生涯童貞だった偉人10選｜信念のため貫いた吉田松陰やニュートンなど

この世に生を受けて何をするかは本人の自由。でもふつうは人並みの事はひと通り経験したいと思うものです。恋愛や結婚、とくにセックスは、一生無縁でいるなんて考えられない事でしょう。でも偉人と呼ばれる人たちの中には、クンニや挿入より他にやりたい事がありすぎて生涯童貞を貫くケースが少なくないのです。

今回は吉田松陰、宮本武蔵からニュートン、カント、アンデルセンまで、生涯童貞だった偉人たちの壮絶エピソードをお届けします！

実はこんな偉人も生涯童貞だった！？童貞一覧表

偉人名	童貞だった理由
吉田松陰	信念が揺らぐことを恐れて童貞を貫いた
ニュートン	偉大な科学者は無性愛者(アセクシュアル)
宮沢賢治	近親相姦にも同性愛にも踏み込めず
ルイス・キャロル	“15歳は年増”の究極のロリコンだった
ライト兄弟	飛行機への情熱と妹の愛があれば十分
宮本武蔵	武士のたしなみ“不犯”を貫く
カント	アラフィフまでバイト生活に明け暮れて…
アンデルセン	オランウータン似のブサメンで陰キャ
正岡子規	27歳から寝たきりでエッチかなわず
ベートーベン	失恋続きで筆おろしのチャンスを逃す

今回紹介する偉人は表に挙げた10名ですが、生涯を童貞で通した理由は、まさに各人各様。思わず吹き出すマヌケな言い訳から、涙を誘うもの悲しい理由まで。童貞を捨てずに逝った偉人たちの人生をご覧下さい！

童貞偉人①「吉田松陰」～仙人のあだ名持ち！

吉田松陰は江戸の教育者にして思想家。5歳から英才教育を受け、10歳で藩校の教授になった超エリートです。2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」で、その人となりを知った方も多い事でしょう。彼が主宰した「松下村塾」は、明治維新で活躍する幕末の志士を多数輩出しました。

ちなみに「花燃ゆ」では、伊勢谷友介が吉田松陰役をやっていますが、これはミスキャストといえます。なぜなら伊勢谷と言えば数々の女優と浮名を流してきたイケメン。しかし実際の松陰は超絶ブサイクかつ、生涯童貞で通した偉人です。

品川弥二郎など当時の近しい人物たちの証言をまとめると、松陰の見た目は以下のような特徴を持っていたようです。

・チビ
・やせっぽち
・猫背
・ニキビ面

松下村塾の生徒の1人野村靖は「赤あばた」と言っています。これは明らかに天然痘の痕だと思われ、治癒後、肌に無数の小さなくぼみができた状態だったのでしょう。しかもそれらが赤みを帯びていたわけですから、吉田松陰のルックスは女性ウケと無縁といったところ…。

ただし松陰の名誉のために誓って言いますが、彼が童貞だったのは女にモテなかったからでは決してありません。松陰の人生の目的は、学問を究め社会のために尽力する事。その意志は鉄よりも硬く、「勉強に専念できないから」と妻を持つ事さえ自分に許しませんでした。

女郎屋に行った際も遊女相手に学問の素晴らしさを語り、体には指1本ふれなかった松陰。ストイックすぎてドン引きですが、原因は幼少期のスパルタ教育にありました。勉強中、頬についた虫を手で払っただけで、教育係を担っていた叔父の玉木文之進に頭ごなしにドヤされるような環境で育ったのです。

「頬がかゆいというのは私事(わたくしごと)。公に奉仕すべきお前が、自分の事にかまけてどうする。公私混同するな！」。どの程度の折檻(せっかん)だったかは記録がありませんが、こんなの今なら100％虐待。ささいな欲望すら禁じられた松陰が、長じて性欲を否定するのは言わば当然の帰結でした。

童貞偉人②「ニュートン」～たった一滴の精液も大地に落とさず

ニュートンは英国生まれの自然科学者で、木からリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を発見したとされる人物です。リンゴの話はフェイクですが、ニュートン力学や微積分法など彼が残した業績はまさにメガトン級。科学革命の始祖として、今なお高く評価されています。

ちなみに虹を7色と決めたのもニュートンなんですよ。そんな時代を先取りしまくった正真正銘の大天才ニュートンですが、セックスを犯罪と見なして遠ざけ、生涯童貞を通したと言われています。

理由はいくつか考えられます。84歳と長生きしましたが、ぼう大な仕事量を思えば到底足りません。数学、天文学から物理学、神学に及ぶ研究に没頭するあまり、女とヤッてるヒマなんかなかったんですね。気が散って一番大事な集中力をそがれるのを嫌ったんでしょう。

またもっと個別の事情もありました。ニュートンはそもそもアセクシュアル(無性愛者)だった説が現在では濃厚になっています。多少はエッチに興味のある無性愛者もいますが、ニュートンの場合は皆無だったとのこと。

精通すら経験しなかったと見る向きもあり、これにはさすがの吉田松陰もかないません。聖書の「汝(なんじ)姦淫するなかれ」は直接オナニーを禁じてはいませんが、エロい妄想を膨らませる事は戒めています。神を否定しなかったニュートンは、この聖書の教えによほど忠実だったのでしょう。

童貞偉人③「宮沢賢治」～高すぎる理想とみなぎる性欲のはざまで

宮沢賢治は岩手が生んだ日本屈指の童話作家にして詩人。「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」は、文学にまるで興味がない人でも知っているでしょう。ふるさとを“イーハトーブ”の名で神話化した作品群は、珠玉の輝きを放っています。ただし生前は全くの無名でした。

そんな宮沢賢治は、友人の藤原嘉藤治に「性欲の乱費は自殺と同じ」といった趣旨の手紙を書いています。ヤッたかどうかとは別に、生涯独身だったのはまず事実でしょう。

松陰と大きく違うのは、賢治の性欲が人並み以上に強かったところ。浮世絵コレクターで春画(エロ絵。今でいうオカズ)を山のように集めていましたし、悶々として居ても立ってもいられず、ひと晩じゅう牧場を歩き回ってつのる性欲を抑え込んだ逸話も残されています。

文学青年ながら同時に科学好きで、ニュートンの生き様に心酔して女性を遠ざけたと言われる賢治。しかし一方で彼が岩手の有名な遊郭に行き、そこでの一部始終をほくほく嬉しそうに報告したとの証言もあります。つまり童貞は童貞でも、賢治は素人童貞だった可能性が大です。

伴侶の理想がべらぼうに高かった賢治には、じつは1人、限りなくイメージに近い女性がいました。どんな女性か特徴を挙げると、

・賢治の作品の良き理解者
・めちゃくちゃ聡明
・真面目
・おしとやか
・賢治と宗派まで同じ

となります。悲しいかな、その女性というのは賢治の実の妹トシです。藤原嘉藤治に「こんな女性なら結婚してもいいな」と打ち明けた理想像にぴったり。長く近親相姦を疑われてきましたが、確たる証拠は存在しません。まぁそんな秘め事、ふつう証拠は残しませんがね。

さらには、高校で出会った1年後輩の保阪嘉内との交際もかなりあやしげです。保坂は池内博之(「24 JAPAN」のトニー・アルメイダ役)似のイケメンで、「銀河鉄道の夜」のカムパネルラのモデルと目される人物。ヤリたい相手が妹と同性の後輩だったからこそ、やむなく性を遠ざけたのではないでしょうか。

童貞偉人④「ルイス・キャロル」～6歳の幼女は神様に一番近い存在

読んだ事はなくても「不思議の国のアリス」と聞けば誰でも知っていますよね。その作者はイギリス生まれの作家で詩人のルイス・キャロル。写真家でもあった彼は生前、少女のヌード写真を数多く撮影。なんと15歳ではもう興味がないほどの、筋金入りのロリコンでした。

オックスフォード時代の友人に、彼の6歳、11歳、13歳の娘のヌードを撮らせてほしいと手紙で依頼。しかし「ほかの大人の立ち合いなしで」と条件をつけたため、断られたという逸話もあります。筆者もロリコンですが、さすがに6歳の少女を性の対象として見るのは難易度が高いです…。

しかし俗物で変態な筆者とは異なり(笑)、ルイス・キャロルは幼女や少女を神に近い無垢の存在と考えていました。熱心なキリスト教徒だった彼にとって、セックスをみじんも連想させないからこそ、幼女は愛すべき存在だったわけです。だから厳密に言えば、ルイス・キャロルは小児性愛者ですらありません。

15歳の少女すら用済みと考える彼が、大人の女とヤリたいと思うはずもなく生涯独身かつ童貞。のちに多数の成人女性との交際が明らかになり、ルイス・キャロル=小児性愛者説が否定されかかった事もあります。でも彼がやりとりしていたのは、かつて自分がヌードを撮った少女たちでした。

同じロリコンの筆者には、ルイス・キャロルの隠れた狙いがよくわかります。彼は昔ヌードを撮って縁のある元少女たちの産んだ「娘」を、新たに撮影しようと考えたに違いありません。ほかの大人の立ち合いなしで、4歳や8歳や9歳の美しい子どもたちを全裸にして。

童貞偉人⑤「ライト兄弟」～飛行機に賭けた人生。エッチはいらない

アメリカ生まれのライト兄弟は、動力飛行機を完成させた事で知られます。最初の飛行は1903年、12秒間で37mのフライトでした。ちなみに人類初のパイロットも彼らです。歴史的な成功を収めた後も機体の改良に尽力し、生涯、飛行機の特許権確保に奔走しました。

そんな彼らが童貞を貫くことになったきっかけは、早くに母親を亡くしたことではないかといわれています。母親が亡くなってからは、5人きょうだいの中でたった1人の妹キャサリンが、兄ウィルバーと弟オーヴィルの開発をかいがいしくアシスト。彼らが女性に興味を持たなかったのは、妹の献身的な愛に満たされていたからだといわれているのです。

飛行機の開発は決して順風満帆ではなく、最初は飛行の事実さえなかなか信じてもらえません。1908年には若い中尉を乗せて行なわれた実験飛行が大失敗。中尉は死亡し、オーヴィルも重体に。苦難の連続で、兄弟には女性と遊ぶ時間も余力も残されていませんでした。

同性愛の気もまるでナシ。1912年にウィルバーが世を去った後も、オーヴィルとキャサリンは独身を貫いたほどです。しかし兄の死後14年が経ち、妹のキャサリンは52歳で結婚します。オーヴィルはこれに激怒し式への出席を拒否したという逸話もあります。しかしそのわずか2年後に、妹は他界しました…。

童貞偉人⑥「宮本武蔵」～ガタイが良すぎて江戸の娘がドン引き

宮本武蔵は江戸初期の剣術家。佐々木小次郎との巌流島の決戦が有名ですが、優れた水墨画を描く画家でもありました。名著「五輪書」には13歳で有馬喜兵衛を打ち破って以来、剣術の試合で60戦無敗を保った事が記されています。怪力の持ち主で、二刀流の開祖です。

武蔵が自身の生き方を21項目にわたって記した「独行道」には、有名な「我事におゐて後悔をせず」のほか、彼の性愛観を示すホンネがわずかにかいま見られます。

・一生の間よくしん(欲心)思はず(生涯、欲望にはとらわれない)
・れんぼ(恋慕)の道思ひよるこゝろなし(恋愛感情に流されない)

剣の道をひたすら突き進む武蔵にとって、恋愛や結婚、ましてセックスは修行の妨げとしか映らなかったようです。何人も養子を迎え入れながら、生涯自分の子どもは作らず。細川忠利宛てに出した手紙にも、「妻子とても、これ無く」と独身だった旨が正直につづられています。

また漫画「バガボンド」のようなワイルドなイケメンならばともかく、実際の武蔵には女性をキュンキュンさせる要素がまるでありません。風呂にはほとんど入らず、町歩きはいつも裸足。体の汚れも大きな刀傷も隠そうとしなかったというのだから、その傍若無人な人となりがうかがえます。

また成人男子の平均身長が155㎝ほどだった当時にあって、身の丈が180cmを超えていたと言われる武蔵。現在の平均身長で換算すると197cmになり、そこまでデカいと当時の女性の目には奇形のように見えた可能性も。無敵の剣豪も、女子に怖がられて童貞では形無しですね。

童貞偉人⑦「カント」～極貧かつ多忙＆性格が災いして…

カントは18世紀の哲学者。ドイツ観念論哲学の祖とされ、代表作は「純粋理性批判」です。人類史上最も偉大な哲学者ベスト3には必ず入るほどの大物。理性そのものを疑い、人間は現象を捉える事はできても、世界そのものに直面する事はできないと見破った人物です。

そんな偉大な功績を残したわりに、カントはかなりの苦労人。46歳でケーニヒスベルク大学の教授になるまでは、家庭教師のバイトや歩合制の非常勤講師で食いつないでいました。今風に言えば、大学卒業後じつに四半世紀近くも非正規労働者だったわけです。

彼女を作らなかったのも、収入が安定せず困窮していたのが大きな理由。少ないお金でやりくりするうち、妻をめとる必要がないほど1人暮らしが板についてしまったのです。しかし童貞のままだったのには、ほかの条件も影響しています。とくに大きいのは彼の性格です。

・異常なほどきちょうめん
・おそろしく出不精
・社交性に乏しい

どうです？こんな彼氏、イヤじゃないですか(笑)。朝は5時に起きて、夜は22時に就寝。これを1分1秒ずらさず、機械のようにくり返しました。日課の散歩でも、パン屋の角を右折するのは午後2時32分などと決めて行ない、町の人は歩くカントを時計がわりにしたほど。

さらには分厚い労作を何冊も執筆しながら、他人が書いた本はまったく読まかったと言います。極端に自己愛が強い性格で、しかも若い頃はずっと貧乏。だとすれば婚期やセックスの機会を逃したとしても、決して不思議な話ではありませんよね。

童貞偉人⑧「アンデルセン」～オランウータン激似でエッチの許可下りず

アンデルセンと言ってもベーカリーショップじゃありません(笑)。19世紀のデンマークで活躍した世界的な童話作家です。「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」「人魚姫」など、数々の名作を世に送り出しています。彼も70歳で亡くなるまで、独身で童貞でした。

今回紹介する童貞偉人の中で、とびきり可哀そうなのがこのアンデルセン。要するに見た目が悪すぎて(一説にはオランウータン激似)、求愛したのに受け入れてもらえなかったのです。オナニー日記をつけるほど絶倫だっただけに、童貞をこじらせさぞ辛かった事でしょう。

とはいえ生前に名声をかちえた偉人ですから、金のない女から引く手あまたで誘われそうなもの。でもアンデルセンには、性格的な問題もありました。祖父と父がともに発狂死した事で、「自分もいつか…」と若い頃から不安を抱え、内向的で自信なさげな陰キャとなってしまったのです。

それでいて理想は高く、38歳のときに23歳の歌姫リンドにプロポーズするも爆死。「私のお兄様になって下さらない？」と返され、絶望して女性に心を閉ざすように。断ったくせに、自分も生涯独身を貫いたリンド。どうやらアンデルセン、女を見る目もなかったようです。

童貞偉人⑨「正岡子規」～病魔に先を越され、筆おろしならず

正岡子規は明治を代表する俳人であり歌人。俳句に詳しくない人でも、「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句は知っている事でしょう。西洋美術の影響のもと、ありのままに句を詠む“写生”の手法を採り入れ、日本の近代文学全般に多大な影響を与えた人物です。

生前20万もの句を詠みましたが、子規の生涯はわずか34年。しかも最後の7年は結核との戦いに明け暮れ、自由に歩く事もままならない生活を余儀なくされました。東大(当時は帝大)卒のエリートですから、そもそも当時の一般男性と比べれば婚期はやや遅め。しかし筆おろしさえ病魔に先を越されました。

25歳で大学を中退し、まもなく新聞社に入社。3年後に日清戦争の従軍記者として赴くも、帰りの船の中で吐血します。このとき子規、27歳。以降は結核およびその菌による脊椎(せきつい)カリエスを併発し、痛みに悶えながらも懸命に句作に励む若き晩年に突入します。

子規が童貞だったのは、まさに病気の副産物。本人がエッチに興味がなかったとか、容姿が悪くてモテなかったとかではありません。明治の日本男児ですからセックスや結婚について多くを語っていませんが、句作への異様な情熱は欲求不満が形を変えたものだったのかも。

ちなみに子規が再発見した事で一躍評価を上げた俳人に小林一茶がいます。「やれ打つな蝿が手をすり足をする」の句が有名ですが、彼は50代でひと晩3～4回が当たり前の性豪。生涯童貞だった子規が、“写生”を提唱したり一茶を褒めたり。人生とは皮肉なものですね。

童貞偉人⑩「ベートーベン」～「運命」の人はついに訪れず

クラシックは長くて退屈ですが、♪ジャジャジャジャーンで始まる「運命」や年末定番の「第九」なら誰しも耳なじみがあるはずです。これらの生みの親はドイツ生まれの作曲家ベートーベン。きりっとした濱田岳を思わせる、音楽室のくすんだ似顔絵を思い出す人もいる事でしょう。

恋多き人生を送りながら独身のまま56歳で没。華やかな女性遍歴からすると童貞はなさそうですが、筆者は彼のお相手がみな社交界のセレブな貴婦人だった事に注目しました。18世紀末のドイツとは言え、上流階級のお嬢様は結婚前の性交渉を認めなかっただろうからです。

しかもこのベートーベンという男、人物像をよくよく探ってみると、伴侶とするには性格的に最悪！容姿も含め、彼の特徴をいくつか挙げると、

・色黒であばた面
・着る物に無とんちゃく
・極度の潔癖症
・気分屋
・キレやすい
・大酒飲みで慢性の下痢

交際中に性格の一端が露呈すれば、女性は引くに違いありません。カッとして身分の低い女中に物を投げつけたエピソードもあったり…。相手によって態度を変えるこういう男、女性は一番嫌いますよね。見た目もそこそこなわけですから、いくら天才でも夫にしたいとは思う女性はいなかったのでしょう。

「エリーゼのために」や「月光ソナタ」は、それぞれ意中の女性のために書いた曲。でも曲を作って送りつけるなんて、口説き方としては重すぎます。叶わぬ恋がベートーベンの“運命”で、プライドが高く潔癖症なため娼館にも出入りできず。どうです、童貞確実だと思いませんか？

偉人から学ぶ童貞であることのメリット

10人の偉人を紹介してきましたが、彼らの童貞ヒストリーからどんな事が学べるでしょうか？生涯それで通すかどうかはともかく、童貞である事のメリットからまずは考察します。

歴史に残る偉大な事を達成できる！

ニュートンのケースからも明らかなように、性欲に振り回されない人生は歴史に名を残すほどの偉業をなしとげるのには役立ちます。もしもニュートンがエッチ大好きなふつうの男性だったら、人類の科学の歴史は何歩か後退したものになってしまったかもしれません。

正岡子規もしかり。短い生涯で20万もの句作は、病魔がセックスの機会を奪い、全精力を文学に傾けた事で初めて成し遂げられました。性欲のエネルギーがすさまじいのは皆さんご承知の通り。その情熱が別の何かに振り向けられる事で、人は偉業へと後押しされるのではないでしょうか。

家族とのきずなが保たれる！

親きょうだいとのきずなが切れるのは、えてしてよその女と親密になってから。肉の悦びは強烈で、ひとたび知ると心と心でつながり合う血縁がうとましく感じられるようになることもあるからです。しかしライト兄弟の例でもわかる通り、ファミリーが一丸となれば人類史に残る偉大な仕事も達成できます。

ライト兄弟の場合は、自身も52歳まで非婚を通した妹の献身が見事。他家の異性が入り込まなかった事で、家族のきずなが長く良好に保たれたわけです。みなが一様に激しい快楽を遠ざけたからこそ、精神的な安らぎや血縁ならではの一体感が生まれ幸福感が増したんですね。

同性との関係が良好に！

夏目漱石の「こころ」ではありませんが、男の友情にヒビを入れるのもまた異性の存在。女性が性悪なのではなく、股間をウズウズさせる欲望のせいでとんでもない修羅場に巻き込まれたりするわけです。生涯童貞ならば誰の女も寝取る心配はなく、同性との関係は安定します。

吉田松陰が松下村塾に集う若者たちを大らかに指導できたのも、彼が肉欲を否定していればこそ。高杉晋作、伊藤博文、山県有朋といったそうそうたるメンバーを育てられたのは、女性に向かうべき欲望が、より穏やかな愛情となって彼らに降り注いだ賜物でしょう。

偉人から学ぶ童貞であることのデメリット

何であれ良い事ずくめとは参りません。生涯童貞を貫いた偉人の人生には、もちろんマイナス面も存在します。公平を期して童貞である事のデメリットについてもご紹介しましょう。

女性に対する幻想が消えない！

ずば抜けてブサイクだったアンデルセンが、38歳にもなってひと回り以上年下のアイドルに求婚したのを知ったとき、「こりゃだめだ」と天を仰いだのは筆者だけではないでしょう。ルイス・キャロルも然りですが、童貞が長引くと女性のイメージが幼稚なままで停滞します。

好きな女の気を引くのに、後世に残るような名曲をプレゼントしたベートーベンもそう。女性への幻想を捨てきれないからこそ、臆面もなくそんな大げさで恥ずかしい行為ができたわけです。相手は誰でもよいから早く捨てないと、本当の恋にすらありつけなくなります。

セックスごときがコンプレックスに！

セックスは煎じ詰めれば生理現象。ウンコやおしっことさして変わりません。ゴキブリだって台所のすみで盛んにヤッてるわけで、そもそもコンプレックスになるような大ごとではないわけです。しかし童貞にとっては、たとえばアンデルセンのようにいつまで経っても乗り越えられない人生の一大事に。

筆者は精通したら非・童貞と見なして良いと考えています。オナニーとセックスに、大した差はないからです。その程度の事に過ぎないのに、「俺は女とヤレてない」とウジウジ考える事のムダさと言ったら！もっと意味のある、のちのち役に立つ事で人は悩むべきでしょう。

性癖がこじれにこじれる！

ルイス・キャロルは小児性愛者と言うより小児愛者でしたが、セックスを否定した事で幼女しか愛せない妙な性癖をこじらせました。創造の源にはなったでしょうが、1人の男の人生として見た場合には破壊的なダメージ。6歳女児の裸を熱望するなんて、変態すぎます。

宮沢賢治もそう。束ねると30cm以上になったという春画の山に深夜の野外自慰行為と、作品のイメージからはほど遠い孤独なオナニストぶりでしたね。挙げ句の果ては妹や後輩男子に粘着するわけで、童貞をこじらせると性癖もこじれにこじれるのがよくわかる例と言えるでしょう。

まとめ：世界に冠たる偉人たちが軒並み童貞！彼らの人生に学ぼう

歴史に名を残すような偉人たちは、ある意味人生を棒に振っています。いわゆるふつうの幸せとは縁遠い生涯です。ただ一生童貞というのはさすがにレアケースでした。

それでもワンサカいましたね(笑)。信念や信仰によるものだったりもしましたが、モテずに諦めた偉人も。彼らもまた、我々凡人と似たような悩みを抱えていたわけです。

生涯童貞だった偉人たちを反面教師に、どんどん女の子とエッチしましょう。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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