避妊効果を最大限発揮する為の、ピルの正しい服用と時間について

避妊効果を最大限発揮する為の、ピルの正しい服用と時間について

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同じ薬でも、Aの飲み方とBの飲み方ではAの方が効果が高い・・・この現象はピルでも存在し、そのためのポイントが「時間」となるのです。今回は、服用後にピルの能力が発揮される時間について、知るところを述べますので服用の参考にしてください。


特殊性の高いピル


特殊性の高いピル

多くの薬は、多少時間をズラして服用したところで、その効果が減退するようなことはありません。一部、減退が見られる薬もあるにはあるのですが、再度服用することでその効果を取り戻すことができるでしょう。

しかし、ピルだけは時間に追われる場合があり、服用に際し一定の時間を越えてしまうようなことがあると、たちまち効果を十分に発揮できない、又は効果を失ってしまうことがあるのです。では、何故これほど特殊性が高いのか、その疑問をまず解決したいと思います。

まず、ピルというはその成分を女性ホルモンで占めています。主に、卵胞ホルモンや黄体ホルモンで構成されていますが、この時点でその他の薬とは同列に語れない部分があるのです。風邪薬や胃薬等、一般的な薬の成分は制酸成分等の「特定の部位」に作用することが多いのに比べ、ホルモンは部位ではなく「全体」に作用するものです。

この時点で一般的な薬とは一線を画していることが分かります。それに伴い、人体への効果等における特殊性を際だったものにしているのです。


何故時間で効果に差がでるのか


何故時間で効果に差がでるのか

一見ピルも薬のひとつであり、「服用すれば効果が出る」という認識を持つ方が多いのが現実です。しかし、実際は服用の時間やタイミング等で、その効果がシビアに左右されます。では、何故このような現象が起こるのでしょうか?

それは、前項のとおりピルは女性ホルモンで構成されており、服用するということは女性ホルモンそのものを取り入れるからということになります。取り入れられたホルモンは、本来の人体から分泌するホルモンと同様の役割を果たすことになるまではお分かりいただけると思います。

ですがこの取り入れたホルモン、外部から取り入れたものであり人体から分泌された訳ではありません。それにより、効果を持続させるために「引き続き自ら取り入れなくてはならない」という縛りがあり、それを怠ると時間経過と共に濃度が薄れてきます。濃度が薄れるということは、それだけ効果も薄れてしまうのは容易に想像できます。

ということは、服用の時間やタイミングにより濃度に差が現れるために効果にも差が出てしまうという解釈となるのです。一般的な薬のように、服用するたびに修復・改善が期待できるものではなく、ピルに限ってはその都度の効果ではなく、もっと長い目で見なければならないのです。よって、ピルの効果を最大限に発揮するためには、取り入れたホルモンの濃度を常時安定させる必要があります。


最大限の効果を得られる時間


では、ピルの効果を最大限にするために、体内に入ったホルモンを安定した濃度にする正しい服用についてご説明します。ピルの使用上の注意でもあるように、ピルは基本的に毎日同じ時間の服用がベストです。

具体的な時間を述べると、24時間毎の服用がピルの効果を最大限に発揮するのです。どの文献でも、そこから12時間のズレ(24時間と表記するところもありますが、12時間と考える方が薬の効果という面で自然です)は許されますが、きっちりと24時間ごとに服用するのが最良と言えるでしょう。

ただ、毎日決まった時間に服用するのは難しいものです。服用時間の際に何か急用が入る可能性もありますし、まさに用事の最中かもしれませんし、確実な24時間毎の服用は困難なのが現状です。これを確実なものとするためには、「常時ピルを持ち歩く」「服用時間にアラームをセットする」「できるだけ用事が入らない時間帯に服用を始める」など、24時間毎を可能にする配慮が必要となります。実現は困難と記述しましたが、「ほぼ100%の避妊」という恩恵を受けるためにも頑張りましょう。


休薬期間にも配慮する


ピルの最大限の効果を得るために、忘れてはならないのが休薬期間です。ピルを飲まないだけの期間であり、むしろ飲まない所為で効果が薄れてしまうのでは?と考えられるかもしれませんが、休薬期間は自分の妊娠を否定できる情報を得たり、月経を適正なサイクルに戻すという恩恵を得られるので、むしろ休薬期間こそ自分の体に注視すべきだと言えます。

では、休薬期間の何を注視すべきなのかという部分ですが、上記の情報を得るためなのもそうですが、休薬期間の終わり際・・・要するに7日が過ぎて新たなシートを服用する部分となります。

これもまた「24時間毎」が適用され、それを遵守してピルを服用することで最大限の効果を持続させることができるのです。前回最後のピルの服用を終えてそこから休薬期間に入るのですが、そこから「ピルを服薬していると仮定した」7日間の24時間後に、新たなシートのピルを始めるのです。

しかし、7日も間が空くと時間など忘れてしまいそうな・・・と思われた方は、同胞されている「偽薬」を利用すると良いでしょう。休薬期間中もピルと同様に服用することで、7日経過した後も問題なくまたピルを始めることができます。


他の効果にも期待ができる


なお、きっちりと24時間毎にピルを服用することで、ピルの最大限の効果を得られるのですが、当然「他の効果」にも期待ができます。すなわち、ピル本来の使用目的である「避妊」だけでなく、「月経不順の解消」「生理痛の改善」「PMSの改善」等に対しても、当然最大限の効果を得られます。これらもまた、ホルモン濃度の安定で改善されていく症状ですので、正しい服用で効果が上がるのは当たり前のことなのです。

ただし、これらはあくまで副作用ですので、思わぬ症状を招く可能性もあります。そのため、やはり服用前に医師の説明を受け説明書を熟読し、問題があれば直ちにピルの服用を中止する必要があります。「避妊」以外の効果は全て副作用だということを認識した上で、他の効果を求めるようにしてください。


タイミングや飲み合わせ等、全く同じ薬を飲んでも効果が変わってしまうなど、色々面倒だと思われます。ですが、せっかくお金を払って手に入れたピルです。できるだけその効果を引き出して、多くのものを得てしまいましょう。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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