業界の裏側を知れるAV女優の告白本16選|出演強要や副業AV女優のネタ満載

業界の裏側を知れるAV女優の告白本16選|出演強要や副業AV女優のネタ満載

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この記事を書いた人
孤高のAVソムリエ
桜小路すばる編集チーム
小3でオナニーを覚え、河原で拾ったエロ本でヌキまくる少年期を過ごす。生まれながらのコミュ障体質が幸いし、青年期も彼女よりAV好き。20年来のAV鑑賞歴を活かすため、panpanでAVレビューを中心に執筆してます。最近はVR作品にドハマリ中。別名義でDMMレビューも書いてます。

「裸心 なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?」黒羽幸宏



出版社 集英社
発売日 2011年5月23日
ページ数 416ページ
発行部数 不明
話題性 ★★★★☆

「裸心 なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?」は、人気AV女優8人にインタビューした内容をまとめたものです。著者は、「週刊プレイボーイ」などで15年ほどAV女優にインタビューしているベテランライターの黒羽幸宏。

長時間のインタビューを行い、じっくりと聞いたようですね。登場するAV女優は、かすみ果穂・藤井シェリー・大塚咲・水野つかさ・範田紗々・佐伯奈々・滝沢優奈・星月まゆらとなっています。

それぞれの話がとても面白く、すぐに時間が経つほど読みハマってしまう一冊ですね。小学校2年からオナニーはしていた大塚咲や、借金の返済のためにAV業界に入った佐伯奈々。

両親がいつも喧嘩している家庭で育った範田紗々は、AV事務所の人間を家族だと慕い自分の居場所を見つけたようです。藤井シェリーは、母親のオナニーを目撃して自らの性を開花させたとのこと。

AV女優になったことで元カレに酷いことを言われたかすみ果穂。家族にも辞めろと泣いて説得されてまで、AVに居続ける理由など見どころがたくさんあります。

本はコチラ⇒裸心 なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?


「キカタン日記 無名の大部屋女優からAV女王に駆け上った内気な女の子のリアルストーリー」上原 亜衣



出版社 双葉社
発売日 2016年3月16日
ページ数 136ページ
発行部数 不明
話題性 ★★★★☆

「AV OPEN 2015」のステージで突如引退宣言をした上原亜衣。上原亜衣の引退宣言ツイートがその日だけで3万件を達しました。2011年にAVデビューしてから、約5年間でトップAV女優にまで昇りつめています。

そんな上原亜衣もかなり苦労しており、最初は無名でしたね。2016年3月に発売されたフォトエッセイ、「キカタン日記 無名の大部屋女優からAV女王に駆け上った内気な女の子のリアルストーリー」で綴られています。

実はコンプレックスだらけだったと語る上原亜衣実。自分に自信が持てず過ごした青春時代やAV女優になったきっかけなど知ることもできます。企画女優としてデビューしてから、トップ人気アイドルになるまでに取り組んできたことも素晴らしかったです。

今更な話ですが、AV女優はただ脱ぐだけでは稼げません。努力なくして栄光はつかめないのです。安易な気持ちでAV女優になろうとする女性も増えていますが、そういった人にも読んでほしいですね。

本はコチラ⇒キカタン日記 無名の大部屋女優からAV女王に駆け上った内気な女の子のリアルストーリー


「よわむし」大塚咲




出版社 双葉社
発売日 2017年6月21日
ページ数 288ページ
発行部数 不明
話題性 ★★★☆☆

「……死んでもいいや。気を失っている時間は、きっと何分もなかった。」という冒頭で始まる大塚咲の「よわむし」。蘇るレイプの記憶によるめまいと苦しさに耐えながら執筆したようです。

「いつかは自分の被害のことを書きたいと思いながらも、うっかり忘れながら日常生活を過ごしてきて。ある時ふと、『あ、私何か忘れてるな』と思い出して、ちょうど写真を撮ったりイラストを描いたりする日常のリズムができてきたので、このタイミングで本にしようと思いました」
引用:ダヴィンチニュース


現在は絵画が写真などを発表しアーティストとして活動する大塚咲が、15歳の時にレイプされた自分とAV女優だった自分を赤裸々に語っている一冊となっています。レイプの話は本当に可愛そうですね。

大塚咲がレイプされたのは高校1年生の時。英検を受けに行く途中で、ナイフを突きつけられ襲われたとのこと。犯人は捕まらず、なぜこんなことをしたのか理由を探している自分に気付きます。

その内に自分の体に魅力があるからという考えになり、AV業界の門を叩くことに。あの時のレイプが無かったらAVに行かなかったのか、犯人への復讐心を終わらせるためにAV女優を選んだ理由など目頭が熱くなる内容です。

本はコチラ⇒よわむし


「AV出演を強要された彼女たち」宮本節子




出版社 筑摩書房
発売日 2016年12月6日
ページ数 237ページ
発行部数 不明
話題性 ★★★★★

AV業界で最大の問題ともいえる「AV強要問題」をテーマに、AV出演を強要された人の声と実態が書かれた書籍「AV出演を強要された彼女たち」です。「AV強要問題」は昔からありましたが、2016年頃から被害にあった女性の告白などで大きく話題なりました。

この本の特徴は「被害にあった女性の声」でしょう。信じがたいことが起こっているようですね。AV出演を断ると事務所で強姦された女性は、そのままを撮影されてしまいます。それを餌に脅されてしまいそのまま出演。

契約を2本の残した女性は、出演が嫌になり実家に帰るも、プロダクションの人間が押し寄せてきたというエピソードもありました。

また悪徳AVプロダクションとの契約内容も公開されています。「妊娠や性病の責任は持たない」や「撮影した映像を総編集として発売されても異議申し立てができない」など、かなり不利な条件であることが分かります。

嘘のようで本当の話は、今後AVを見方が変わってしまう内容でした。「AV強要問題」は減ってきているようですが、悪い人間がいる限りまだまだ無くなることはないでしょう。

本はコチラ⇒AV出演を強要された彼女たち


「セクシー女優ちゃん ギリギリモザイク」峰なゆか



出版社 双葉社
発売日 2014年9月20日
ページ数 144ページ
発行部数 不明
話題性 ★★★★☆

元AV女優で漫画家・ライターの峰なゆか。日刊SPAや自身のブログで描いている漫画「アラサーちゃん」が好評で、単行本化されるほどです。そんな峰なゆかのAV業界のタブーに踏み込んだ書籍、「セクシー女優ちゃん ギリギリモザイク」が話題となりました。

AV女優たちの出演料に関することや、撮影での疑似中出しや潮吹きのカラクリなど、興味深い内容となっています。疑似精子は卵白と練乳を混ぜたものを使うということで、女優を気遣ってか甘く作られているのも、なんだか笑えます。

またAV女優は喫煙率高めという業界あるあるなども面白いです。峰なゆかは、今回タブーを暴露することに以下のように語っています。

「AV業界って世間からすごく黒い世界だと思われているんですね。でも、AV女優は普通に仕事としてやっているだけで、やたら貶められるのも、美化されるのも、違うと思うんです。いい意味でも悪い意味でも“AV業界の幻想”をなくして、もっとAV女優のことを知ってもらえたら、私としてはうれしいです」
引用:LITERA


本も重々しい感じのものでなく、サクッと読めるような文体でとても読みやすいです。

本はコチラ⇒セクシー女優ちゃん ギリギリモザイク


AV女優が本を出版するまでにいたる経緯

これまでAV女優のおすすめ書籍を紹介してきましたが、どういった経緯で出版に至ったか気になりますよね。小向美奈子のように反省の意味も込めて本を出版する人。元AV女優の鈴木涼美のように、AVを引退した後新聞社に就職してライターになる人もいます。

AV女優が本を出版する理由で一番多いのが、自分の考えを知ってほしいからでしょう。AV女優の現状や業界の闇などさまざまです。ですが本を書いたこともない文才もないじゃ、本を出版するなんて到底無理だと思います。

紗倉まなの場合は、本をいくつか出版して映画化もされました。彼女はコラムなど仕事をもらう内に、本を書くことを決めたようです。

「ただ、ある日突然、仕事を始めたフラストレーションの発散が書き物で、それから書くお仕事とかをいただくようになって、どんどん好きになっていった感じです」
引用:エキサイトニュース


もともと書く才能があったのでしょう。短編小説「最低。」での文章力は、「芥川龍之介賞」を受賞したお笑い芸人の又吉を超えるとまで言われました。

以前、エッセイをださせていただいたことがあったのですが、その時に文章を書く楽しさに気づいて。ちょうどそのときに出版社の方から、小説も書いてみませんかと声をかけていただいたので、ぜひやらせてください!とお返事しました。
引用:ウートピ


AV女優も作家も芸能の世界です。本の出版はやっぱり才能があったからこそではないでしょうか。


AV女優が書いたオススメ本を読んで感銘を受けよう

AV女優や業界のことが書かれているおすすめの本を16冊紹介しました。その人の過去や業界の闇が分かる内容ばかりでしたね。作品中ではイヤらしい姿を披露しているAV女優ですが、蓋を開けると凄まじ過去や覚悟を背負っています。

またAV業界もいまだに闇が覆いつくしているようですね。しかしAVはそれがあってからこその魅力もあります。今後は業界が綺麗になってほしい気もしますが、少し寂しい気もするのも事実です。

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