ガマン汁と精液の違いを正しく解説

セックスをするとき肌を重ねたり、キスをしたりなど前戯などによって段々と男女ともに興奮してくると思います。女性の場合は女性器が濡れますが男性の場合はガマン汁がでることも。これらは別物なのですが、今回はガマン汁と精液の違いを正しく解説いたします。

ガマン汁とは？

ガマン汁とは、別名「先走り液」などと言われることもあります。射精前に出る無色透明な分泌液のことを言い、正式名称はカウパー腺液と呼ぶのです。そんなカウパー腺液は、分泌される際に尿と精液が混ざらないように中和する働きするのです。もちろん精液とは違います。ですが実はカウパー腺液にも少しですが精子は含まれているのです。

ガマン汁で妊娠する？

精液でなければ「中で射精しなければ妊娠しない」「挿入しなければ妊娠しない」と思っているでしょうか。しかしそれは違うのです。前項で述べたようにガマン汁には微量ながら精子が含まれています。セックスの際に奥までいれない、浅い位置で互いのあそこを擦りつけるなどの行為や、手やコンドームに付着したカウパー液や精液に気付かず、精子を膣内に侵入させてしまうというケースも少なくありません。このようなケースでも、精子は着床し妊娠する可能性はあります。

ガマン汁と精液の違い

精子は睾丸で作られ、隣接する精巣上体下部の少量の液体中に蓄えられます。そこで成熟しつつ射精の瞬間を待っているのです。射精をする際に出てくる精液というのは、まず蓄えられていた精子が精巣上体の平滑筋の収縮により精管へと送り出されます。精管のぜん動運動によって押し出されるように精管末端へと到達し、精嚢に合流して射精管たどりつくのです。

ここで精子と精嚢の分泌液が混合されます。そしてこの液体は精嚢の平滑筋の収縮により前立腺に送られ、前立腺の分泌液と混合されて精液となるのです。それから精液は尿道を通って外に出ます。この現象が射精で、射精時に放出される乳白色の液体が精液です。よく白みが濃いとその精子は繁殖力が強いと思われがちですが、実際は透明に近かったり、色の白みが薄い方が、活発な動きをするという認識が正解です。




この図で収縮している黄色の部分の筋肉が平滑筋です。

ガマン汁と精液の味の違い

女性はセックスの際にフェラチオや口でいかせることとして体験したことがありますが男性は中々感じることは難しいでしょう。精液やガマン汁というのは男性の体質にもよります。ガマン汁は、若干しょっぱさがあり、精液は、生臭かったり・苦いのが特徴です。これらは男性自身の体調や生活習慣などによっても変化をするといわれています。

参考：【必読】「精子の味」が苦いのは、彼氏のあの行動のせい！原因と対策

ガマン汁での妊娠を防ぐためには？

ガマン汁でも妊娠する確率があるというのはすでにお分かりですよね？そんな方のために避妊方法を紹介します。まずは当たり前ですがコンドームをつけることです。しかしコンドームが破れたり、付け方を間違えたりなどで、避妊失敗に繋がることが多いので装着時には気を付けましょう。他には女性が飲むものとして「経口避妊剤・ピル」も有効な対策です。常用のピルならばほぼ100パーセントの確立で妊娠しません。特に海外では、避妊の対策として一番多く使われています。


楽しく気持ちいいセックスをするためにもガマン汁と精液の違いを頭に入れておきましょうね。