「ピンチケ」って何?アイドルオタク用語の意味まとめ

「ピンチケ」って何?アイドルオタク用語の意味まとめ

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MIYABI 編集チーム
陰キャだった学生時代を経て、新卒でなぜか証券会社に就職。営業ノルマが厳しい中で、少しでもコミュ力を鍛えなきゃと思って始めたのがナンパ。それがドハマリして以来、出会いやセックスを追求するようになりました。国内の主要なナンパスポットや、アプリ、オンゲでの出会いを網羅。今は本職のディレクターとして、みなさんにガチで使える情報を提供をしていきます。
『ピンク色のチケット』略して『ピンチケ』というアイドルオタク用語。他の語とは一線を画し、何やら一般的にも注目される言葉になっていきそうな予感がしますね……。『ピンチケ』の意味とは?言葉の由来から、今後、予想される展開までじっくり考察してみます。


『ピンチケ』という言葉の由来は『AKB』のピンク色のチケット


『ピンチケ』という言葉の由来は『AKB』のピンク色のチケット

『ピンチケ』の元々の意味は、AKB48の活動拠点ともいえる『AKB48劇場』での中高生向きにディスカウントされたチケット(通常3000円の入場料が1000円OFFの2000円で入場できるいわゆる学割)がピンク色だというところから(一般の入場チケットは青色)、『ピンク色のチケットで入場する人達』→『若いファン層』という認識として、定着しつつある言葉です。

実際に一度の公演で、この『ピンチケ入場者』は、来場者の約半数ほどを占めることも多く、まさしく『新旧のファンの冷戦』といった空気が流れることもあるそうです。


マナーを守らないファン『ピンチケ』


マナーを守らないファン『ピンチケ』

『ピンチケ』という言葉は、前項の『若いファン層』という意味合いから、徐々にいろんな意味を派生させていきます。『若いファン層』→『マナーを知らない若い世代のファン』→『行儀の悪いファン』、『自分勝手なファン』、『人に迷惑行為をかけるファン』などなど、主に古くからのファンが、『礼儀に欠け好き勝手な振る舞いをする比較的新しいファンの人達』を形容する言葉として使っていることが多いようです。

『他の客の肩にぶつかる』、『ごみをまき散らす』、『野外の会場ではバカ騒ぎをしたり服を脱ぎだす』、『監視員の指示に従わない』など、『ピンチケ』と呼ばれる集団の悪態は『AKB』以外のアイドルのイベントでも数多く見られ、あちこちでいざこざが起きているようです。


ガチでアイドルを恋愛対象にする『ピンチケ』


さらに、『ピンチケ』という言葉の意味が派生していきます。アイドルの女の子たちを『神聖なアイドル』として見るのではなく、ガチの恋愛対象として『オトそう』とするファンたちの総称としての意味も持ち始めるのです。

この『ピンチケ男』達は、いわゆる『オタク』と呼ばれる男性達と違い、お洒落なファッションに身をつつみ、センスもあか抜けていて、よくモテている人達が多いようです。まだアンダーグラウンドのアイドルの卵たちを実際に口説き落とし、『アイドルとファン』としてではなく、『友達』としての付き合いがある人もいるようです。

この『ピンチケ男』からすれば、ターゲットの女の子が売れてしまい手の届かない存在になってしまうことは不本意で、応援しようという気持ちが皆無なこともあるそうです。純粋な昔からのファンとしては、『ファンとしてあるまじき行為』と、この『ピンチケ男』達に怒りを抱いているのです。


『ももクロ』の8文字コールも『ピンチケ』が主体?


『ピンチケ』と呼ばれるファンの中には、かなり目立つ有名人まで出現しているようです。毎回、派手な騒ぎを起こしたり、監視員の制止を振り切ったり、『もうすっかりお馴染み』という人もいるようです。大きな集団が出来上がっているところもあり、ちょっとした『族』や『チーマー』のような性質もあるようです。

『ももクロ』のイベントでの風物詩となっている開演前の『8文字コール』という客席からの応援プレコール(「絶対アイドル!」や「みんなの妹!」や「元気でありやす」など)があり、これについても賛否両論があるのですが、実は、この『8文字コール』の発端と盛り上がりは『あるピンチケの男が中心』になっているともいわれます。

このように、『ただの客』、『ただのファン』で終わらないという勢いの『ピンチケ』達の存在は、古くからのファンにとっては『ウザい』のひとことで、『コンサート会場』という神聖な場所を汚されていると思う人もいるようです。


『ハロプロ』のライブ会場でも『ピンチケ』の勢力大


『ピンチケ』と呼ばれる人たちの目立った行動は、『ハロプロ』のライブ会場でも盛んなようです。『ハロプロオタの最大勢力』といわれる『長谷川軍団』と呼ばれる軍団は、他のファンとのいざこざも絶えず、周りから恐れられているようです。しかし、アイドルの女の子たちからすれば、どちらも大切なファンの方々で、このような騒動が起きるのは心苦しいのでは……と思われます。


『身近なアイドル』が生んだ弊害


これら『ピンチケ』と呼ばれる人たちの目に余る行動が多いのは、最近のアイドルが『身近に感じられるアイドル』をコンセプトに、小さな会場でのイベントや握手会などを頻繁におこなっているからではないかともいわれています。ファンの感覚も、『手が届くはずのないアイドル』から、『実際に口説き落としてやろうと思うアイドル』というように変化しているのです。

もちろん、これは、『アイドル』に『スター性』を持たせるのか、『親近感』を重視させるのかの商戦の違いに他ならないのですが、ファン同士の対立がここまでエスカレートするとは、仕掛け人たちも読めていなかったのかもしれません。


『ピンチケ』は社会現象


年齢的には『ピンチケ世代』に分類される中高生の中にも、もちろん、礼儀正しく品行方正なファンの方もたくさんいます。逆に高い年齢層のいわゆる『おじさんヲタ』が必ずしもマナーが良いとは限りません。人にはそれぞれ言い分があり、全てを一言で片付けることはできませんが、『迷惑行為』と思われる行動が目立ってしまったために、あちらこちらで社会現象として取り上げられることが多いようです。

『握手券偽造』や、『握手会に来ていく服を窃盗』など、実際に『ピンチケ』と呼ばれる人が逮捕されている例もあり、そのような事件が起こるたび、純粋にそのアイドルを応援しているファンの方たちは、心を痛めているようです。まだ今しばらくは、『ピンチケ』という言葉の広がりと共に、一騒動も二騒動も起きそうな予感です。

いかがでしたか?この『ピンチケ』と呼ばれる人たちに限らず、自分の意のままに行動してしまう若者たちが増えてきているのかもしれません。『他人のふり見て我がふり直せ』ではないですが、常に自覚を持って行動したいものです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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