クリトリスでオーガズムを感じるのはなぜ？妊娠の確率がアップするかも

クルクルするだけで女性が悶えたり、ふにゃふにゃだったのに次触ったらコリコリしていたりと、不思議な器官であるクリトリス。一昔前は「快楽を得るためだけの器官」「人類が進化する過程で忘れ去られた器官」とも言われていました。

クリトリスについて、詳しく知りたいと思う人も多いでしょう。

本記事では、クリトリスでオーガズムを感じる理由や仕組みについて徹底的に解説します！

なぜ快楽を感じるのか、どのような仕組みでオーガズムに達するのかについて詳しく見ていきましょう。

クリトリスは女性のカラダで最高の性感帯！

クリトリスは女性のカラダの中で、最も気持ちいいと感じられる部位と言われています。女性の身体を触ると、乳首や膣よりも良い反応を示すケースも多いでしょう。

クリトリスは女性の身体の中で最も敏感な場所ですが、「人類が進化の過程で忘れ去った器官」といわれるほど役割が不明。

最初はクリトリスについて、詳しく知っていきましょう。

しかしオーガズムにいたるメカニズムは解明されていない

オーガズム全般についてさまざまな研究がされていますが、実は未だにオーガズムのメカニズムは解明されていません。

そもそもオーガズムが何のために存在しているのかさえ、現代の科学では分かっていない状態です。

ちなみに一説ではオーガズムに至った女性器は、以下のような反応を示します。

・膣の奥が広がる
・膣の筋肉が収縮する
・子宮が開く

膣の筋肉が収縮し子宮が開くことで、精子を吸い上げやすくしている可能性がありますよね。上記の反応を示すことから、基本的には「オーガズムは生殖活動のため」と推測されています。

オーガズムの意味とは？妊娠確率を上げるのが目的だった…

クリトリスは膣口の上の方にある突起物で、小陰唇が合わさる場所あたりに存在します。体内に埋まっていたり、小陰唇に隠れていたりするので、少しだけ割れ目を開いてみると見つけやすいですよ。

クリトリスでオーガズムを得るのは、「妊娠の確率を上げるため」といわれています。

・クリトリスで快楽を得る
・オーガズムにより膣の収縮などがおき精液を吸い上げる
・妊娠の確率がアップ

知覚神経が多くなっていったのは、脇への刺激で「くすぐったい！」と腕周辺の筋肉が動くように、クリトリスへの刺激により膣周辺の筋肉が精液を吸い上げやすいよう動くからかもしれませんね。

クリトリスでオーガズムを感じるのはなぜ？

クリトリスについて知ったところで、次はクリトリスとオーガズムについて詳しくご紹介します。なぜクリトリスでオーガズムを感じるのか、詳細をまとめました。

クリトリスのルーツやどれくらいの知覚神経を持っているのかについて、詳しく見ていきましょう。

クリトリスはオーガズムを感じるのに特化した器官である

クリトリスと男性器はもともと同じ組織体で、どちらも海綿体と呼ばれる勃起性組織で構成されています。しかしペニスとは違い、クリトリスには排尿の機能がありません。

そのため完全にオーガズムや、快楽を得ることに特化した器官であると言えます。人体で性的に興奮するためにある部位は、クリトリスだけといえるでしょう。

上記の理由から、「クリトリスは快楽を得るためだけの器官」とさえいわれています。

クリトリスは男性のペニスにあたり先端はいわば亀頭と同じ

クリトリスは10cmほどあると言われており、表に出ている豆粒サイズはほんの一部分にすぎません。形状は逆Y字のようになっており、膣付近を経由して、肛門近くまで伸びています。

男性器でいう亀頭が露出している状態です。

普段は皮に包まれていますが、興奮して勃起したときに完全に露出します。男性器と似ていますね。

ペニスの倍以上！約8000を超える知覚神経が集まっている

クリトリスには8000本を超える知覚神経が集中しており、快楽につながる神経も多く存在しています。

・皮膚の表面にある「マイスナー小体」
・皮膚の奥の「パチニ小体」
・温度感覚器「冷温受容器」

皮膚の表面にある「マイスナー小体」は愛撫の感覚をダイレクトに感じますし、皮膚の奥にある「パチニ小体」はバイブの振動などを感知します。

また温度の感覚が分かれば、興奮材料にもなりますね。

男性器の2倍以上の神経が集中しているといわれており、男性では感じられない快楽を味わえます。

クリトリスオーガズムと膣オーガズムの違いとは

一般的には「クリトリスオーガズムは軽め」などと表現されますが、膣オーガズムとは何が違うのでしょうか。

次はクリトリスオーガズムや膣オーガズムの違いについて、詳しく見ていきましょう。

膣はクリトリスよりオーガズムに達しづらい

クリトリスオーガズムを経験する女性は多いですが、実は膣オーガズムで達せる女性は少ないです。

膣は神経が少なく鈍感で、多くの女性は膣オーガズムを感じられません。知覚神経が集中していると、痛みで出産ができないためと言われています。

膣オーガズムを得るまでの流れを、以下にまとめました。

・男性器で刺激されることで血流が増加
・膣の緊張が引き起こされる
・緊張から解放される

緊張から解放されたときにオーガズムに達し、一部の女性は膣の収縮や痙攣を引き起こします。気持ち良さからくるクリトリスのオーガズムとは、流れが違いますね。

Gスポットイキもクリトリスオーガズムの一種といわれている

クリトリスの末端は膣付近を通って伸びているため、Gスポットもクリトリスオーガズムであるとの見解もあります。Gスポットとは指を第二関節くらいまで挿入し、腹側に折り曲げたところにあるザラザラした場所です。

Gスポットも快楽を得てオーガズムを得る場所。しかし膣は子どもが産めるように知覚神経は少なく作られているため、1点だけに神経が集中しているのはおかしいです。

そのため一般に知られているGスポットは、「膣の外側にあるクリトリスで感じている」と言われています。

ポルチオへの刺激は「性器感覚野を活性化させる」

子宮頸部であるポルチオは性感帯ではないと結論づけられていましたが、近年は「オーガズムができる器官」であるとされています。

バリー・コミサリュック氏によれば、子宮頸部を圧迫することで性器感覚野が活性化しているのだとか。

そのためセックス中に子宮頸部を圧迫されると、充実感や子宮頸部の痙攣が生じます。クリトリスオーガズムは「軽い」、ポルチオオーガズムは「深い」と表現されやすいのは上記が関係しているでしょう。

オーガズムを与えるためのクリトリスの触り方

オーガズムを与えるためのクリトリスの触り方をご紹介します。知覚神経が集中している場所なので、優しく触ってあげるのがコツです。

根気よく触って、クリトリスオーガズムに導きましょう。

パンツの上から転がすようにコスる

直接触ると痛みを与える可能性もあるため、最初は可能であればパンツの上から触るのがおすすめです。

ただし女性によっては、「下着が汚れるのが嫌」「下着が伸びる」などの理由で脱ぎたいケースもあるので、事前に聞いておくと良いでしょう。ラブホなど外出先であれば、着替えや洗濯機がない限り触るのは控えるのが良し。

人差し指か中指のどちらかをクリトリスにおいて、少し圧迫しながら指先を曲げたり伸ばしたりして刺激します。

女性の反応を見ながら、円を描くように触ったり横に動かしたりバリエーションをつけていきましょう。クリトリスがまだ勃起していない、さわりはじめの時におすすめです。

円を描くように触る

次は直接クリトリスを触ります。「下着の上からだとイマイチ場所が分からない」ケースでは、最初から直接触ってあげるのがおすすめです。

クリトリスは知覚神経が集中しているため、強く触ると痛みが生じます。膣からあふれる愛液をクリトリスにまぶし、ヌルヌルした状態で触るようにしましょう。

クリトリスの中心にはあまり触らないようにして、周りをクルクルと人差し指か中指の腹で触ります。

女性の反応を見ながら、2本で触ったり、横にクチュクチュと動かしたり、触り方を変えていってみてくださいね。

側面をはさんで上下にコスる

中指と人差し指でクリトリスの側面を挟んで、上下にコスるように触るのもおすすめの方法です。ただし今までご紹介してきた方法よりも刺激が強いため、最初から使うのはおすすめしません。

女性が充分に濡れ、クリトリスが勃起してから行いましょう。

爪が当たると痛いため、指先よりは指の中間くらいに挟むのが良し。快楽が強いため、クリトリスオーガズムに持って行きたいときにおすすめ。

圧迫するように押す

人差し指をクリトリスの先端において、そのままボタンを押すように圧迫します。ピンポイントでの刺激になるため、きちんとクリトリスの場所を確認してから行うのがおすすめですよ。

最初はグッグッグッと押し込むように触り、女性の反応を観察するのが良し。女性が反応する場所を確認できたら、そのスポットを長時間押し込んでみましょう。

もちろん強く圧迫せず、軽く指の力を抜くくらいの力加減がおすすめ。うまく膀胱も圧迫できれば、さらに快楽を与えられます。オーガズムに達しやすい触り方です。

ツンツンとつついてみる

常に激しいクリトリス責めだと女性は飽きてくるため、時々クリトリスをツンツンとつついて緩急をつけるのがおすすめです。精神的に興奮していると、チョンチョンと触るだけで女性は感じてくれます。

ぷっくりと勃起したクリトリスの頂点を、優しく叩いてあげましょう。

イメージとしては、PCのマウスをクリックしたり、たばこの火を落としたりするくらいの力加減。

激しいクリトリス責めの間に入れて、より気持ちいいセックスにしていきます。

女の子のクリトリスを愛撫する時の注意点

最後はクリトリスを愛撫するときの注意を、5つご紹介して終わりにします。クリトリスは大変敏感でデリケートな部分なので、不衛生だと性感染症や膀胱炎を招くケースも。

注意点をしっかりと守って、安心安全の気持ちいいセックスをしましょう。

手は清潔に保っておく

セックス前は手を石けんで洗い、清潔に保っておきましょう。不衛生な状態でクリトリスを触ると、近くにある尿道に菌が侵入し膀胱炎になるケースが高まります。また性病のリスクも高まるでしょう。

また爪はきちんと短く切って、やすりで整えておくのがおすすめです。

クリトリスを傷つけないよう、できる限りの配慮をしましょう。

ヌルヌルしていない状態で触らない

ヌルヌルしていないクリトリスは触らないようにし、愛液をまぶすかローションをたっぷりとつけてから触るようにしましょう。

パンツの中に手をさしのべてもカピカピの場合は、そのまま割れ目に手を入れて愛液が出ているか確認してください。愛液があればそのままクリトリスまでスススッと持ってきて、なければローションを塗布します。

コロコロと触り方を変えない

基本的に「圧力」「リズム」「触り方」は一定を保ってあげると、気持ち良くなってくれやすいですよ。ひとつの触り方に最低でも1分、気持ち良くなってくれそうであれば2分はかけるようにしましょう。

女性の反応が薄いと不安になって触り方を変えてしまいますが、我慢してください。

また女性が「イキそう」と言っているのに刺激を変えてしまうと、急激に気持ちよさが減ってしまうので、きちんと「気持ちいい」といってくれた触り方をキープしてください。

皮は無理矢理むかなない

「クリトリスの皮は剥くと気持ちいい」「剥かなきゃいけない」といった情報もありますが、無理矢理剥くのはやめましょう。ただでさえ敏感なところなので、皮の上からくらいが1番気持ちいいといった女性もいます。

また痛みを感じる女性も多く、プレイ中にいきなり剥き始めると場の雰囲気が一気に悪くなるケースも。基本的には無理矢理剥かなくてかまいません。

ただ女性が望んでいたり、すぐに剥けるタイプであれば試してみても良いでしょう。

ビクッと動いても快楽が理由とは限らない

女性の身体がビクッと動くのは、快楽だけが理由ではないのを覚えておきましょう。人間は痛みを感じたときに反射的にビクッとするケースが多く、セックス中もそれは変わりません。

「気持ちいいんだな」と勘違いすると、女性を痛めつけて終わるケースもあります。セックス中は「今のもっとして欲しい？」「気持ちいい？」など、言葉のコミュニケーションを欠かさないようにしてください。

クリトリスでオーガズムを与えよう

クリトリスは膣オーガズムと比べて、多くの女性が経験しています。オーガズムを与えやすい部位なので、挑戦してみる価値はあるでしょう。

しかし敏感故に痛みを感じやすい場所でもあるので、触り方には充分注意する必要があります。本記事を参考にしながら、女性をクリトリスでオーガズムに導いていってくださいね。

以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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