ピルとは? 避妊以外にも役立つ効果的な経口避妊薬

ピルを飲んでいれば、中で射精しても妊娠しないって聞いた事ある。けれど、ピルってそもそもどんな物? そんな疑問をお持ちの方もいるでしょう。そこで、ピルとは? そして、避妊以外にもある効果とは? という疑問にお答えします。

低用量ピルとは?

低用量ピルとは、毎日一回服用する事で排卵を抑制させる経口避妊薬です。排卵の抑制と同時に子宮内膜の増殖も抑える為、コンドームよりも高い避妊効果があると言われています。正しく服用すればほぼ100%避妊出来るので、妊娠を望まない女性の体を守ってくれます。

低用量ピルにはエストロゲンとプロゲステロンの類似ホルモンが含まれており、それらのホルモンの働きによって、脳下垂体は妊娠したと感知してしまいます。その結果、排卵を促す黄体ホルモンの分泌が抑制され、休眠した状態になるのです。ですので、ピルの服用を止めれば脳下垂体は妊娠状態を解除して、再び排卵を促す働きを始めるという訳です。

低用量ピルの値段

低用量ピルは、医師の処方が必要な避妊薬です。低用量ピルの値段はその医院によって異なりますが、大体1シート(1カ月分)2,500円～3,000円代といったところです。初回は初診料が掛かりますのでプラス1,000円前後必要となります。その都度処方料金も掛かりますので、慣れてくればまとめて処方してもらう事も可能です。

低用量ピルの避妊以外の効果1: 生理に影響

低用量ピルを服用すると、生理が止まります。その間にホルモンのバランスをとのえてくれるので、生理にも良い影響を与えてくれます。増殖した子宮内膜の中の物質が、子宮収縮を促すのと同時に痛みを引き起こしています。ですが、低用量ピルに含まれているホルモンは、子宮内膜の増殖を抑制する為、生理痛や出血量が共に軽くなったり、生理の周期が安定するといった効果や、生理前のイライラ(PMS)、便秘、下腹痛や肌荒れの軽減などといった、女性には辛い生理にまつわる悩みを殆ど解消してくれるんです。

低用量ピルの避妊以外の効果2: 婦人科系の疾患の改善と予防

低用量ピルを飲む事で、避妊や生理に対する良い影響の他にも、婦人科系の疾患を予防してくれるという効果があります。子宮体がんや卵巣がんになりにくくなったり、子宮内膜症が治る、乳房の良性腫瘍発生率が下がるといったメリットや、貧血症状や骨盤内炎症、排卵障害の改善や予防という効果が期待出来ます。

低用量ピルの避妊以外の効果3: 美容

低用量ピルに含まれているホルモンに「エストロゲン」があります。このエストロゲンは美肌ホルモンとも言われており、新陳代謝を活発にしてくれます。それによって肌や髪のツヤ、バストアップやアンチエイジングに効果的なんです。

もうひとつ、低用量ピルに含まれているホルモンの「プロゲステロン」。このホルモンは母のホルモンと言われており、子宮内膜をふかふかにしたり、体温を上げたりする役目を果たします。他にも、体内に水分を溜め込んでくれる作用があり、肌や髪の潤いをキープしてくれます。


低用量ピルとはどんなものか? そして、避妊以外の効果とは? といった疑問に対する回答をご紹介しましたがいかがでしたか?ピルというものが分かって頂けましたか? そして、そのもたらしてくれる嬉しい効果の多様さにも驚きです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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