用法用量を正しく解説!これが本当のピルの飲み方

用法用量を正しく解説!これが本当のピルの飲み方

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ピルを飲む=避妊できるという知識は多くの方がお持ちかと思いますが、最近主流の『低容量ピル』は飲めば避妊できるというものではありません。今回は、用法容量を正しく解説し、正しいピルの飲み方についてご説明したいと思います。


低容量ピルの飲み方01:ピルについて知ろう


低容量ピルの飲み方01:ピルについて知ろう

まずピルと総称される薬は大きく分けますと2種類のものに分類されます。いずれのピルにも女性ホルモンが含まれており、女性ホルモンの作用で排卵を抑制し避妊をすることを目的としています。

■中容量ピル(アフターピル)・・・避妊に失敗した時に72時間以内に定められた量を飲み妊娠を予防します。突然に体内に女性ホルモンを取り入れることで、とてつもない吐き気や腹痛などの副作用はありますが、避妊率85%程度という高確率での予防が可能な薬です。

■低容量ピル・・・一方で低容量ピルと呼ばれるものは性交の有無に関わらず、1日1錠を服用することで99.9%というほぼ100に近い確率で避妊をすることが出来る薬です。副作用はアフターピルに比べますとかなり軽減されており、毎日飲み続けることで肌荒れ改善、生理痛緩和、子宮系の疾患リスクの軽減などの避妊以外の良い効果をももたらします。

そして、28日周期で必ず毎回生理が訪れるという点も注目です。今回はこちらの低容量ピルの正しい飲み方について説明いたします。


低容量ピルの飲み方02:飲み始めるタイミング


低容量ピルの飲み方02:飲み始めるタイミング

低容量ピルには様々な種類がありますが、どの薬も1シート21錠で販売されています。中には28錠のものもありますが、最期の7錠(4週目)は何の成分も入っていない偽薬であり飲み忘れを防ぐためだけですので変わりはありません。

一般的には生理1日目=月経の出血を確認してから24時間以内に1錠目を飲むことで、飲み始めて3日目以降から避妊効果があるとされています。低容量ピルのシートには1錠目の上に『日曜日』と書いてあるものもありますが、これは生理が始まってから最初の日曜日に飲みましょうという意味があるのです。

しかしながらこの場合は、飲み始めた日曜日から一週間は本来通りの100%に近い確率で避妊をすることは出来ませんので、コンドームの併用が必須となってきます。

また、低容量ピルを直ぐに処方したい!と思った場合は飲み始めて2週間程度経過すれば避妊の効果があるとされていますが確実ではありませんので、やはり月経を目安に飲み始めることが無難です。最近のシートには曜日別に1週間が記されたシールが付属されているものが殆どですので、飲み始めた曜日に合わせシールをシートに貼ることで、更に飲み忘れを防ぐことが出来ますよ。


低容量ピルの飲み方03:飲む時間


低容量ピルは生理1日目から飲み始めるということなのですが、『飲む時間』にも規則性を持たせることが確率を高めるために必要となってきます。毎日同じ時間に飲むことで血液中の女性ホルモンの量を一定に保つことが大切なのです。よって、多少前後はあっても毎日ほぼ同じ時間に水で飲むことをお勧めします。

食前でも食後でも食べ物による作用はありませんので、いつ飲んでも大丈夫です。飲み忘れを防ぐ時間として多くの女性は毎朝飲むようにしているとのことですが、ライフスタイルによっても様々です。ちなみに筆者は、毎晩歯を磨く前に飲むようにしています。このように人それぞれ、習慣化させることで飲み忘れを防ぐ努力が必要となります。最初の内は携帯などのアラームを同時刻に設定しておくことも良いかもしれませんね。


低容量ピルの飲み方04:休養期間がある


28日サイクルで月経を起こすこの低容量ピルですが、実際に飲むのは21日間です。この飲まない7日間のことを休養期間というのですが、妊娠はしていないために規則的に月経を起こす必要があるために必要となる期間です。

ちなみに21日間ピルを飲んだからといって、22日目に生理が起こると限ったわけではありません。初めて飲んだ月の22日目以降の休薬期間に出血があれば、避妊は成功しているとみなされます。筆者の場合ですと、偽薬3日目から出血がありますのでこれは人によって前後するため慌てず様子を見ましょう。


低容量ピルの飲み方05:万一飲み忘れた場合


ピルを飲み忘れてしまうことは誰にでも起こりうるものなのですが、万一飲み忘れてしまった場合の対処法は『気付いた時点で飲み忘れた薬を飲む』ということです。

たとえば、1日飲み忘れてしまったと思えば気付いた時点かその次の日に2錠飲むことで避妊を継続させることが可能なのですが、3日以上飲み忘れてしまいますとその分を追加で飲んだとしても効果は消失してしまう可能性が高くなるので注意が必要です。

3日以上飲み忘れてしまった場合は一度使用を中断し、再度月経の始まりに合わせ飲み始めないと避妊率はかなり低下してしまいます。


低容量ピルの飲み方06:副作用が出た場合


低容量ピルを飲みますと中には様々な身体の不快症状が起こることがあります。主な症状としましては、吐き気や倦怠感、動悸息切れ、頭痛などが挙げられます。これらの症状は2~3ヶ月程度で消失されるとされていますが、あまりにも強い副作用だった場合は直ちに使用を中断し医師に相談しなければなりません。

また、ヘビースモーカーであったり、35歳以上で一日15本以上喫煙をする女性は飲むことが出来ません。これは低容量ピルと喫煙により血栓症のリスクが高まるというデータがあるためです。


低容量ピルを飲んでいてもコンドームは必須!


低容量ピルを飲むことで確かに避妊という点においては効果を得ることが出来ますが性病などの感染は防ぐことは出来ません。セックスでの避妊を目的として使用する場合はコンドームを併用しなければ不安は払拭されません。また、HIVなどの重篤な感染症にかかる恐れもありますので充分に注意が必要なのです。


いかがでしたでしょうか?人それぞれ、飲むタイミングを決めて正しい方法で飲むことで確実な効果を得られる低容量ピルですが、少しでも飲み忘れてしまった場合は避妊率が下がってしまうというデメリットを忘れずに使用することをお勧めします。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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