眠い時、すぐ勃起するのはなぜ？勝手に勃つ理由をシーン別に解説

リラックスしている時に勃つ理由は、副交感神経が活発になるから

つまらない授業や退屈な会議に出席している時、あるいは自室でボーっとしている時に、無意識に勃起した経験はありませんか？眠かったり疲れている時だけでなく、リラックスしている時もチンコは勃ちやすくなります。

医学的には、リラックスは副交感神経が活発な状態です。ただ、射精の段階に進むと、かなり集中していないとうまくいきません。こちらは交感神経が活発な状態です。
引用：今井伸（泌尿器科医）｜読売新聞・ヨミドクター

リラックス状態では、自律神経のひとつ副交感神経の動きが活発になります。それによって血管が緩んで血流が良くなり、海綿体に流れこむ血液の量が増加。いわゆる勃起しやすい状態なので、チンコがわずかな刺激を受けると勃ちやすくなります。

あくびが出る時に勃つ理由は、神経が勃起を誘発しているから

最近学校であくびしたら勃起するんだわ
困ったなこりゃって思って
調べてみたらあくびには勃起作用があるみたいです— かずぅ_ (@kazup99mas) December 1, 2015

眠い時に勃起する理由は、先に説明したとおり。合わせて、あくびが勃起を誘発する説があるのはご存知ですか。

「室傍核からあくび指令を発するのはオキシトシン神経ですが、このとき同時に男性では勃起を誘導します。つまり、性行動と関連がある神経なのです」
引用：北村昌陽（生命科学ジャーナリスト）｜日経ヘルス＆メディカル

あくびは、脳の奥にある室傍核（オキシトシン神経）が指令を発することで起こります。このオキシトシン神経は、快感をつかさどるドーパミン神経を巻くように接しており、性行動に密接な関係があるとされています。

あくびの仕組みは正確にはわかっていないことが多いのが現実ですが、脳の視床下部でコントロールされているようです。
（中略）
あくびは睡眠から覚醒に向かう時に出ることが多く、脳を覚醒する方向に作用します。
引用：菅原道仁（脳神経外科医）｜exciteニュース

なお、あくび自体のメカニズムは解明されておらず、脳の温度調節やストレス緩和を目的とする説があります。リラックス状態の時はチンコが勃ちやすくなるので、あくびと一緒に勃起するのはストレスを抱えているサインかもしれませんね。

授業中や会議中などの大事な場面での勃起はまずい！すぐに勃たないための対策

勃起するのは健康の証拠……ですが、授業中や会議中など大事な時に勃起すると、周りにバレて非難されるリスクがあります。さらに、女性に見つかるとセクハラ扱いされることも……。ここからは、勃起するまでにやっておくべき対策について解説します。

浅い胸式呼吸で、副交感神経の働きを抑える

先に説明した通り、副交感神経が優位になると勃起しやすくなります。そのため、対となる交感神経の働きを活発にすれば、副交感神経の働きが収まり、勃起を防げます。

呼吸法は、大別すると胸式と腹式になります。私たちはふだん胸式呼吸をしていますが、とかく呼吸が浅く、短いものになりがちです。しかし、この短い胸式呼吸は交感神経を刺激し、これに疲労や心の動揺、怒りなどが加わると呼吸はさらに浅く激しくなって、より交感神経が働くようになります。
引用：自律神経、呼吸法で調整｜大和薬品

交感神経をすぐに働かせる方法としては、胸式呼吸がオススメ。首や肩の筋肉を使って、素早く（1～2秒感覚）吸って吐くを繰り返しましょう。深呼吸とは正反対のイメージです。この呼吸によって、交感神経が刺激されて勃起しづらくなります。

なお、大きく息を吸うとお腹の筋肉が動いてしまい、逆に副交感神経が刺激される（勃起しやすくなる）ので、ご注意ください。

大事な場の直前に抜いておく

どうしても勃起したくない大事な場面なら、直前に個室トイレで抜いておくのが効果的。よほどエロいことを考えなければスグには勃起しないので、ほぼ確実に勃起を防止できます。

射精が起こるか、性的刺激が中断すると交感神経系が優位になり、
弛緩していた各平滑筋が収縮し、海綿体内の血液が流出し、勃起は終了する。
引用：参考Ⅲ 勃起障害のメカニズムと病態生理等｜厚生労働省

「チンコを刺激すると、勃ちやすくなるのでは？」とお考えなら、ご心配なく。射精すると交感神経が優位になり、海綿体にたまった血液が流出します。いわゆる「賢者モード」ですね。この状態を維持すれば、無意識の勃起は防止できます。

たとえ勃起したとしても…すぐに抑えるための方法

それでも勃起してしまった時は……。まずやって欲しいのが、先に紹介した胸式呼吸。呼吸の感覚を浅くして、副交感神経の働きを鎮めてください。

なかなか勃起が収まらないなら、集中力を高めるのが効果的です。授業や会議の内容を真剣に聴くのが一番ですが、どうしても退屈なら、何でも良いので目の前のものに意識を高めてください。

例えば授業中なら、教室の壁掛け時計の秒針を追うのがオススメ。1秒1秒カウントしながら、「あと何分何秒で授業が終わるんだろう……」などと計算してみてください。緊張感が増して交感神経が高まり、勃起が収まりやすくなります。

まとめ：対策を正しく覚えておけば、不意勃ちは怖くない！

無意識の勃起は、男性なら避けられない生理現象です。しかし、眠い時や疲れている時でもあらかじめ対策すれば、しっかり勃起を抑えられます。

そして、最も効果的なのが規則的な生活習慣をとること。特に、疲れやストレスは不意勃ちの原因になるので、普段から充分に休息をとるのが大事ですよ。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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