処女膜とは？意味や場所など徹底的に追求してみた

何故か男性が崇拝してしまう処女膜。まだ性体験のない無垢な女性の象徴ではありますが、実際に処女膜そのものを見る事はなかなかないだろうし、恐らく見てもどこが処女膜かもわからないのでは？そんな神秘的な処女膜とは何なのか、具体的な身体の器官としての意味等々、徹底的に追求してみましょう！

そもそも処女膜とは何？

処女膜とは、膣の入り口の内側にある粘膜状のヒダです。「処女膜を破る」という言葉から、なんとなく「膣をふさぐように張っている薄膜で、セックスをする事によって障子を突き破るように破れるもの」のようなイメージがあります。が、実際はそうではなく、真ん中に穴のあいている伸縮性のある肉ヒダなのです。シャワーキッャプの頭を入れる部分だけが膣の内側にあるみたいな感じ…で何となく想像できますか？

膣を塞ぐような膜だと、生理時の血液や分泌物が排出できません。基本的に小指が一本入る位の穴があって、そこから排出される訳です。穴があいている訳ですから、実際に処女の女性のアソコをじっくり見る機会があっても、普通であればよくわからない場合が多いです。なんとなく穴が狭い感じ…と思う位なんですよ。人によって形も色々だし、穴の大きさや厚み、伸縮度合いも人それぞれなので、はっきり処女膜だ！とわかる人もマレにいるかもしれません。

処女膜とは？≪①形状≫

通常はシャワーキャップの頭を入れる部分のような形【輪状処女膜・環状処女膜】がほとんどです。

他には切れ目が縦長【垂直状処女膜・唇状処女膜】、切れ目が寝かせた三日月のような【半月状処女膜】、真ん中にヒダがあり穴が二つ（三つ）に見える【中隔処女膜・二ッ孔（三ッ孔）状処女膜】、小さい穴が複数開いている【篩（ふるい）状処女膜】、キッチンの排水口の黒いゴム製のピロピロしたフタ（菊割れフタ）のような【分葉状処女膜】、Ｙの字状に三分割にされている【剪栽状処女膜】等々、様々な形状があります。

稀に、まったく穴の開いていない【無孔処女膜・処女膜閉鎖症】という場合もあります。生理が始まっても血液が流れ出ない為、切開手術をする必要があります。

処女膜とは？≪②器官としての役割≫

一言で言うと、何の役割もありません。ミもフタもありませんが、生理学的には何の役にも立っていないのですよ。ただ、ロシアの学者さんが「精液の逆流を防ぐため」と力説しています。またセックスの経験がない幼少時では、「膣内への細菌感染を防ぐため」という説もあります。

クリトリスでさえ「快感」という機能があるのに、何の役にも立たないどころか、初体験の時に痛みがあったり、場合によっては処女性を疑われてしまう元になる、なかなかやっかいな器官だったりします。

処女膜とは？≪③処女の証？≫

器官としての役割はないとしても、「処女の証」という点では、未だに大きな意味合いをもっているようです。でも本当に始めてのセックスだったのに痛みも出血もなかったが為に、彼氏に疑われてしまった…という話も聞きます。必ずしも初体験で痛みと出血があるとは限らないのに…。

処女膜で女性の処女性を量ろうなんて、ナンセンス以外の何ものでもありません。仮に挿入は絶対させず、処女膜を守ってはいても、それ以外の事（フェラチオやクンニ、アナルセックス等の膣への挿入以外の行為全般）を複数の男性としている女性に処女性を感じますか？言ってしまえば、ある程度は演技で「処女」のフリはできる訳ですし、後で述べますが「処女膜再生」なんて事も出来る訳です。宗教的な意味合いはともかく、処女膜の有無だけで処女性を決めつけるのはおかしな話です。

処女膜は激しい運動や衝撃、オナニーで裂けてしまう事もありますし、自分の意思に反したレイプで破られてしまう事もあります。また伸縮性もありますし、初めてのセックスでも、ゆっくりじっくり愛撫して、充分に濡らして処女膜周辺を柔らかくしてあげれば、裂ける事もなく無傷で済む事もある訳です。また悲しい事に、ペニスが小さすぎて裂けるに至らなかった…という事もあるんですよ。

なぜ初めてのセックスで痛みや出血があるのか？

処女膜の形状でも説明しましたが、粘膜のヒダで膣の入り口が狭くなっているのですから、勃起したペニスを挿入すれば、膜は伸び広げられます。処女膜が伸びる事ができる限界を超えてしまえば、当然裂けます。肉ヒダですから、裂ければ痛いですし出血もする訳です。

また、中隔処女膜や篩状処女膜の場合、すんなりとペニスが入る形状ではありません。普通の処女膜の貫通でもかなりの痛みがあるのに、無理矢理挿入して裂けて、というか正に突き破った結果、とんでもない激痛と出血があるのは想像に難くありません。

また、「処女膜強靭症」という処女膜が厚すぎてペニスがまったく挿入できない場合があります。当然この場合も無理矢理挿入しようとすると、激しい痛みがあります。程度にもよりますが、突き破る事ができるペニスはなかなかなく、お互いが痛みに耐え抜いたあげく諦める事になります。処女膜閉鎖症の場合、激痛はもちろん、ペニスの挿入は無理です…。

中隔処女膜や篩状処女膜、処女膜閉鎖症の場合は見てわかるので、あまりにも挿入ができない場合は確認してみましょう。

処女膜を傷つけずに挿入する方法

処女膜の穴が広く、ペニスが小さければ傷をつける事なく挿入できる事もあります。が、たいていの場合はどうしても傷がついてしまう事になります。初めての女性に痛みを与えるのは本意ではないですよね。前戯の仕方によっては痛みを与えずに挿入できるので、もしもの時の為に頭の隅に入れておいて下さい。

初めての女性は恥ずかしさと緊張でいっぱいです。緊張していると身体が硬くなってうまく挿入できません。「ゆっくり痛くないようにするから、大丈夫だよ」等、言葉をかけて安心させます。そしてしっかりと濡らす事が重要です。できればローションを使うのが理想ですが、なければ唾液をたっぷり使います。

初めは指一本に唾液をつけ、ゆっくりと少しずつ穴を広げるように入れます。奥まで入れたら、暫くゆっく～りと動かして中も柔らかくほぐし、慣れてきたらもう一本指を入れ、二本の指でゆっく～りと時間をかけて大きさに慣れさせていきます。女性が痛がったらすぐに抜いて、ローションや唾液でヌルヌルにしながらまた一本指から始めます。当然、指を入れながら優しく（←これ重要）クリトリスや乳首にも刺激を与えたり、身体中を愛撫して充分に感じさせましょう。

処女膜が柔らかくなって二本指への抵抗感が薄らいできたら、いよいよペニスの挿入です。ローションをペニスに塗るのが大事ですが、なければ唾液でもないよりマシです。必ずペニスはヌルヌルの状態にしましょう。ヌルヌル状態だと、ほぼ痛みもなく挿入する事ができますよ。ただ、処女膜は広がっただけの状態なので激しいピストンは避け、様子を見ながら軽く前後に動かす程度にしましょう。

破れた後の処女膜の行方

初めてのセックスで処女膜が破れた後、膜は裂けただけなので膣の入り口に残っています。何回かセックスしているうちに、だんだんと伸びて見えなくなっていきます。そして出産をする事によって、ほとんどその痕跡が見えなくなります。セックスをしたからといって、ポロっと取れたり剥がれるようなものではありません。

セックスをしないでいると処女膜は再生する？

「処女膜は、セックスをしないでいると再生する」という話を聞いた事がありませんか？これは都市伝説ですね。裂けた処女膜は再生手術でもしない限り、自然に再生なんてしません。

セックスで裂けた処女膜の傷が治る時にくっついてしまい、次のセックスの時に初めての時と同じような痛みと出血があった。二回目のセックスでも、充分に濡れる事ができずに痛みがあった…。初めての時と別の場所が裂けて出血した。等々、二回目以降のセックスでも処女膜が伸びきっていないと痛みや出血がある事があります。こういった事から、処女膜が再生した！と勘違いしてしまうんですね。

処女膜再生手術とは、裂けてしまった処女膜を外科的な手術で再形成します。裂けた部分を縫い合わせるプチ再生手術や、レーザーで癒着させた後に縫合する本格的な手術があります。処女膜だけ再生させても処女とは言い難いと思うのですが、色々な理由があるんでしょうね。

「処女」の本当の意味を考えると、処女膜の有無や痛みや出血があったかどうかはあまり関係ない気がします。とは言え、やはり処女とセックスしてみたいのが男の本心ですね。処女とセックスをする機会があったら、痛みを与えないようにじっくり時間をかけてあげましょう。以上、panpan（パンパン）編集部のお届けでした。

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