保険が適用されるピル「ルナベル」の効果・飲み方・値段まとめ

保険が適用されるピル「ルナベル」の効果・飲み方・値段まとめ

159 views

この記事を書いた人
セクシーな人生を。
panpan編集部
メンズ総合情報サイトpanpan[パンパン]のメイン編集デスクです。2015年にコンパ仲間とともに立ち上げ、読者にとって本当に価値のある情報提供を心がけて執筆を続けてきました。他のサイトではちょっと見られない、PanPanならではの使える恋愛ネタやテクニックを発信していきます。応援よろしくお願いいたします。
ピルにも保険が適用される物があることをご存知でしょうか?こちらの記事では、保険が適用されるピル「ルナベル」の効果・飲み方・値段をご紹介いたします。


ルナベルはどんなピル?


ルナベルはどんなピル?

まずはルナベル、というお薬についてです。ルナベルは「低用量ピル」と呼ばれるピルの一種です。ただし、避妊薬としては処方されない、月経困難症、生理に伴う体調不良を改善するために使用されるお薬になります。

ルナベルにはLDとULDという種類があり、ULDが「超低用量」でLDは「低用量」となっています。元々は「ルナベル」という名前で「LD」の方が発売されていたのですが「ULD」ができたことにより、「LD」がついてルナベルの成分と同じお薬が販売されています。女性のホルモンバランスの改善、調整を行うピルにはエストロゲン(卵胞ホルモン、いわゆる女性ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)へ作用する成分が入っています。その中でも「エストロゲン」に作用する成分量によって種類が別れています。このエストロゲンに作用する成分量の差で副作用の程度や症状の緩和具合などが決まるとのこと。ルナベルを処方される場合は一般的にはまず「超低用量」から始めることが多いそうです。


ルナベルの効果とは?


ルナベルの効果とは?

先ほども記載した通り、ルナベルというピルは月経困難症などで苦しむ人がその症状を軽減するために使用するピルなので、生理痛があまりに酷く起き上がることすら困難だったりする方や、生理に伴う諸症状が酷い方、また、子宮内膜症という病気の方が使用するピルになります。副作用の有無や、飲まない時の症状と飲んだときの症状の程度の違いなども考慮に入れつつ、体調をできるだけ安定させる事を考えた処方がされやすいピルと言えるでしょう。

飲んでいる間、妊娠した状態に近くなるお薬ですので妊娠の可能性も低くはなるようですが、避妊の効果は避妊用のピルよりは少ない様で、処方も避妊目的ではなく、あくまで月経に伴う諸症状の改善を求める方のためのピル、と考えられているようです。

ちなみに月経困難症の主な症状は、生理痛(下腹部痛)、吐き気や下痢などの消化器症状、頭痛、腰痛など体の痛みや、ふらつきなどが上げられます。

また子宮内膜症の場合、経血が多すぎる事(生理の出血が多い、血の塊が出るなど)や、それに伴う貧血、また内膜の異常な増殖によって強く痛みを感じる場合が多い様です。詳しい症状についてはここでは割愛いたしますが、上記のような症状が現れる場合、産婦人科を受診して医師に相談した上で、ルナベルの服用も視野に入れてみてください。


ルナベルなど低用量ピルの飲み方は?


ルナベルを含めピルはホルモンへの作用が期待されるお薬です。ここで言うホルモンは先ほども記載しました女性ホルモンと呼ばれるホルモンの事です。このホルモンバランスが崩れることで体調不良などさまざまな弊害が起こる事は昨今よく知られてきていますが、ピルもそのホルモンに影響を及ぼすお薬ですので、多少なりと副作用の危険性もあります。

ホルモンは定期的に変化をします。女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンが増えたり減ったり、黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンが減ったり増えたりすることで生理が起こります。そのため、薬を飲む日数、時間などが大変重要となります。基本の飲み方としては、1日1錠を、決まった時間に、21日間飲み、7日間飲むのを止める。この28日サイクルでお薬を飲んだり止めたりするのが一般的なようです。


ルナベルなどのピルを飲む上での注意点は?


副作用のリスクは少ないお薬ではありますが、ゼロではありません。軽度の副作用で、不正出血や月経がまったく起こらない(お薬を休んでいる間にも全く出血がない)、逆に月経が沢山起こってしまうなど月経に直接関わる物や、吐き気、食欲不振など消化器系の症状、頭痛に乳房痛、乳房が張ったような感覚など、生理前後に感じやすいような不快症状などが副作用として報告があるようです。

重度の副作用では血栓症、アナフィラキシーがあります。血栓症の初期症状は、手足などの痛み、腫れやむくみ、痺れ、息切れや息苦しい、などがあり、アナフィラキシーは発疹や蕁麻疹、全身が赤くなったり顔や口、喉や舌が腫れたり、ぜーぜーという音の混じる息苦しさを感じたりすることがあるようです。

一時的ですぐに収まるならば薬の服用によってホルモンバランスが変化した結果かもしれませんが、少しでも長く続くようなら病院を受診したり医師に相談したりしてみてください。


ルナベルや低用量ピルの値段は?


最後にお値段についてです。ルナベルの自己負担額は1月分(1シート、21錠)で2000円程度でその他診察料などが加わるので医療機関で支払う金額を全て含めるともう少し上がりますが、お薬の価格は2000円ぐらいになるそうです。

保険適用外で比べると元のお値段が他のピルよりも高めなので(上記は保険適用後の値段になります。本来は7000円弱だそうです)保険適用される症状の場合、その他、低用量ピルと同じくらいのお値段で購入できるとの事です。

ピルの値段は症状などによって大分変化するようなので(保険適用になる場合とならない場合があるとのことです)行こうとしている病院の医師の判断によっては適用外の事もあります。例えば医師が必要と認めなかった場合などは保険適用される場合があるピルであってもされないピルであっても「適用外」となる可能性がありますので、受診の際は事前に病院にお電話をしてご相談されるか、メールでの相談窓口などがある病院もありますので、そういった場を利用した上で受診されるのもいいかもしれません。


いかがでしたでしょうか?保険適用されるピルと聞くとものすごく便利な気がしてしまいますが、避妊に使うことはできません。ピルその物のリスクもありますので、安易な使用、また処方された用途以外での使用は控えましょう。保険適用外であっても安価で副作用が軽いピルというのも存在しますので、いろいろとお調べになった上で飲む方それぞれに合ったピルを処方してもらう事が大切です。

パートナーにおススメしたりする場合であっても、もしかしたらパートナーは既に調べた上で服用しないと決めているのかもしれない、もしかしたら体に合わなかったのかもしれない、など、事情があるのかもしれない、という想定もした上でお話をしてみてくださいね。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

関連記事:用法用量を正しく解説!これが本当のピルの飲み方

\ この記事をシェアする /

関連キーワード


TOPに戻る