射精しすぎると赤玉が出るって本当?ヤリチン男子が密かに恐れる都市伝説を解明

射精しすぎると赤玉が出るって本当?ヤリチン男子が密かに恐れる都市伝説を解明

この記事を書いた人
愛の筆先
MIYABI 編集チーム
陰キャだった学生時代を経て、新卒でなぜか証券会社に就職。営業ノルマが厳しい中で、少しでもコミュ力を鍛えなきゃと思って始めたのがナンパ。それがドハマリして以来、出会いやセックスを追求するようになりました。国内の主要なナンパスポットや、アプリ、オンゲでの出会いを網羅。今は本職のディレクターとして、みなさんにガチで使える情報を提供をしていきます。
精液に血が混ざっていると驚きますし、不安になりますよね。この精液に血が混ざっている状態を、「赤玉が出た」と言います。

「セックスやオナニーで射精しすぎたかも!」と、心当たりがある人もいるのではないでしょうか。

結論として、射精のしすぎが要因となり赤玉がでるケースはあります。しかしそれ以外にも要因はたくさんあり、中には重大な病気が隠れている可能性も0ではありません。

本記事では、射精で赤玉がでる理由について解説します。

もし何度も何度も赤玉が出ているなら、早めに泌尿器科の受診を検討してくださいね!




「精子(射精)が打ち止めになると赤玉が出る」という噂とは

射精 赤玉
セックス経験人数が3桁を超えて久しい、アダルトライター・マサシコです。

大学デビューでストリートナンパ&合コンに目覚めて以来、数多くの人とセックスをしてきました。十何年もそういった生活をしていれば、射精で血がでることも……。

セックス後にコンドームを見て、初めて赤玉を確認したときは肝が冷えました。

センパイから「赤玉(血)が出たら、もう勃起も射精も一生できない。全て打ち止めの合図」というウワサを聞いていたから。

結構有名な都市伝説ですね。このウワサを題材にした漫画「クピドの悪戯 虹玉」もありましたし、TVでも取り上げられたこともありました。

聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

迷信的な言葉ではありますが、これ、実は一部のケースではあながちウソではないといえます。射精で赤玉が出たにもかかわらず放置していると、本当に不能になるかもしれません。


赤玉の正体として考えられるのは「血精液症」

射精 赤玉
精液に血が混じる状態、すなわち赤玉の正体は「血精液症(けつせいえきしょう)」です。血精液症とは、なんらかの原因で精液に血が混じる症状をさします。

ここで射精の仕組みを簡単に振り返っておきましょう。

精液は精巣で作られ、副睾丸と精管を通り、前立腺裏の精嚢(せいのう)に溜まります。

快感などにより精嚢が収縮し始め、膀胱が閉じ尿を止め、精子が尿道に勢いよく出て行くのが射精の仕組みです。

この精巣から尿道のどこかの器官で出血があると、赤玉(血)が出ます。

血が混じると言っても、キレイな赤色になるわけではありません。

血が出てから間もないと鮮やかな赤色ですが、時間の経過とともに黒ずみ褐色になります。精液と混ざったピンク色だったり、茶色気味だったり、赤がまだらに混ざっていたり、症状はさまざまです。


ただし射精自体が「血精液症」の原因となることはほぼない

射精 赤玉
射精のしすぎで血が出るケースも、もちろんあります。尿道や精嚢、前立腺は血管が多いうえに、勃起や射精で血流が増すため、射精の刺激で出血することはあるでしょう。

しかし今の科学の段階では、射精自体が血精液症の直接的な原因になるとはいえません。

ちなみに射時のいきみなどが原因で出る赤玉は、ほとんどが一過性のもの。

そのため大病が隠れているケースは、まずないでしょう。ほとんどが1回の出血で終わると考えられます。

ただし何度も出血を繰り返す場合は要注意。大きな病気が隠れているかもしれません。


赤玉の正体かもしれない「血精液症」の原因とは

射精 赤玉
ほとんどの血精液症は、自然に快方に向かい治ります。しかしその裏に、重大な病気が隠れている可能性は、もちろん0ではありません。

大まかにまとめると、以下のような症状があげられます。

外的な要因で起こるもの
・尿道カテーテルや前立腺生検などの医療行為
・尿道バイブなどのハードなプレイ
・激しいセックスやオナニーなど射精行為

感染症や炎症・がんなど
・大腸菌や性感染症の菌による細菌性の炎症
・非細菌性の炎症
・大腸がんなどの腫瘍

血管の問題
・微細な血管からの出血
・高血圧や血液凝固異常などの症状

赤玉が出る症状である、血精液症の原因について、起きやすいと言われている原因から順に見ていきましょう。


精嚢や前立腺の毛細血管からの出血による赤玉

精嚢と前立腺には細かい血管が張り巡っており、それらが傷つくと精液から血が出ます。特発性血精液症と言われるケースが多いでしょう。

精液から赤玉がでる理由の大半が、この特発性血精液症と言われています。

精巣や尿道など骨盤周辺は、複雑かつ微細な血管が多い場所。勃起や射精、セックスで血流が増していると、ちょっとした刺激で出血するケースは少なくありません。

ちなみに血便が出たら大腸内視鏡が、血尿が出たら膀胱内視鏡がありますよね。しかし血精液に関しては似たような検査がなく、現代の技術では出血箇所の特定が不可能です。

そのため基本的には前立腺がんなど、大きな病がないかそれぞれ確認する検査が行われますよ。


前立腺がんなど腫瘍による赤玉

精巣や精嚢、前立腺、尿道などに腫瘍ができている場合、赤玉が出てくる可能性があります。

腫瘍が周辺組織を圧迫し、傷ついたりうっ血したりして赤玉が出てくるイメージです。射精時に、痛みがあるかもしれません。

悪性腫瘍(がん)だと、他の臓器に転移する可能性もあります。合併症なども引き起こされるため、早期発見が超重要です。

「すぐ赤玉がでなくなったから大丈夫」など自己判断はせず、早めに医療機関で検査を受けましょう。

一過性の出血だと判断されても、出血を繰り返したり、1ヵ月以上も症状が変わらなかったりすることがあるかもしれません。その際は、セカンドオピニオンも検討してくださいね。


前立腺生検による赤玉

前立腺生検とは、前立腺の細胞を針で採取してがん細胞の有無を調べる検査です。

細胞を採取するために前立腺に針を刺すので、この検査をした後の射精では高確率で赤玉が出てきます。

もし以前に前立腺生検をしたのであれば、その際に前立腺から血がでて精液に混ざっているかもしれません。

射精時1回限りの赤玉であれば、基本的には大きな問題はほとんどないといえるでしょう。


精嚢または前立腺の炎症による赤玉

精嚢や前立腺などで炎症が起きていれば、精液に血が混じるケースがあります。

炎症の種類は大腸菌やクラミジア菌などが原因となる細菌性と、それ以外の非細菌性の2つです。40歳を超えてくると、慢性前立腺炎を発症しやすくなるといわれていますよ。

そう、この40歳という年齢。実はEDが増える年齢でもあります。

慢性前立腺炎とEDを併発すると、「赤玉が出た」「射精・セックスなどができなくなった」となりますね。

あの都市伝説が一概にウソとはいえない理由が、ココにあります。都市伝説になった背景は、EDと前立腺炎を併発した人が多いからかもしれません。

「じゃあ若かったら大丈夫か」といえば、そうではありません。

突発性でも前立腺炎を放置すると慢性化しますし、症状も悪化します。人生が打ち止めになる可能性があるので、軽視せず病院に行きましょう。


血管に問題がある場合の赤玉

血管などに問題がある可能性もあります。たとえば血液凝固異常や、高血圧ですね。

血液凝固異常が発生すると、血液の凝固が充分にできなかったり血管が脆くなったりします。そのため射精時のいきむ動作で、血管が破れ出血することも。

また高血圧の場合、出血などが起こりやすくなる傾向にあります。


もし射精に赤玉(血)が混じっていたらすぐに病院に行こう

射精時に赤玉が出る原因について解説してきました。本記事の内容を簡単に振り返りましょう。

【この記事のポイント】
射精で赤玉が出ると不能になる?
・必ずしも不能になるわけではない
・EDと慢性前立腺炎が重なれば不能になる
・放置をすると不能になる可能性が高まる

射精のしすぎで血が出る?
・射精のしすぎで血が出ることもある
・基本的には一過性なので問題は無い

射精で赤玉がでる原因
・尿道で遊んだりと外的な要因で起こる赤玉
・前立腺や精嚢の炎症による赤玉
・血管の問題で生じる赤玉


射精で赤玉が出ても、すぐ治るケースがほとんどです。しかし低い確率ではありますが、大病が隠れている可能性があります。

基本的には、2回も3回も血が出るなら検査をしてもらうのがオススメ!

1回の出血自体は短くても、何度も繰り返すなら放置はしないようにしましょう!大きな病気が隠れているかもしれません。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。


◯関連記事
射精はダイエットに効果ある?セックスやオナニーだけで痩せられるのか考察してみた。
射精にはどんなデメリットがある?セックスやオナニーしすぎた男性の身体に起きる変化とは


\ この記事をシェアする /

関連キーワード


TOPに戻る