男には難解すぎる女心が学べる、おすすめ小説 10選

男には難解すぎる女心が学べる、おすすめ小説 10選

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panpan編集部
メンズ総合情報サイトpanpan[パンパン]のメイン編集デスクです。2015年にコンパ仲間とともに立ち上げ、読者にとって本当に価値のある情報提供を心がけて執筆を続けてきました。他のサイトではちょっと見られない、PanPanならではの使える恋愛ネタやテクニックを発信していきます。応援よろしくお願いいたします。
女心と秋の空といったことわざがあるくらい、女心というものは変わりやすく読みにくいと感じている男性も多いことでしょう。恋愛において、女性はいったい何を思っているのか、何を考えているのかについて悩んでしまう男性に送る女心が学べるおすすめの恋愛小説を紹介します。


女心が学べるおすすめ小説①クジラの彼 (有川浩)著


女心が学べるおすすめ小説①クジラの彼 (有川浩)著

人気作家が送る甘々のラブコメです。有川浩が書く自衛隊絡みの主人公たちの恋愛についての短編小説が6本収録されているこの本は、それぞれ異なったタイプの女性が恋愛価値観を語っているので、今あなたが気になっている女性がどのタイプなのか想像しながら読めば参考になりそう。

どんな女性でも心の奥底では甘い恋愛には憧れをもっているものです。何かと話題作の多い有名作者のベタ甘恋愛小説を読んでみれば女子の恋愛好みが理解できるかも!?

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女心が学べるおすすめ小説②冷静と情熱のあいだーRosso(江國香織)著


女心が学べるおすすめ小説②冷静と情熱のあいだーRosso(江國香織)著

少し前に話題になった、江國香織と辻仁成が同じ男女の恋愛を女性目線と男性目線で描いた作品です。話題になったので読んだことがある人は多いかもしれませんね。江國香織が女性目線で女心の変化をとても繊細に表現しているので、まさに女心を学べる一冊です。

余裕があれば男性目線で書かれた辻仁成のBlu版も読んでみてください。より一層、江國香織が表現した女心がどのように男性に伝わっていくのかもわかり、主人公の女心が理解できるでしょう。

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女心が学べるおすすめ小説③進め!枯れ女(蒼井ひかり)著


第8回日本ラブストーリー大賞で優秀賞を受賞した作品です。貧乏なフリーターの主人公を枯れ女(カレージョ)として描いた小説には、恋やおしゃれをちょっと面倒くさく思ってしまう女性の様子が上手に表現されていて、本を読んだ女性から「ちょっとわかる~」といった共感を引き出すタイプの一冊です。恋愛に対するちょっとした本音が見え隠れするので、付き合う前や付き合いたての女心が学べるのではないでしょうか。

ストーリー自体は王道の月9のような感じなので男性が大っぴらに読むにはちょっと抵抗があるかも?そんな時はブックカバーで目隠しをして女心を研究してくださいね。

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女心が学べるおすすめ小説④愛がなんだ(角田光代)著


全力で片思いしている、ちょっと執着系女子の行動と心情を描いた小説です。恋とは綺麗な気持ちだけでなく、執着し、独占したくなる、そんな男性からすればちょっと怖くなるかもしれない恋に一途に突っ走る時の女心が学べます。

女性読者の中からも、歯がゆくてイライラするけど、ちょっとわかる、といった共感の声が届くくらい、上手に女心を表現しています。直木賞受賞作家ならではの読み応え感もお勧めです。

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女心が学べるおすすめ小説⑤斜陽・女生徒(太宰治)著


誰もが知っている太宰治という小説家は愛の苦悩を知り尽くした文豪です。『走れメロス』や『人間失格』などが教科書にも載るほどの代表作ですが、実は女心をとことん理解し、表現した小説がとても多いのです。中でもお勧めなのが名作として有名な『斜陽』と、隠れた傑作ともいわれる『女生徒』です。『斜陽』では、恋に落ちた女の情熱や恋が叶った後の一抹の空しい心が。『女生徒』では、なぜ女の子は一瞬でコロッと気持ちが変わってしまうのかが学べるでしょう。

女性が読んで、どうしてその心がわかるの!?というくらい女性の心情を的確に捉えているので、愛に苦しむ女心から日常のちょっとした気持ちの移り変わりまで、まるで女性になったかのように理解できてしまいます。

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女心が学べるおすすめ小説⑥ガール(奥田英朗)著


映画化もされた『ガール』では、30代女性のリアルすぎる描写が話題となりました。5人の主人公からなる短編集なので、こんな女性いるいる!私に当てはまる!という共感を多く生んだ小説で、男性が読めばリアルな30代女性の心理を学べるでしょう。

女性特有のちょっと意地悪な部分や見栄、嫉妬心などの心理描写は抜群です。女性の行動原理をよく分かっているなぁと感心させられるほどですが、短編集なので軽く読めるのもお勧めポイントです。

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女心が学べるおすすめ小説⑦A2Z(山田詠美)著


端的に表せば夫婦がW不倫する物語なのですが、ドロドロした表現ではなく、結婚してからの恋愛観や夫婦関係などが丁寧に表現されています。女心を表現するのが得意な作者が、夫婦がお互いを思いやる心情と、結婚していても異性に惹かれてしまう心情を読みやすく独特な言い回しで表現しています。

既婚女性の女心が学べるので、既婚者や、結婚を考えている男性が読めば考えさせられる小説ではないでしょうか。

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女心が学べるおすすめ小説⑧孤独な夜のココア(田辺聖子)著


多くの女性作家が憧れ、尊敬するベテラン女流作家の恋愛短編集です。なんと初版が刊行されたのが昭和53年とちょっと古い本ですが、今でも多くの女性に愛される恋愛小説です。世代を超えて多くの女性に愛されるのはそれだけ共感を呼びこんでいる証でしょう。

ほろ苦いココアのような、大人な恋愛が女性目線で語られているので、男性が読めば母性や女性特有の価値観から出る行動やカップルの関係性を読み解くきっかけが見つかるでしょう。

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女心が学べるおすすめ小説⑨ミルキー(林真理子)著


12の短編が収められたこの作品では、普通の女が普通に考えていることがこれでもかというくらいズバッと表現されています。それぞれの主人公が向き合う結婚、恋、性の限界といったちょっと触れたくない嫌な部分を林真理子の世界観でズバッと切り開いています。

男なら見たくない、知りたくなかった女の本性がのぞき見できるでしょう。男性読者からの支持もある作家の短編集なので読みやすいのではないでしょうか。

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女心が学べるおすすめ小説⑩花芯(瀬戸内寂聴)著


続いても大ベテラン作家、瀬戸内寂聴の作品です。寂聴さんが30代の頃、まだ瀬戸内晴美の名前で作家活動をしていた時期の話題作です。当時子宮作家と文壇から批判を受けた問題作ですが、今読んでも女性の性と奥底に潜む欲の心、男性を無意識に惹きつけてしまう悪女の心を学べます。

表題作の花芯をはじめ5編を集めた短編集なので読みやすいです。女性が読めば気味が悪いほど「女」というものが見えてしまうといった感想も多く寄せられている作品だけに、男性が読むには勇気がいるかも知れませんが女心を学べる小説という点ではお勧めです。

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女性に共通するちょっといやらしい意地悪な部分と、その嫌な部分を覆い隠そうとする女性個々の性格が違うから男性にはなかなか女心が理解できないのでしょう。女心のパターンはそれこそ星の数ほどあるでしょうが、紹介した小説でこんな女心があるのかと一端を学べば身近な女性の女心を読み解く鍵が見つかるかもしれませんね。

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