18歳までセックスしちゃダメ?何歳からならセックスしてもOKなのか

18歳までセックスしちゃダメ?何歳からならセックスしてもOKなのか

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この記事を書いた人
panpan風俗調査隊
あじろ編集チーム
美大卒業後、雑誌とWEBのライターとして7年間活動。現在はpanpanにて風俗実態調査のチームを任されています。もともとセックスに熱心だったことと、M性感が異常に好きなことを認められてリーダーに昇格。とはいえメンバーは私含めて3人しかおらず、ほとんど自分で現地に行って記事を書いています。天職とはまさにこのことw
ニュースなどでよく「未成年淫行」なんて目にしますが、よく考えると不思議ですよね。結婚は男性18歳・女性16歳からできるのに、セックスはしちゃいけないのかと疑問に感じる方も多いと思います。

そこで今回は「18歳までセックスしちゃいけないの?」問題について解説!

法律の専門家の意見から、モラル的な観点で議論された内容に至るまで、あらゆる角度から「未成年の性行為」についてまとめました。未成年の方はぜひ必見!




18歳以下はエロサイトに入れないけどセックスしちゃダメってこと?

18歳 セックス
今回は、非常にナイーブなテーマですね。前述しておきますが、リサーチ時点の2022年1月の法律や規約などを参考にまとめました。もしこの先すぐに規約が変更になったなどした場合、記述の内容と事実が異なる可能性はあるのでご了承ください。

私たちの生活の中で「18歳」というのはひとつの区切りになりますね。ちなみに「未成年」の定義が、2022年4月からは「現行の20歳から18歳に引き下げられる予定」なので、ここでいう「未成年」が間もなく18歳未満となるのもまたご了承ください。

例えば身近なところで、エロサイトを観る時に「18歳以上ですか?」と質問されますよね。あるいはAVのレンタルや販売も「18歳以上のみ」と決められています。

あれは「風営法」のひとつ「映像送信型性風俗特殊営業」において、「18歳未満を客としてはいけない」決まりがあるからです。未成年かどうかではなく、現状のルールとして、18歳にならないとエロサイトもAVも観てはいけないことになっています。

ここから本題です。エロサイトやAVはダメだけど、セックスは問題ないの?と誰もが疑問に感じますね。詳しく解説していきましょう。


同意していれば18歳未満でも原則セックスしても問題なし!

結論からいうと「セックスしても問題なし」です。

冒頭にも書きましたが、日本では男性は18歳・女性は16歳から婚姻が認められています。結婚するということは、当然ながら子作りもしていいのです。もちろん女性の出産も認められています、


立憲民主党の衆議院議員が党の会合で「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになるのはおかしい」と発言したと報じられ、SNS上などで「性交同意年齢」という言葉が飛び交いました。
引用:NHK

以前に国会議員の先生がした発言の影響で「性交同意年齢」という言葉が認知されました。これまで私たちは「未成年淫行」のニュースを観ながら、結婚の年齢規約との矛盾を感じていたわけですが、実は全く問題なく「大事なのは同意」だと知ったのですね。


同意があっても13歳未満とのセックスは法的に認められない

男女どちらかが未成年あるいはどちらも未成年であっても、性行為をして全く問題はありません。問題は「性交同意年齢」に達しているかが問題なのですね。

「性交同意年齢」とは「同意する能力があるとみなされる年齢」で、日本では「13歳以上」と定められています。なので13歳未満(12歳以下)の子が仮に自分の口で同意しても、それは未成年淫行にあたるのです。

また性交同意年齢と似たルールで「性的同意年齢」もあります。日本では同じく13歳で定められており、これは前者が「性行為に関する同意」なのに対し後者は「性的な行為全般」を指します。例えばキスや身体をさわる行為です。


ただし13歳以上でも「みだらな性行為」に該当すれば罰せられる

13歳未満であれば、否応なしに強制わいせつ(または強制性交)の罪に問われることがわかりました。そして13歳以上なら、状況からしてどんな風に分かれるのでしょう。

まず両者の合意があれば、性行為をしても全く問題はありません。ただ13歳以上は自分の口から「同意はなかった」と説明すれば、強制わいせつや強制性交など「淫らな性行為」の分類の罪に問われます。

これが実は「未成年淫行」事件の闇でもあるのですね。同意があると見せかけても、後で無かったと説明すれば、純愛から一気に犯罪へと変わるのです。

この仕組みは別に13歳以上であれば、15歳でも30歳でも同じです。前述したエロコンテンツの規約や、未成年としての定義などが何となく影響して「18歳未満だと淫行なんだ」というイメージがあるだけなのですね。

同意無しの性行為はもちろんご法度ですよ!


性的同意の条件とは?

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ここでは性的同意についてまとめました。

広い意味でいえば、性交同意も性的同意の一部にあたりますね。あらゆる性的行為において、同意があったのかを立証する条件になります。

同意といっても単なる口約束だけではなく、実は状況も大きく影響します。「暴行脅迫要件」という刑法があり、「同意がない」だけでなく、加害者から暴行や脅迫を加えられるなどして「抵抗できない状態にされた」ことを被害者側が立証しなければならないからです。

この条件は意外に厳しく、また細かいので、男女ともに知っておいて損はありませんよ!


対等な関係性にあるかどうか

仮に同意(または同意のような約束)があって性行為に至った場合、両者の立場も関わってきます。これはテレビなどでもよく観る教師と生徒の関係を思い出すと、わかりやすいですね。

同意が仮にあったとしても、同意した側が相手よりも社会的などの立場において下にあたれば、その同意は疑問視されます。断われないような関係性だったかどうかが疑われるからです。

日本においては、民族的な立場とかはほぼないので、社会的な立場が重視されるといわれます。上司と部下、教師と生徒、大家と入居者など。

当然ですけど、強制わいせつなどを訴えた側が偉い立場だった場合は、同意でなかったのを立件するのも難しくなりますね。逆に下の立場の人が立件した場合に強く働くのが、この条件です。


拒否できる状況にあるかどうか

社会的立場と同様、重要視されるのがこちらの条件。性行為をしているその場が、同意せざるを得ない状況にあったかについてです。

こちらは曖昧ですけど、わかりやすい例を挙げると「他にも人がいて囲まれていた場合」「凶器などが近くに置かれていた」「性行為の相手も第三者に強要されている」などですね。細かくはなりますが。

まとめると、断ったら何をされるかわからないという場においては、立場以上に状況そのものが物を言います。その人にとって不利な状況下であれば、仮に同意をしたとしても「その同意は無理やりさせられたもの」として疑われるのですね。


行為のその都度に拒否できる機会があるかどうか

こちらも少し難解な内容ですが、重要な条件です。「非継続性の条件」として扱われます。

同意とはまず「その行為すべてに同意する意味にはならない」という解釈があります。わかりやすくいうと、キスだけを頼まれて同意した場合、その勢いで性行為に及ばれたとしても「キスしか同意しなかった」と主張はできるようになっているのですね。

例えばカップルや夫婦においてもこの条件は適用できてしまいます。エッチを途中までは両者合意でやったとして、いざセックスしようとなって片方が拒否した場合、最初のエッチに応じた分の同意はそのセックスに対しては無効となっているのです。

そのため、加害者側となった人が「合意だった」と主張しても「キスには応じたか」「身体をさわるのに応じたか」「挿入するのに応じたか」など、実は細かく分けられるのですね。


当人の体調などの理由でその時に判断できたかどうか

こちらはやや曖昧な条件にはなりますが、覚えておいて損はありません。

立場・状況・同意の非継続性に続いて、その時の性行為を同意した本人が体調不良やその他の心身不調などをきたしていた場合、同意したとは当然認められないようです。

精神疾患や障害などはそもそも判断能力の有無が問われるので別の話ですが、普段は問題ない人がその時だけ不調をきたしていたら、例外として同意の条件にはなるようですね。

上記の3つほど主だった条件としては挙げられませんが、ともかく不利な状況にあったら、影響しそうな条件の1つです。


海外の性交同意年齢は何歳から?

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日本では13歳と決められている「性交同意年齢」ですが、海外ではどうなのでしょうか?ここでは、海外の主要国が適用している性交同意年齢についてまとめました。

前述しておくと、日本の性交同意年齢はトップクラスに若いです。

現在の性交同意年齢から危険視されているのは、強制的にさせられた合意でも、本人の意思による合意だとされてしまうケースです。実際そのような事件もあるといわれ、性交同意年齢の引き上げは議論されています。

海外でも同様の事例などの影響から、性交同意年齢の引き上げは多く見られます。ぜひ参考にどうぞ!


ドイツ・イタリア・中国・台湾は14歳

日本に次いで若い年齢を定めている主な国はこちら。先進国を表わすG7(フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダ)に含まれる国が3ヶ国もあるので、日本と同様に問題視はされていますね。

ちなみに性交同意年齢と性的同意年齢の区別はほぼない国もあり、ひとまとめで「性同意年齢」ともいわれます。エッチはOKでセックスはダメという概念は先進国であまり歓迎されていません。

中国も台湾も日本もそうですけど、アジア人は年齢の割に幼い見た目の女子は多い上、児童買春などの事例も比較的多いので、特に問題視されているといわれます。どちらにしても日本の13歳は若過ぎです。


フランス・スウェーデンは15歳

フランスは2021年に法改正がされ、性同意年齢が15歳に定められました。


新法は15歳未満との性行為について、両者の年齢差がわずかでない限りレイプとみなし、20年以下の禁錮刑を科すもの。近親相姦(そうかん)の場合、同意年齢は18歳とされる。

フランスでは2020年頃にかけて、11歳少女の強姦事件がいくつか起こり、30歳の男性などが掴まりましたが証拠不十分として無罪になっています。未成年との同意のセックスだと立証されてしまっていたのですね。

そのことも強く影響して、法改正が成されました。ちなみに対立案として、現行以下の13歳まで引き下げようという意見もあったそうですよ。


カナダ・イギリス・スペイン・ロシア・フィンランド・韓国は16歳

世界でも比較的多いのが16歳です。婚姻を16歳から認めている国も多いので、世界的な平均の基準になるのでしょうね。


未成年者擬制強姦罪(法定強姦。性的同意年齢未満の子供に対する性行為をした罪)の基準年齢は、既存の13歳から16歳に引き上げられた。
引用:サイト

韓国では、2020年に起こった通信アプリのチャットルームでの脅迫事件「n番の部屋事件」の影響(被害者に中学生がいた)によって一気に問題視され、あっという間に法改正されました。

韓国では以前まで13歳に定められていました。日本より先手を打とうっていう意識もあったかもしれませんね。

フランスの件もそうですが、世間を震撼させるような事件が起きると一気に法改正まで加速します。日本ではそんな事件が起こってから後追いで改正するようなことにはなってほしくないですね。


アメリカは州ごとに異なり16~18歳

気になるアメリカの性同意年齢(性的同意年齢と性交同意年齢の総称)は、州ごとに異なっています。

特に高いのはカリフォルニア州やニューヨーク州で「18歳」です。ちなみに婚姻年齢もカリフォルニアは18歳、ニューヨークは17歳からとなっています。

大体は16~17歳の州が多いとされますが、全体的に高い傾向にあるのは、過去にそれだけ少女の強姦事件が起こっていたからでもあります。

アメリカ全体でも、性同意年齢の引き下げが検討されることもほぼなく、基本的には上がり続けています。事件をきっかけにしている点もほぼ共通しますね。

特にニューヨークやカリフォルニアといった最先端の都市が18歳に定めている傾向から、18歳を上限として、どの州もそのうち18歳に定められるのではといわれています。


18歳までセックスしちゃダメという疑問は勘違い!?未成年淫行や性同意年齢から考えてみた

参考になりましたでしょうか?今回は、誰もが何となく疑問に感じている「18歳未満がセックスすると犯罪なの?」について解説しました!

結論からいうと、18歳未満でセックスしてもダメでありません。18歳であろうが30歳であろうが、きっちりとした同意さえあれば性行為は可能なのですね。

多くの人が疑問に感じている原因は「エロコンテンツの年齢規約」ですね。AVやエロ動画販売に定められた年齢で、セックスしていいかどうかの年齢ではありません。AVデビューも18歳からOKですし。

またセックスの「同意」については、各国で「性同意年齢(性的同意年齢、性交同意年齢)」が定められています。日本は13歳からで、この年齢以下だと本人が同意してもセックスは違法です。

また「未成年淫行」というワードも、勘違いを生み出していますね。本記事では、現在決まっている法やモラルの観点からまとめたので、ぜひ参考にしてください!

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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