男性も知っておくべき、アフターピルの基本的な知識まとめ

男性も知っておくべき、アフターピルの基本的な知識まとめ

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。
妊娠が目的だけではなくコミュニケーションとしてセックスが行われている昨今。もし避妊に失敗してしまったと思われる場合、2人で焦っても何も解決しません。そんな時の為、今回は男性も知っておくべき、アフターピルの基本的な知識をまとめてみましたので、是非お勉強してください。


アフターピルの基本知識1:アフターピルとは


アフターピルの基本知識1:アフターピルとは

アフターピル(緊急避妊薬)とは、「妊娠を望まないのに、避妊をせずに性行為をしてしまった」「運悪くコンドームが破れたりはずれたりしてしまった」「レイプ被害を受けた」等の、避妊が出来なかった・避妊が不完全だった性行後に、望まない妊娠を避けるためのお薬です。こちらを飲むことによって、「排卵を遅延させ、受精を防ぐ」「内膜を急激に変化させ、受精、着床を防ぐ」作用があるため、妊娠を防ぐことができます。

避妊効果はかなり期待できますが、残念ながら100%ではないので、着床した後の胎嚢(赤ちゃんが入っている小さな袋)を流産させることは出来ません。あくまでも妊娠成立前に使用するものということを覚えておきましょう。


アフターピルの基本知識2:ヤッペ法


アフターピルの基本知識2:ヤッペ法

現在、国内のアフターピルは2種類に分けられます。まず従来の方法が「ヤッペ法」。こちらは、中用量ピルを合計2回服用する手法です。用いられるアフターピルは中用量ピルに分類されるプラノバール錠が主になります。これらは、卵胞ホルモンであるエチニルエストラジオールと黄体ホルモンであるノルゲストレルを含有するお薬です。

セックスをしてから72時間以内に服用する必要があり、その際はエリニルエストラジオール0.1㎎分、ノルゲストレル1㎎分にあたるプラノバール2錠分を服用します。そして12時間後に1度目と同様、プラノバールを2錠服用します。

このヤッペ法が成功すれば、出血(生理)が起こります。排卵前の状態でアフターピルを使用した場合にはおおよそ5日以内、排卵後に使用した場合にはおおよそ21日以内に出血することが多いです。費用ですが、保険適用外処方の為医療機関によって自由設定できるようになっており、おおよそ5000~8000円程度が相場です。


アフターピルの基本知識3:ノルレボ錠


2011年5月に、国内で初めて認可されたノルレボ錠は、従来のヤッペ法の極めて強かった吐き気や嘔吐感等の副作用がかなり改善されている上、1度の服用で効果があるということと、ヤッペ法に比べ阻止率も高くなっていることから、現在多くの医療機関で推奨されています。

こちらもセックスをしてから72時間以内に服用する必要があり、一度に2錠服用します。費用は、おおよそ10000円~20000円程となっており、ヤッペ法に比べ高額になります。服用後、前述したとおり避妊に成功すれば消退出血(ホルモンの減少により内膜がはがれて出血すること)がおこります。この出血が生理であればもちろん問題はないのですが、ほかの原因による不正性器出血や避妊に失敗し妊娠した初期出血と判別がつかないこともあります。ヤッペ法にも言えることなのですが、月経周期を確認して異常があれば、念のため婦人科を受診する必要があります。


アフターピルの基本知識4:妊娠回避率


一般的に、健康的な男女が排卵日前後で避妊をせずセックスを行った場合の妊娠する確率は20~25%と言われています。こちらはあくまでも好条件が揃った場合ですので、実際はさらに低い確率です。逆に考えると、低く見積もっても約75~80%の確立で妊娠しないということです。この確率はアフターピルを服用することでさらに下げる事が可能です。ヤッペ法を正しく行えば約96%、ノルレボであれば98%の確率で避妊する効果があると言われています。いくら妊娠しない確率が高いとはいえ、あくまでも100%ではないので、その後の出血や体調等をしっかり観察するようにしましょう。

また、海外の研究では72時間以上経過しても120時間以内ならば、20%程下がりますが避妊効果はあるといわれています。しかし、性行後の服用は早い程成功率が高いので、できるだけ早く服用するようにしてください。


アフターピルの基本知識5:副作用


アフターピルは強制的に生理を起こす薬のため、女性ホルモンを過剰に摂取することによって身体が拒否反応を起こします。その為、副作用として吐き気や嘔吐などの症状が出る場合があります。従来のヤッペ法(プラノバール錠)を服用し、吐き気があった方は全体の50%、嘔吐があった方は20%と副作用が起こる確率は高かったのですが、新たに認可されたノルレボ錠では、吐き気があった方は全体の10%、嘔吐のあった方に至ってはほぼなしと改良がされています。

万が一嘔吐した場合、服用した薬も一緒に吐いてしまうと避妊薬の成分が吸収されない危険性もあります。ですので、副作用が心配な方は併せて吐き止めも処方してもらいましょう。この様な副作用は数時間から半日程度で緩和し、24時間以上続く事は非常に稀だそうです。


アフターピルの基本知識6:喫煙について


最近では、「ピルとタバコの併用での血栓症のリスク」についてご存知の方も増えてきているかと思います。もともと喫煙自体が血栓症のリスクを高める原因です。その上アフターピルを服用すれば、当然のことながらリスクは上がります。血栓症は脳梗塞や心筋梗塞をはじめとした心血管系障害の発症リスクが高まり、最悪の場合死亡するケースもありますので、万一の事を考えると「ピルを飲むならタバコは吸ってはいけない」と認識しておくべきでしょう。


アフターピルの基本知識7:妊娠した場合


もし、緊急避妊が失敗して妊娠したとしても、胎児には影響はないと言われています。妊娠時には身体から緊急避妊薬の10倍以上の女性ホルモンが分泌される為、緊急避妊薬程度の女性ホルモン量では、胎児に与える影響はほとんどないとの事。また、避妊薬の効果は受精卵が子宮にたどり着く前に現れるからという理由もあります。しかし、アフターピルを飲む前にすでに妊娠をしていた時は影響が出る可能性も少なからず考えられますので、少しでも妊娠の可能性がある方は服用する前には妊娠しているかどうが、必ず検査をすることをオススメします。

アフターピルは一時的にではありますが、ホルモンバランスを乱すことになる為、何度も繰り返して使用することは避けたほうがよいでしょう。その為、普段から低用量ピルを使用したり、パートナーと避妊についてしっかり話し合う事が必要です。「アフターピルがあるから大丈夫」なんて絶対に考えない様にしてくださいね。

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