男も知っておくべき危険日の妊娠率と、危険日の予測方法

男も知っておくべき危険日の妊娠率と、危険日の予測方法

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あなたは危険日というものが何かご存じですか?おおよそ、「妊娠してしまう可能性が高い日」程度の認識しかなく、具体的な知識に関しては皆無だと思われます。よって危険日の妊娠率及び予測方法についてお伝えしますので、女性と知識を共有し少しでも負担を軽減してあげましょう。


危険日の妊娠率と、危険日の予測方法①危険日の妊娠率


危険日の妊娠率と、危険日の予測方法①危険日の妊娠率

まずは、危険日における妊娠率についてお話します。危険日とは、冒頭で記述したとおり「妊娠してしまう可能性が高い日」となります。ですが、一概に可能性が高いと言ってもその年代や状況で確率は変化し、ただ「危険日の妊娠率は○○%」と割り出すことはできないのです。では具体的にどの年代が、月経一周期でどの程度の妊娠率があるかを下記に記述します。

25~30歳:25~30%
35歳:18%
40歳:5%
45歳:1%
引用:mamari


おおまかに、このような数字となります。これに加え、性行為の頻度も考慮に入れる必要があります。

週1回の性行為:妊娠率15%
1日おきの性行為:妊娠率33%
毎日の性行為:妊娠率37%
引用:mamari


パーセンテージで言えば若干「毎日」が上回っていますが、男性の生殖機能上「毎日」の場合は射精量が減少してしまいますので、隔日での性行為を推奨する医師が世間では多いようです。


危険日の妊娠率と、危険日の予測方法②避妊をした場合の避妊率


危険日の妊娠率と、危険日の予測方法②避妊をした場合の避妊率

では、今度は危険日の性行為で「避妊」をした場合の避妊率についてお伝えします。一般的には、避妊をすれば妊娠率が低くなる、又は0になるという認識ですが、実はかなり誤った認識が蔓延しています。

・コンドームによる避妊

最もポピュラーな避妊方法です。そして、ポピュラーなだけにその避妊率も高く、一般的には80%程度だと言われています。ただ、この80%を「高い」と思うか「低い」と思うかは人それぞれです。

・ピルによる避妊

通称OC(低用量ピル)と言われ、避妊方法としては最も避妊の確率が高い方法となります。その避妊率は99.9%とも言われ、ほぼ確実に望まない妊娠を防ぐことができます。ただし、定期的に服用しなければならないという特性上、金銭的な負担が大きいのと、副作用による人体的な負担が大きいリスクの高いものとなります。

・外出し(膣外射精)による避妊

よく男性が行う避妊方法ですが、実のところ「避妊」方法であるかは微妙なところがあります。膣外射精を行った際の避妊率は4~18%と言われていますが、そもそも危険日の性行為における妊娠率が最大で25%であることから、気休め程度にしかならないのが現実だと言えます。

・その他の避妊

その他、殺精子剤、卵管結さく術、IUS等、様々な避妊方法がありますが、いずれも女性側の負担が大きく、現在ではあまり用いられていない方法となっています。

結局、コンドームですら0ではないという現実に、驚きを隠せないと思います。実質、妊娠率を0にする避妊方法はなく、性行為をするだけで妊娠の可能性は必ずあるということを理解してください。


危険日の妊娠率と、危険日の予測方法③危険日の予測方法


危険日に避妊をしても確率が0にならないのなら、危険日を避けて性行為をすれば・・・と、あなたは思われたでしょう。いくつかの危険日を予測する方法があるので、下記に記述します。

・生理から排卵日を割り出す

世間で最も使われている方法です。排卵日から前6日の間が最も妊娠しやすい時期と言われており、そこを算出することで割り出せるでしょう。計算上、生理が終わった後9日目~15日目となり、その間で性行為をすることで妊娠の可能性が高まります。

・基礎体温で排卵日を割り出す

朝一番の体温で、排卵日を割り出す方法となります。毎日、朝の体温を計測して継続記入し、月に一度にある高温期に変化する直前の、最も低体温の日が排卵日であると予測するのです。よって、その日から前6日の間が妊娠しやすい時期となります。

ただし、上記は「予測」であり「おそらく」の域を出ていません。要は、どのタイミングでも性行為をすれば妊娠の確率があるのです。そんな都合良く、「絶対に妊娠しない日」など存在しないのです。


危険日の妊娠率と、危険日の予測方法④妊娠率が上下する要因


実のところ、妊娠率は一定ではありません。○○歳代で健康的なら○○%という訳ではなく、周囲の環境や現在の体調等で大きく変化することが明らかになっています。

・妊娠率が上がる要因

主に、「若い年齢」、「適度な運動」、「婦人系疾患の既往が無い」、「性行為の頻度が高い」、「中肉中背の体型」が挙げられます。「若い年齢」については、致し方無いことであり「若ければ若いほど妊娠率が上がる」のは自明の理となります。「適度な運動」は、ホルモンバランスを上手く維持するよう体を促せるため、妊娠率が安定するということに繋がります。「婦人系疾患の既往がない」は、要は妊娠のためのリスクを背負っているかいないかという考えになります。リスクを背負えば、当然妊娠率も必然的に下がってしまうのです。「性行為の頻度が高い」はそのままの意味です。性行為の頻度が上がれば、それだけ妊娠率も上昇します。「中肉中背の体型」は、要は極端に痩せていたり極端に太っていると、月経並びに排卵が不安定になったりその月に無かったり、妊娠率を著しく下げてしまいますので、その中間がベストだという考えです。

・妊娠率が下がる要因

妊娠率が上がる要因の「逆」で、「加齢」、「過度な運動(ダイエット含む)」、「婦人系疾患の既往がある」、「性行為の頻度が低い」、「極端に痩せている又は太っている」が挙げられます。なお、これらに加えて、「喫煙」や「アルコール」も危険因子となり、これらについてはそのリスクは誰でもご存じのはずです。「喫煙」は、タバコに含まれている様々な化学物質により、生殖機能の低下に繋がります。「アルコール」は不妊症の因子であり、飲まない人に比べて最大60%程度のリスクとなります。

このように様々な要因で妊娠率は上下しますが、結局は確率ですので妊娠するときはしますし、しないときは全くしません。ですが、妊娠率をわざわざ下げるような真似は絶対にしないようにしてください。その影響は、いざ子どもを作ろうとする際にも現れます。


危険日の妊娠率と、危険日の予測方法⑤「心」も妊娠率に影響する


何も妊娠率は、外的要因だけで上下するものではありません。心も妊娠に強く影響することが明らかとなっており、過剰なストレスや悩みがある場合、妊娠率は通常の精神状態と比較して低くなってしまうのです。医学的な理由としては、ストレスによるホルモンバランスの乱れとなっており、それにより生理の周期や排卵機能に異常を伴ってしまうようです。そのため、少しでも妊娠率を上げたい場合はストレスを軽減させ、悩みを解消していくことが重要となります。男性であるあなたは、常日頃から彼女(若しくは妻)の話を面倒と思わず、親身に聞いてあげることが求められます。

妊娠は女性のものだけではありません。無責任に「女の仕事」と切り捨て、女性任せにするような男がそのような行為に及ぶ資格はないのです。知識を身に付け、快楽だけに溺れて悲劇的な結末とならないよう配慮しましょう。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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