【90年代のエロゲ】懐かしの名作9選｜画質が荒いのが逆に抜ける！

野々村病院の人々

ジャンル	アドベンチャー
プレイ料金	4,180円(買い切り、Win10版のDL版)
発売時期	1994年6月
登場人物のセクシー度	★★★★☆
ゲームのおもしろさ	★★★★☆
画質	★★★☆☆
抜ける度	★★★☆☆
一言ポイント	超絶難易度の推理ADV

病院を舞台にしたマルチエンディングの傑作

高難易度の推理アドベンチャー。フラグを立てながら謎を解き明かすのが好きな人にはおすすめです。主人公は若き天才探偵・海原琢磨呂(たくまろ)。成人指定のまま最低限の修正を施したのみのセガサターン版は、当時40万本を超える大ヒットを記録しています。

足をケガしてたまたま入った病院で、院長のミステリアスな死に遭遇したところから物語が始まります。PC98時代のマルチエンディングの傑作と言われましたが、今遊ぶとその難易度の高さに仰天させられます。



上の画像は画質がリファインされたWindows10版。これに比べると、90年代のDOS版は色数もずいぶん少なめな上、ボイスも収録されていません。しかしそこには何とも言えない独特の味わいが。のっぺりしているのはDOS版のはずなのに、キャラにひんやりした奥深さが感じられて病院ものの雰囲気にぴたりとハマっているんです。

医療用器具や麻縄を使った緊縛・拘束シーンが見もの。ただし乳首は変

難しいとは言っても推理に奥深さがあるというものではなく、11こ用意されたエンディングのうちBADエンドがやたらに多く、トゥルーエンドへの道が見つけにくいだけです。

エロシーンは決して多くはありませんが、緊縛や拘束の場面が多いのが特徴。病院が舞台なので、手術台など医療用器具を使ったシーンが目立ちます。看護師が身につけている白のガーターベルトが妙に艶めかしく、ピンクのナース服とあいまって当時かなりお世話になりました(笑)。

DOS版に紹介できる画像がなく、リファインされたものだけなのは企画の主旨に外れます。無料動画に当時の画像をエロシーンにしぼってまとめてものがありましたので、参考までに挙げておきました。↑と同じM字開脚シーンもありますので(2分7秒)、どちらがそそるか比べてみて下さい！

▶「(エロゲCG) [シルキーズ] 野々村病院の人々」の閲覧（R18）はこちらから

加奈 ～いもうと～

ジャンル	アドベンチャー
プレイ料金	3,771円(買い切り、Win7対応版のDL版)
発売時期	1999年6月
登場人物のセクシー度	★★★☆☆
ゲームのおもしろさ	★★★★☆
画質	★★☆☆☆
抜ける度	★★☆☆☆
一言ポイント	抜きゲーならぬ元祖泣きゲー

ガチで泣かせに来る名シナリオ！生と死をめぐる純愛エロゲ

エロゲで泣きたい、感動したい人にはとくにおすすめ。「CROSS†CHANNEL」(2003年)で知られるゲームライター田中ロミオ氏のシナリオデビュー作で、のちの“泣きゲー”ブームの火付け役とも言われます。ジャンルはノベルアドベンチャーです。

普通はエロシーンがあるからこそ18禁なわけですが、本作はテーマが人間の生と死をストレートに扱うものだからと考えた方が良さそうなほど。主人公は病弱な妹・加奈の兄。かよわく素直で、心から兄を慕う加奈の姿がたまりません。



今遊ぶと、泣かせにかかるやり口がさすがに見え見えです。にもかかわらず、シナリオの力で終盤は涙腺ウルウルになります。絵柄の古臭さも気になりますが、グラがリファインされたPSP版(2010年)も。ただしこちらは非18禁ゲーです。

最愛の妹が死にそう！それでもHはやめられない

妹ゲーではありますが、あくまでテーマはシリアスな生と死。加奈ルートはとくにひたすら重い話で、妹とイチャイチャするうちついうっかり…みたいな安易な展開とは無縁です。では抜けないのかと言うと決してそんな事はなく、夕美というエロ要員がちゃんと控えているんですね。



主人公にベタ惚れの夕美。彼女に押し切られる形で肉体関係を持つ主人公。このあたりの描写のなし崩し感がGood。背景には余命いくばくもない妹の事が常にあり、それでも肉欲を追い求めずにはいられない姿には背徳的なものさえ見え隠れします。

夕美とのHを妹に見られるシーンや、逆に妹と行為に及ぼうとするところを夕美に見られるシーンなど、エグい修羅場も描かれるのもポイント高いです。

▶「加奈 ～いもうと～」の詳細（R18）はこちらから

淫内感染

ジャンル	アドベンチャー
プレイ料金	4,086円(買い切り、Win7対応版のDL版)
発売時期	1997年9月
登場人物のセクシー度	★★★☆☆
ゲームのおもしろさ	★★★☆☆
画質	★★★☆☆
抜ける度	★★★★☆
一言ポイント	鬼畜医師が暴れまわる90年代の抜きゲー

90年代の鬼畜ゲーと言えばコレ！院内陵辱ADV

ナースもの好き、あるいは病院の人間模様にエロスを感じる人におすすめ。90年代の抜きゲーがどんなだったか知るにもうってつけです。キャラクターデザインとグラはいかにも90年代風ですが、主人公の内科医・坂口晃の人物像が独特で今遊ぶとむしろ新鮮。

看護師の弱みを握ってヤリまくるわけですが、ふだんの仕事っぷりはじつに優秀。その豹変ぶりにインパクトがある分、行為の鬼畜度が2～3割増しに感じられるほどです。



時々挿入されるミニゲームが邪魔くさく、スムーズな攻略を阻害しがちなのが難点。シナリオもやや強引で、キャラデザも今の水準からするとかなり落ちます。

90年代のアニメ作品を彷彿とさせるヒロインたちの痴態！

着衣ハメにレズ、3Pとエロシーンはバリエーション豊富です。90年代でも後半の作品だけあって、女体の肌色の塗りはナチュラル。当時としてはかなり肉感的なボディが描かれましたが、女性キャラの顔立ちは今見ると正直古臭く感じられるでしょう。



ただ90年代のアニメ作品などに親しんでいた筆者からすると、有名キャラクターの面影が感じられたりして逆に非常にそそります。そうした時代背景が共有されていると、ヌキ度は飛躍的に向上するはずです。

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まとめ：90年代のエロゲは画質はイマイチ・・・だがそれがいい！

超絶グラのPS5の時代でもドット絵のレトロゲーがもてはやされるように、エロゲ黎明期の90年代の作品には素朴な画質ゆえのいわく言い難い魅力がありました。

シナリオは牧歌的ですし、UIもお粗末。でものっぺりした色の塗りとくっきりした描線、80年代アイドルのごときヒロインたちの控えめなHには今も不思議と心がときめきます。

90年代の懐かしエロゲを、久しぶりに遊んでみませんか。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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