チャラすぎる?「ポリアモリー」という恋愛観が今、話題

チャラすぎる?「ポリアモリー」という恋愛観が今、話題

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。
男女が複数の人と同時に恋愛関係を築く「ポリアモリー」という恋愛革命とも言える、新しい概念が今注目を集めています。それでは一体「ポリアモリー」とは何なのか?不倫や浮気とはどこが違うのか?世界と日本の現状を踏まえてポリアモリーという今話題の恋愛観、男と女の新しい愛の世界をちょっと探ってみましょう。


1:「ポリアモリー」とは?


1:「ポリアモリー」とは?

ポリアモリーという言葉自体はギリシャ語で複数を意味するpoly とラテン語で愛を意味するamorという二つの言葉が一緒になってアメリカで出来た造語です。1990年代初頭から、同時に複数の性的パートナーを持つという意味で使われ始めました。

その起源は複数の人ときちんとした関係を築くことを目的としたネットワーク「ラヴィング・モア」というグループが生まれ、自分たちの愛のかたちをポリアモリーと名付けたのが最初です。その後アメリカに端を発して世界中にポリアモリーを掲げるグループができるようになりました。

ポリアモリーとは端的に言うと複数の人と合意の上で、性愛関係を築く複数愛のことです。ポリアモリーを実践している人たちは異口同音に浮気や不倫とは違う、パートナー同士が別の人との関係を認め合った新しい愛の形態だと言っています。

ポリアモリーは基本的には夫婦なり恋人同士なりのカップルが、パートナー以外の恋愛対象者が現れたときに、お互いがそれを隠さずオープンにすることで成り立っています。その関係はお互いへの信頼が不可欠ですが、秘密を持たずに何でも話し合うということで、ポリアモリーを実践しているカップルの関係は、より密度が濃くなってくると言われています。


2:浮気(不倫)・セフレとは、どこが違うの?


2:浮気(不倫)・セフレとは、どこが違うの?

夫婦や恋人同士の関係でパートナー以外と性愛関係を持つ浮気や不倫、あるいは性的関係がメインのセックスフレンドと、ポリアモリーは一体どこが違うのでしょうか?まず浮気や不倫との違いは隠れてする必要がない点です。結婚していたり、決まった恋人がいるのに他に好きな人が出来てしまうと、普通の関係ではそれを隠すのが一般的です。

ポリアモリーは複数恋愛が基本のポリシーとしてあるので、言ってみれば両者公認の浮気と言えないこともありません。関係している全員がそれぞれの関係をすべて把握していることになります。浮気や不倫が隠れてするからこその醍醐味があるのと比べて、ポリアモリーはドロドロした関係でない、もっとサッパリした割りきった関係とも言えます。

誰でも完璧ではありません。また一人の相手だけでは満足できない人もいます。夫婦なり恋人同士なりが長い関係でマンネリ化してきたとき、他の人に目が行くのは自然な成り行きです。普通の関係だと浮気や不倫へと発展していくのに対し、ポリアモリーだとメインのパートナーにそれを告げて他者との関係を持つということで、浮気とは一線が画されるのです。

またいわゆるセフレ、性的関係のみを対象としたセックスフレンドともポリアモリー違います。単に不特定多数と関係することではなく、それぞれの関係を認めたうえで成り立つ愛の形態だと言います。


3:ポリアモリーは日本でも実際に広まってるの?


それでは今の日本ではポリアモリー、実際にどんな位置にあるのでしょうか?日本での現状をチェックしてみましょう。ポリアモリーは日本では比較的新しい概念です。2015年5月に大腸がんで若くして亡くなった、俳優の今井雅之氏のガールフレンドでモデルの赤坂沙世さん(既婚)が女性の恋人と今井さんの3人の性愛関係を告白して、話題になりました。

日本は性的なことをオープンにするのはタブーとされてきた風潮があり、複数恋愛が認められにくい社会的背景がありますが、実際には夫婦生活での隠れた不倫は横行しているのが現状です。一夫一婦制、一対一を基本にした関係をモノガミーと言いますが、今までの概念からすると、浮気や不倫に走った男女はその関係を隠し通して続けるか、あるいは浮気が本気になってそれまでの相手とは別れるというケースに発展します。ポリアモリーの場合は、隠すという概念がないので通常の浮気や不倫で感じるような罪悪感を感じることがないのです。

どちらかというと男の浮気は甲斐性と言われている日本では、男性の浮気が許されるような社会背景があります。ポリアモリーについては女性誌で取り上げられることの方が多く、女性がより関心を示している兆候はありますが、そんな女性を皮切りにパートナーにポリアモリーを提唱して、今後は日本でもポリアモリストが増えていくかもしれません。


4:海外での現状は?


ポリアモリー発生のアメリカでは50万人のポリアモリストがいると言われています。ポリアモリーだけをテーマにしたオンラインマガジンには1万5000人の定期購読者がいて、インターネット上でもポリアマリーに賛同する恋人を募集するカップルも少なくありません。

やはり一番活動が盛んなのはアメリカですが、最近はヨーロッパでも各地に支援組織も結成されていて、各グループ同士のディスカッションやコンファレンスを通してポリアモリー運動も盛んになっています。ポリアモリーという新しい造語は2006年にオックスフォード英語大辞典に加えられていますが、ポリアモリーのマニュアルまであるというから驚きです。

文化的土壌を考えると、欧米では性に対しての姿勢は日本よりもずっと開かれています。またインターネットでは不倫専用の出会い系サイトもあって、性に対する捉え方は根本的に日本とは違います。最近ではポリアマリーを提唱するウェブサイトの増加に伴い、多くの夫婦や恋人のいるカップルが利用し、そのサイトを通して知り合った恋人たちも増えています。世界的にはポリアモリーは新しい愛の形として、一般にも徐々に浸透しつつあります。


5:ポリアモリーは、結婚してる夫婦にも受け入れられる?


5:ポリアモリーは、結婚してる夫婦にも受け入れられる?

ポリアモリーの基本的ポリシーとして、合意の上で多重な性愛関係に参加するというもので、非一夫一婦制ですから、一夫一婦制を推奨するモノガミーとは対極にあります。ポリアモリーが生まれた背景では、既存の所有や独占によって支配するパートナーシップから離れ、お互いのより良い人間関係を追及して始まったと言われています。そのような背景を考えるとポリアモリーとは結婚している夫婦にこそ、受け入れられるものと言えないこともありません。

夫婦が長年一緒にいて、お互いを愛し妻にも夫にもそれぞれ満足していれば、ポリアモリーの概念自体入り込む余地もなければ、また必要にもなりません。でも長年一緒にいて相手に対してときめきも何も感じなくなっている状態だったら、隠れて浮気をするよりはお互いが認めた愛人を持つのも悪くないという考え方があります。

ポリアモリーはお互いへの信頼があって初めて作用するものですから、ポリアモリーを実践するには夫婦二人が同じ考えでないと意味をなしません。夫はオープンな他との関係がほしいけれど、妻はそんな関係は認めたくはないというケースではポリアモリーは成り立ちません。あくまでも夫婦二人が同じ気持ちでいることが条件です。


6:嫉妬はないのか。どうやって嫉妬と向き合うのか。


恋愛と嫉妬は切っても切れない関係にあります。また一夫一婦制のモノガミーに嫉妬はつきものです。普通誰かを愛していたら、その愛を独占したくなって、そこに誰かが入り込むと人は嫉妬の感情を抱きます。それでは単なる遊びや身体だけの関係ではないポリアモリーを実践している人々に、嫉妬の感情はあるのでしょうか?またもしあったらどのように対処しているのでしょう?

アメリカではポリアモリーに関するマニュアル本があって、その中でも嫉妬については多くのページが割かれているそうです。嫉妬の感情を持って気分が悪いときは、とにかくパートナーと話し合うことが一番と言われています。

関係するどの人ともオープンに語り合って秘密がないのがポリアモリーの基本ですから、実践者が実際に嫉妬を感じたときには、やはり話し合って解決しているようです。またある意味では嫉妬もお互いへの刺激剤の役割をすることもあって、格別苦しい思いをしているのでなければ、嫉妬が必ずしも悪いとは言えない一面もあるようです。

ポリアモリーの基本の概念にはシェアがありますが、嫉妬の反対にある感情として「コンパージョン」があり、これは愛する人が自分以外の人を愛するのを見て、愛する人が感じる幸せを共有することを指しています。


7:ポリアモリーに対する世間の声は?


このポリアモリーという新しい恋愛観に対して世間一般の人々はどのように思っているのでしょう?以前ウートピで1276人を対象に実施されたアンケートとコメントを見てみましょう。「複数人と同時に恋愛が可能というポリアモリーを理解できる?」という質問とそれぞれのコメント回答です。

<アンケート結果> 
「できる」・・・・・52% 

「できない」・・・・・48%
引用:wotopi


まずは「理解出来ない」を選択した人の意見

・都合良すぎなだけ。要は色々な人とエッチしたい、それをポリアモリーという言葉で正当化してるだけでしょ?

・自己中をただ正当化しようとしているようにしか思えない。そこに相手のことを思う気持ちが本当にあるのでしょうか

・独占欲は人間の本能だから。成立していない。いずれ破綻する、いやすでにしていると思う

・理屈と感情は別。ポリアモリーを理解している人でさえ嫉妬を感じるという事実があるのだから
引用:wotopi


一方で「理解できる」とした人の多くは
・前提として「同意」を必要とするので浮気とは違う。他人が他人の恋人との関係性に口を挟む理由は?

・複数の異性を同時に愛しても、真剣な気持ちであればいいと思います。もし、どちらかを選ぶなんて不可能なほど、複数の異性を心から真剣に愛した場合、「選べ」と迫られたらつらいですよね。そういう問題を解消してくれる考えですね

・愛のかたちまで、これしかないって決められたくない。誠実な気持ちで複数を愛して何が悪いのかわからない。みんな幸せなほうがいい

・一夫一妻とか勝手にキリスト教の制度持ち込まれて押しつけられてもね。今の日本人はセックスまで統制された家畜みたいだ

・誰かに従う為に生まれてきたわけじゃない。みんな自分の気持ちに素直に生きていいはずだ。せっかく生まれてきて愛したい人に出会えたんだから
引用:wotopi


約半数以上が理解できると回答しています、理解できない人ではやはり、単に浮気やセックスを正当化しているだけという意見が圧倒的に多かったようです。理解できると述べた人は自分をポリアモリーの立場に置くかどうかは別として、ポリアモリーの考え方自体は認めてもいいのではないかという意見が一般的でした。いずれにしても世間的には意見は半分に分かれていて、どちらにも偏っていないのはある意味いい傾向と言えるでしょう。


8:ポリアモリーに関する本も出版!


ポリアモリー自体が比較的新しい概念のせいか、同様のタイトルがついた本はまだ多く出版されていませんが、最近出版された、ポリアモリーに関しての本を以下にご紹介します

深海 菊絵 ポリアモリー 複数の愛を生きる (平凡社新書 2015)

著者は一橋大学大学院博士後期課程に在籍中で、性愛論や家族関係を研究テーマとしている女性です。アメリカでのポリアアモリーを実践している人々を対象にしたインタビューを基に現状をリサーチして書かれた本です。アメリカでのポリアモリー実践者は白人・中産階級で高学歴という傾向が強いこと、またSF作家ハインラインから多大な影響を受けているという興味深い事実も書かれています。


デボラ・アナポール著/堀 千恵子訳ポリアモリー 恋愛革命(河出書房新社 2004)

こちらの本の著者は1981年にワシントン大学で臨床心理学の博士号を取得、結婚・離婚を経験しながらポリアモリーの可能性を探求し、1984年ポリアモリーセンターを創立しました。またポリアモリー専門誌「Loving More」発行しながら、全米各地でワークショップやセミナーなどを開き積極的にポアリアモリー運動をしています。

本書では基本的なポリアマリーの概念と、特に嫉妬とコンバージョンについて多くのページを割き、わかりやすい言葉で説明されていて、複数愛自体が最も自然で持続可能な新しい愛のかたちなのだとして紹介しています。


9:まとめ


ポリアモリーは個人が複数の恋人を持つことを目的に始まったのではなく、恋愛関係の中でより良い人間関係を追及して始まったものです。日本にポリアモリーが紹介されたときに複数の人を同時に好きになるという部分ばかりが強調されてしまった点は否めません。ポリアモリーの基本理念は自分の気持ちや欲望に忠実に、そしてその気持を正直にオープンに語ってパートナーとシェアするものです。

あくまでもパートナーと、また他の愛する人たちとより良い関係を築いて維持していくのが目的です。そのようなはっきりした目的があるからこそ、世界ではポリアモリーのセミナーやワークショップ、懇親会などが開催されているのです。これは浮気や不倫が隠れてされることを考えたら大きな違いですね。浮気や不倫のワークショップなんて聞いたことはありませんから。いずれにしても、ポリアモリーは新しい愛の形態として広まりつつあります。

いかがでしたか?とても興味深いものではなかったでしょうか。ポリアモリーはより良い関係を築いていくために推奨されているもので、現在のパートナーとの関係に満足しているのであれば、全く必要のないものです。でも不満がなくても少しでも興味があるのなら、パートナーの方とじっくり相談して新しい世界を覗いてみるのも悪いアイディアではないかもしれませんよ。愛に決まった形はありません。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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