泣きたい時にぜひ読んでほしい!思いっきり泣ける小説20選

泣きたい時にぜひ読んでほしい!思いっきり泣ける小説20選

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テクニックで愛される
ピースフルえりこ
大人の恋愛小説や映画に刺激され、実生活でもスリルと興奮を求める女子ライター。元々は小説家志望でネタ探しも兼ねて自分でいろんな恋愛やセックスを試してましたが、その経験はpanpanのコラム記事で活かされることに。最近は妄想を膨らませる一人エッチにもはまっており、女性向けラブグッズのレビュー記事も書いています。赤裸々な私の本音を届けます。

泣けるおすすめ小説(ランキング第8位):MOMENT





病院でバイトをしている主人公が、末期患者の願いを叶えたことから物語ははじまります。患者たちの願いがどんどん主人公に集められるのです。そこには様々な人の思いがつまっており、さらに願いの主はほとんどが死と隣合わせの人々です。これだけでもかなり泣ける予感ですよね。

集められた願いをできるだけ叶えてあげたい、と奮闘する青年のひたむきさに心を打たれます。患者ひとりひとりのエピソードも、切なくなってしまうものばかり。作中では仕事人伝説、というものがありストーリーが進むにつれて伝説の真実も見えてきます。医療の場所における幸せな死の迎え方とは、死期を間近にすると人はどう考えるのか。深いヒントがたくさんつまっています。

■作者:本田孝好

■年代:2005年

■amazonリンク:MOMENT


泣けるおすすめ小説(ランキング第9位):いっぺんさん





「いっぺんさん」とは願いをひとつだけ叶えてくれる神様のことです。主人公の男の子は親友のしーちゃんを病気で失ってしまいます。しーちゃんの願いは白バイ警官になることでしたが、その願いは叶わなくなってしまいます。主人公はいっぺんさんにもう一度、しーちゃんに会いたいと願い続けます。
しかし主人公の弟が事故で重症になってしまい、願いは揺れ動きます。

いっぺんさんはひとつだけしか願いを叶えてくれない。弟か、しーちゃんか、願いの中で揺れ動く主人公の心が奇跡を起こしてくれるのです。とにかくラストが泣けます。弟を助けてくれたのは、しーちゃんでした。泣ける小説としてぜひ家族で読んでほしい小説です。

■作者:朱川湊人

■年代:2011年

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泣けるおすすめ小説(ランキング第10位):カラフル





死んでしまった主人公の「ぼく」は天使の気まぐれでチャンスをもらえるというストーリーです。すでに死んでしまっているために、その先には別れしかないことが予感され泣ける小説です。「ぼく」は前世で犯したあやまちを知り、罪を自覚して後悔しなければ輪廻のサイクルに戻れないといいます。チャンスの期限は1年間です。

「ぼく」は服毒自殺をはかった「真」の中に入り込み人生をやり直します。真の人生をやり直しているので、「ぼく」の人生をやり直しているわけではありません。真のからだや環境を通して「ぼく」は他人と関わり、少しずつ良い方向へ向かっていく…一度も目を話せない小説です。死を一度でも考えた人には共感しやすい小説かもしれません。

■作者:森絵都

■年代:2007年

■amazonリンク:カラフル




泣けるおすすめ小説(ランキング第11位):青い鳥





重松清の短編連作小説になっており、ちょっとした合間に読むことができます。短編の中には一貫して吃音症の非常勤講師が登場し、彼が問題を抱えた生徒たちを導いていくお話です。吃音症ですので、すらすら会話をすることができない村内先生が、大切なことだけを教えてくれる…学生時代に出会ってみたかった先生ですね。

作品の中では自殺をしてしまった生徒がいたり、いじめにあっていたり、家庭に問題があったりとなかなか重めの問題を抱えています。主人公の少年がいじめられていた少年が嫌がっていたことがわからなかった、いつも笑っていたからとこぼすシーンでは村内先生が人それぞれ伝え方が違うんだと諭すシーンがありました。気づかなかった生徒を頭ごなしに叱るのではなく「今度はもう、ちゃんと聞こえるだろう?」と伝えるシーンでは、幼い子どもたちの無知が巻き起こした事件を今度は未然に防げるだろうと希望を持たせてくれます。青春はいいものばかりではないことを思い出させてくれる重松清の泣ける小説です。

■作者:重松清

■年代:2010年

■amazonリンク:青い鳥


泣けるおすすめ小説(ランキング第12位):明日の記憶





主人公の佐伯は若年性アルツハイマーにかかってしまいます。アルツハイマーは物忘れがどんどん激しくなり、しまいには自分自身のことも忘れてしまうという難病です。佐伯はばりばり働いている広告代理店のサラリーマンで、公私共に順調な男性でした。しかしある日を境に色々なことが思い出せなくなります。そしてくだされる診断。

アルツハイマーという診断をうけて変わっていく生活や、周囲の人々の目、戸惑いなどが描き出されている明日の記憶。どうしようもない病気に立ち向かうために挫けそうになり、涙を誘われる泣ける小説です。明日の記憶、というタイトルに込められた思いが響きます。

■作者:萩原浩

■年代:2007年

■amazonリンク:明日の記憶


泣けるおすすめ小説(ランキング第13位):アルジャーノンに花束を





誰でも一度は聞いたことのあるタイトルかもしれません。32歳の主人公、チャーリーは見た目は32歳ですが知的年齢が6歳しかありません。体と知識が別々な障害を持った青年の話です。彼は知的障害を治すために、人体実験の1号になることになりました。
人体実験を受けたチャーリーは誰よりも知識が高く、賢くなりますがそれ故に様々な障害に当たります。今まで自分を治療してくれていた人たちは自分よりも知能が低く、また知能が低かった頃の仲間は自分を遠ざけるようになってしまいます。
知能が変わることで環境が変わり、自分自身も変わっていくチャーリーの生涯。そして悲しすぎる結末と、チャーリーの日誌が泣けるのです。映像作品を見たかたもぜひ、小説に目を通してみてくださいね。

■作者:ダニエル・キイス

■年代:1999年

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泣けるおすすめ小説(ランキング第14位):出口のない海





第二次世界大戦、日本が迎えた暗黒の時代です。回天という人間魚雷に乗った青年の話です。もともとは甲子園の優勝投手だった並木。しかし肘の故障のために野球の道を諦めて、そして自ら志願して回天に乗ります。

回天には脱出装置がなく、並木は死ぬ運命に直面します。戦争という特殊な環境の中、回天という最強と思われていた人間魚雷、勝利を願っていた青年の重苦しい人生がずしりとのしかかってきます。狭苦しい回天の中に引きずり込まれる感覚に襲われるほどの小説です。戦争というテーマを扱った中でも泣ける小説として、重みのある作品です。

■作者:横山秀夫

■年代:2006年

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泣けるおすすめ小説(ランキング第15位):その日のまえに
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