックスをしているときだけだと考え、ますますセックスに入り浸るようになってしまいます。

大人になってから発症するケースは、日常のストレスからくるものと言われています。有名人などは、自分でひとりだけいられるプライベートな時間がほとんどありません。そのほとんどが、監視下にあるような状況で、セックスの時間だけが誰にも見られず自分でいられる時間だと考え、ストレスから逃れる為にセックスを繰り返すようになります。

セックス依存症の治療法は？

セックス依存症の治療方法は、心の病となる為、専門のカウンセリングでの治療が必須です。セックス依存症と、アルコール依存症は似ていると言われ、抱えている問題から逃れる為に、アルコールに頼るようになるか性的なものになるかという点だけが違いです。治療は、メンタル治療となるので、心療内科、依存症専門施設などで治療を行えます。

セックス依存症の問題を抱える人が多くいるアメリカでは、アルコール依存症のプログラムを応用したものを治療に使っているそうです。セックス依存症の人に見られる考え方には、4つの特徴があります。

・自分は生まれながらにして邪悪で価値が無い。

・あるがままの自分を愛してくれない。

・自分は誰も頼ってはいけない。

・自分はセックスなしでは生きていけない。

病を克服するには、この考え方を全て変えていくことがセックス依存症の治療方法となります。しかし、自分の心と向き合う治療は、風邪を治すのとは違い時間も治療費もかかります。根気も強いられる治療となります。現在、アメリカなどでは専門の治療施設があるようですが、日本では精神科医でのカウンセリング治療となります。

セックス依存症の問題とは？

セックス依存症で引き起こされる問題点とは何なのでしょう。その一つはパートナーとの関係の破綻。自分のパートナーにセックスを無理に強要したり、パートナーとのセックスだけでは飽きたらず、知らない人とその場限りのセックスを繰り返したり、そのうちパートナーとの信頼関係が崩れ始め、離婚や別離になるケースもあります。

そして、体への影響という点では、無防備なセックスを誰彼構わずしてしまうようになると、避妊もせず、相手もわからずの状態で望まぬ妊娠をしたり、性病に感染するという危険性が存在します。セックス依存症の女性は、ほとんど避妊をすることがないとも言われています。

最も危険な問題は、止められない性衝動が、犯罪に繋がるような性行為に巻き込まれてしまったり、もしくは自らが性犯罪を犯してしまうというような悲劇に繋がってしまうことです。これによって、社会的な地位や家族、友達などを失う事にもなるケースもあります。人生の破綻を迎えてしまいかねないセックス依存症は、放置してしまうと実はとても危険な病気なのです。ただの遊び人と笑い話にせず、症状が気になる人は専門の医師などに相談するようにしましょう。

セックス依存症の特徴は？

あなたがお付き合いするお相手が、セックス依存症かどうか。少し気になる点がある人もいるのではないでしょうか。セックス依存症の人は、セックスを断った場合不機嫌になります。セックスしたいという欲求に対して歯止めが効かない為、何が何でもしたいという欲求が止まらないのが特徴です。重度になると、暴行を加えられる人もいますので、危険な場合もある事を覚えておいて下さい。

そして、浮気を何度も繰り返します。これは、平気でセックスを他の人として、罪悪感のカケラもないような人。「セックスしただけじゃん」などと開き直り、繰り返す人は要注意です。性欲のコントロールができないのに加え、相手への思いやりまで失っているのです。

セックスイコール浮気という感覚はなく、性欲を満たすだけであり、セックスの相手に特別な感情があることはほとんどありません。もし、気になる点が少しでもあるようなら、誰かに相談して、危険性があるようであれば関係を終了する事も考える必要があるかもしれません。


如何でしたでしょうか。セックス依存症という言葉だけで軽く考えずに、危険性があるという認識を持つ事が大切です。

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