ワキの匂いで相性診断？！「腕枕」に隠された本当の意味

「匂いフェチ」の人の中には、ワキの匂いを嗅ぐのが好きという人も多いと思います。人によって臭かったり、そうではなかったり、「臭いのに落ち着く」というような印象を持つ場合もあるのではないでしょうか。みなさんは、ワキの匂いを嗅ぐだけでその人との相性がわかるという説があるのをご存知ですか？今回はその説を科学的に解説し、さらに知られざる「ワキの匂いと腕枕の関係性」についてもご紹介します。

ワキの匂いと腕枕の関係性

好きな人に腕枕をされると落ち着くという人はいますか？その理由はもちろん精神的な安心感を感じているからですが、相性の良い人のワキの匂いで安心感を感じているというのも大きな理由です。

ではいったい「ワキの匂いで安心感を感じる」とはどういうことなのでしょうか？

「良い匂いの人」は遺伝子的に遠い人

野生動物は、良い子孫を繁栄するために、子作りの相手を匂いで判別します。優秀な固体を生み出すためには、自分と遠い遺伝子の相手を繁殖行為の相手として選ぶ必要があります。

そのため、遺伝子的に遠い存在の異性の匂いは、良い匂いと感じ、その相手をパートナーとして選びやすいようになっているのです。それはわれわれ人間でも同じことが言えます。

遺伝子的に遠い方が有利な理由

では、なぜ遺伝子が遠い相手とは優秀な個体を生み出すことができるのでしょうか？その理由は、免疫に関係しています。免疫とは、病原菌などから身を守るために発達した動物のシステムです。そしてこのシステムは、子孫を残すときに、両親のものが子へと受け継がれます。

遺伝子的に遠いということは、免疫が多方面に広がり、それだけ丈夫な子が生まれる可能性がアップします。それは生存に有利になるということを意味し、動物にとってそれを匂いで判断するのは必要不可欠なことであるため、このような能力が備わっているのです。

ワキの匂いで相性がわかる

ワキからは、フェロモンが分泌され、その匂いが「良い匂い」と感じる相手は遺伝子的に遠く、相性が良い相手だということがいえます。実は、ワキ毛はこのフェロモンを拡散させるために生えていると言われています。

この場合の「良い匂い」とは、ボディーソープや制汗剤の香りではなく、「落ち着く」という印象が持てる匂いであるのが特徴です。フェロモンは汗と一緒に分泌されるので、汗をかいたときに匂いを嗅ぐのが、相性を判断するのには一番良いタイミングであると考えられます。

余談ですが、ワキガなどで匂いが気になる人は、匂いを拡散させるためのワキ毛を全て剃ってしまうという方法が有効です。また、永久脱毛などで毛穴の機能を停止させてしまうと、フェロモンを拡散させることもできなくなるので、あなたの遺伝子的な魅力を感じ取ってもらいにくくなるかもしれないというリスクがあります。フェロモンで異性を引きつけたいという人は、永久脱毛は避けておきましょう。

「臭いのに落ち着く」の理由

汗をかいたあとに時間が経ってしまうと、はワキに雑菌が繁殖し、臭くなってしまう場合があります。しかし、そんなときでもワキの匂いを嗅ぐと「臭いのに落ち着く」と感じる相手は、遺伝子的に非常に相性が良いということがはっきりと言えるのです。

これを知ってしまうと、色々な人のワキの匂いを嗅いでみたくなってしまいますね。（笑）自分の恋人のワキの匂いで相性を知りたいけれど、相手はワキの匂いを嗅がせてくれないという人はいますか？そんなときは、腕枕をのときに自然に匂いを嗅いでみるというテクニックも使えますよ！（笑）

いかがでしたか？匂いフェチの人は、実は動物の本能に従っただけの行動で、全く変な癖を持っているわけでは無いようです。むしろ相性の良いパートナーを探す能力を十分に発揮しているだけなので、自信を持って匂いを嗅いでいきましょう！

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