浮気はなぜダメなの？ダメな理由を冷静に分析してみた

世の中には浮気により男女関係が揉めることがよくあります。しかしそもそも、なぜ浮気はダメなのでしょうか。浮気を常習している人は「浮気でストレスを発散しているからこそ、本命を大事にできる」という人までいます。今回は浮気がダメな理由を冷静に分析してみたいと思います。

浮気をしてはダメな理由①：社会が成り立たない

まずは社会的な観点から考えたいと思います。そもそも、世界中の多くの国では、日本ももちろん一夫一妻制をとっています。これは、男女関係というものが子供の出生に繋がり、それが家族という社会の最小単位になり、そこから税収入があり、そして市や県、国の運営などが形成されているからです。

もし浮気が社会的に認められ、至るところでどの男性の子供かわからない子供が出生したら、戸籍も家族という括りも、何もかもが破綻してしまいます。そうすると国民の存在自体があやふやなものとなり、市や県、国までが破綻してしまうのです。

浮気をしてはダメな理由②：パートナー（本命）を傷つける

あなたが浮気をしていることを知ると、あなたを心から愛し、信じているパートナーは言葉に出来ないほど傷つきます。いくらあなたに「絶対バレない」という自信があっても、愛する人を見つめるパートナーの目はごまかせず、「最近なんかおかしい」と違和感を感じます。

浮気をしているか調べる方法はいくつもあり、もしパートナーが本気であなたの浮気を調べようと思ったら、すぐにバレてしまうでしょう。浮気をしている人の殆どはごく軽い気持ちで浮気を始めますが、浮気を知った時のパートナーの心の傷は計り知れません。精神病を患ったり、死のうと考えだす人までいます。パートナーをそのように追い詰めないために、浮気はやはりしてはいけないことなのです。

浮気をしてはダメな理由③：浮気相手を傷つける

浮気相手が、どのような気持ちであなたと浮気関係を結んでいるかは様々です。本命がいることを知らず、自分が本命だと思っている人もいるでしょう。浮気相手として割り切っている人もいるでしょう。けれど、何にしてもあなたに好意を抱いているのは確かです。

いくら自分が浮気相手だとわかっていても、男女関係は微妙なもので、相手から言われた些細な言葉や行動は、相手を深く傷つけます。例えば、他に本命のいる男性に浮気相手の女性が「俺の彼女、ほんとかわいくてさー」と話をされた時、浮気相手の女性はどう答えたらいいかわからず、非常に傷つくでしょう。浮気という行為は、何かと周りの人間を傷つけるのです。

浮気をしてはダメな理由④：性病の蔓延の可能性がある

世の中には多くの性感染症が存在します。性感染症の多くは薬などで治るものがほとんどですが、中には治癒方法が見つかっておらず、重篤へ至るものまであります。また薬で治る感染症だからといって軽視はできません。セックスにより感染する性感染症は、男女の両方が治療する必要があり、そこに浮気相手が入ってくると事態は非常にややこしくなります。

例えばA男とB女が付き合っており、A男がC女と浮気しているとします。A男がC女から性感染症を移された場合、同時にセックスしているB女にも感染します。A男が感染に気づき、C女も同時に治療を行ったところで、B女の感染は治っておらず、B女とセックスすることでA男は、治療したにも関わらずまた感染します。そしてまたC女も再度感染するのです。

そうして感染症がループし、また相手が変わることで性感染症は更に蔓延していきます。事態をややこしくしているのは、浮気なのです。

浮気をしてはダメな理由⑤：子供ができる可能性がある

男女がセックスをすれば、そこには必ず妊娠する可能性があります。いくら避妊に気をつけていても、その可能性は100%ではありません。相手が結婚を見越した彼女であったり、奥さんであったりすれば、予定外の妊娠も嬉しいハプニングですが、相手が浮気相手だと大事件となります。

確かに医療技術として、望まない妊娠に対して堕胎手術をすることは可能です。しかし大人の勝手な都合で、そのように新しい命を扱う事は果たして許されることなのでしょうか。新しい命をそのように使わざるを得なくなる可能性を生む浮気は、やはり良くないことなのです。

浮気をしてはダメな理由⑥：人としてダメ

浮気をしている人の言い訳で「たくさんの人とセックスすれば、たくさん命が生まれるんだから、生き物として正しいとも言えるでしょ」という人がいます。確かに生物としては、生存本能に従って、より多くの遺伝子を後世に残す、という意味でダメなこととは言えません。

しかし、私達人間は理性のある生き物です。野や山を走り回る動物とも、一生泳ぎ続ける魚でもありません。倫理観や法を守って生きていくことに意義があります。そのため、「仕事もせず一日だらだら寝て過ごす」「気に入らない相手を気分次第で殴る」「食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べる」ことが人間として良くないこと、と万人が理解しているように、「浮気はだめ」というのも、人間社会を保っていくために必要なことなのです。

浮気をしてはダメな理由⑦：時間とお金の浪費

これは厳密には個人個人の受け取り方が違うので、万人にとって「浮気がダメな理由」にはなりませんが、浮気は時間とお金の浪費以外の何にもなりません。

浮気をする際、男女の出会いから口説き口説かれ、デートなどをするには多少なりともお金がかかります。ここでかかるお金や時間は、一時の快楽には繋がるかもしれませんが、未来に繋がるものにはなりません。真剣に付き合っている相手との交際にかかるお金や時間は、良き思い出となり、それを積み上げたものが二人の絆となります。しかし浮気相手とは一生一緒にいるつもりの人は少なく、将来良き友人となることもまず無いでしょう。そんな相手にかけるお金や時間は無駄以外の何でもありません。


いかがでしたでしょうか。浮気は、軽い気持ちで始めてしまう人がほとんどですが、そこから派生する問題は軽く済まされないことばかりです。人を傷つけ、病気を貰ったり、それがきっかけでパートナーに浮気がバレたり、様々な問題を引き起こします。既婚者であれば、パートナーだけでなく家族まで傷つけることとなるでしょう。自分のそばにいる大切な人を長く大事にできるような、そんな人ばかりの社会になってほしいですね。